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スーパーバイク世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどSBKクラスに関する情報をお届けします。

最新情報

24/02/24 Rd.1オーストラリア決勝

2024年02月24日レースリザルト

スーパーバイク世界選手権

レース専用に開発したマシンを使用するMotoGP世界選手権に対し、各メーカーの市販車両をベースにモディファイしたマシンで戦う、世界最高峰のプロダクションロードレース。1988年にスタートして以降、数々の二輪メーカーがエントリーしており、まさに市販車最速を決める世界的に人気のレースである。

ライダーは、WSBKに併催されるスーパースポーツ世界選手権(WSSP)からのステップアップ、MotoGP経験者、各地域や国内選手権出身者など、世界中から高い実力を備えたバラエティ豊かな顔ぶれが揃う。

カレンダーは、欧州を中心に組まれており、各大会でRace1、Superpole Race、Race2と3レースが行われる。この内Superpole Raceは10周のスプリントレースで、上位9位までにポイントが加算され、かつRace2の1-9番グリッドが決定される。予選のSuperpoleは、Race1とSuperpole Raceのフルグリッドと、Race2の10番手以下のグリッドを決めることとなる。そしてチャンピオンは、この3レースすべてで獲得したポイントによって決定する。

ヤマハ発動機は1995年からフル参戦を開始し、初のメーカータイトルは2007年、初のライダータイトルは2009年にベン・スピースによってもたらされた。その後、2011年をもって一旦活動を休止したが2016年に復帰。以来チャレンジを続け、2021年、トプラック・ラズガットリオグルが2009年以来2度目となるチャンピオンを獲得した。

WSSPは、1999年から世界選手権としてスタート。近年は主に、スーパースポーツ世界選手権300からステップアップする若手を中心に、WSBK などを目指すライダーたちの成長の場として重要な役割を果たしている。なお、各大会2レース制で行われている。

ヤマハ発動機にとって初のチャンピオンは2000年、J・トイヒャートによってもたらされた。その後は2009年にカル・クラッチロー、2011年にチャズ・デイビス、2013年にサム・ローズが続き、近年はドミニク・エガターが2021年、2022年と連覇。これまで10回のチャンピオンを獲得してきた。

ライダー紹介

#65 ジョナサン・レイ

Pata Prometeon Yamaha WorldSBK Official Team

#55 アンドレア・ロカテッリ

Pata Prometeon Yamaha WorldSBK Official Team

#77 ドミニク・エガター

GYTR GRT Yamaha WorldSBK Team

#87 レミー・ガードナー

GYTR GRT Yamaha WorldSBK Team

チーム

「Pata Prometeon Yamaha WorldSBK Official Team」は、2016年以来、ヤマハ・モーター・ヨーロッパ(YME)と、WSBKをはじめ、MotoGPやEWCなどで多くのレース経験を持つクレセント・レーシングが運営するヤマハトップチーム。

今シーズンは新たに、2015年から2022年までの6年間にわたり、超激戦のWSBKで6連覇を達成したレジェンドであり、最強のライバルでもあったジョナサン・レイがチームに加わった。そしてもう一名が、このチームで4年目を迎えたアンドレア・ロカテッリ。過去3年のランキングは4・5・4位とトップ3の直後につけており、今年こそはその壁を突破し、トップ3に食い込んでいくことが期待される。

「GYTR GRT Yamaha WSBK Team」のライダーは、昨年から継続となる。まず、2021・2022年とスーパースポーツ世界選手権でチャンピオンを獲得し、昨年WSBKにステップアップしランキング8位となったドミニク・エガター。2021年のMoto2チャンピオンで2022年はMotoGPを戦い、昨年からチームに加わり、ランキング9位となったレミー・ガードナー。ともに、今年はさらなる飛躍を目指す。

この4名がYZF-R1を駆り、2009年のベン・スピース、2021年のトプラック・ラズガットリオグルに続くチャンピオンを獲得に向けて全力で挑む。

マシン

YZF-R1(Pata Prometeon Yamaha WorldSBK Official Team)

ヤマハ発動機のMotoGPマシン「YZR-M1」の技術思想を織り込み、サーキット最速のポテンシャルを目指して開発。200馬力の出力性能に加え、高度な制御技術によりライダーが走りに集中できる高次元なハンドリングと走行性能を提供するスーパースポーツのフラッグシップモデル「YZF-R1」。

スーパーバイクに投入する「YZF-R1」は、この市販車をベースに定められたレギュレーションのなかでモディファイを行い、パフォーマンスを向上した専用マシンである。エンジンパーツ、排気システム、サスペンション、ブレーキなど、随所にレーシングアイテムを採用。車体重量はおよそ168kgまで削り取り、220馬力以上のパワーを絞り出す。2021年は13勝、2022年は14勝、2023年は7勝を上げており、強力なライバルたちとの激戦を繰り広げている。

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