第3戦アメリカズGP:アルコバ、今季自己ベストの8位を獲得
Yamaha VR46 Master Camp TeamのJ・アルコバは第3戦アメリカズGP決勝で、13番グリッドから5つポジションを上げて8位でゴールした。
アルコバは持ち前の粘り強さと戦略に長けたレーシングスキルを見せつけた。13番グリッド、5列目から好スタートを切り、オープニングラップを11番手で終了。その後はコンスタントな走りをキープしながら着実に前を目指し、8ラップ目にはレース中の自己ベストとなる2分08秒787を記録した。その勢いでA・アレナスをパスし、さらにA・カネトが遅れたこともあり11ラップ目には8番手までポジションを上げた。
残り2ラップとなった15ラップ目、アルコバは小椋藍を抑えて一時、7番手に浮上したが、最終ラップで逆転されて8位でゴール。全16ラップにわたり安定したペースを維持し、目標としていたトップ10入りを果たした。
この結果、アルコバは合計17ポイントでランキング12位。Yamaha VR46 Master Camp Teamはチーム・ランキング8位に浮上している。
Yamaha VR46 Master Camp Team
J・アルコバ選手(8位)
「スタートは完璧というわけにはいきませんでしたが、そこからしっかり挽回して、いいレースができたと思います。序盤のバトルは楽ではありませんでしたが、混乱から抜け出したあとは、前のグループを着実に追っていくことができました。彼らをパスするのには、かなり苦労しました。チームのみんなのハードワークに感謝します。
その一方で、予選のほうは悔しい結果になりました。わずかコンマ1秒差でグリッドは大きく離されてしまい、それによって決勝で厳しい戦いを強いられるのです。いずれにしても今回のパフォーマンスには満足していますし、今後、改善すべき点もわかっています。次回はヘレスで会いましょう」
G・ニエト(スポーツ・ディレクター)
「いいレースでした。強豪たちと終始、バトルしていました。13番グリッドは不利でしたが、ここから挽回するだけのポテンシャルやスピードがあることは明らかです。前進を目指し、予選順位を上げて、前3列を確保することに集中していきます。次のヘレスでは改善が見られると期待していますし、スターティング・ポジションが上がれば、より力強い戦いができると信じています」