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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

最新情報

23/09/24 Rd.19イギリス決勝

2023年09月25日レースリザルト

モトクロス世界選手権

FIM(国際モーターサイクリスト連盟)が、1957年にスタートさせたモトクロスの世界最高峰レース。当初は500ccのみだったが、1962年に250cc、1975年に125ccが追加された。その後、車両の4ストローク化などに伴いクラス設定が変更され、現在はMXGP(旧250cc/MX1)とMX2(旧125cc)の2クラスで開催されている。

この中でMXGPは、ヨーロッパを中心に世界中からトップライダーが集う最高峰クラス。4ストローク290cc以上-450cc未満/2ストローク175cc以上-250cc未満のマシンを使用する。中量級クラスとなるMX2は若手ライダーがMXGPを目指して参戦。マシンは4ストローク175cc以上-250cc未満/2ストローク100cc以上-125cc未満のマシンを使用する。

各クラスともに1大会2ヒートで行われ、全ヒートのポイントを合算してランキングを決定する。2023年は3〜10月まで、欧州を中心に20大会が開催される予定だ。

ヤマハ発動機は1971年のテスト参戦を経て、1972年から本格参戦を開始。この年、250ccと500ccで初優勝を果たすと、翌1973年には、後に世界のモーターサイクル用サスペンションの基準となる1本型サスペンション、"モノクロスサスペンション"を搭載したYZM250を駆るハカン・アンダーソンが250ccで初のチャンピオンをヤマハにもたらした。

その後も着実に勝利を積み重ね、2000年代に入ってからは、ステファン・エバーツが2003年から4連覇。2008年はアントニオ・カイローリ、2009年にはデビッド・フィリッパーツ、そして2015年にロマン・フェーブルがチャンピオンを獲得し、MXGP、250cc、MX1で、通算12回のライダータイトルを獲得している。

ライダー紹介

#91 ジェレミー・シーワー

Monster Energy Yamaha Factory MXGP Team

#959 マキシム・ルノー

Monster Energy Yamaha Factory MXGP Team

#259 グレン・コルデンホフ

Monster Energy Yamaha Factory MXGP Team

チーム

モトクロス競技の世界最高峰 MXGPには、Wilvo Yamaha MXGPを前身とする、ヤマハ・モーター・ヨーロッパのトップチーム「Monster Energy Yamaha Factory MXGP Team」が参戦する。

ライダーは2022年からの継続となる。昨年は5勝をあげるなど、ヤマハ勢トップのランキング2位となったジェレミー・シーワー。2021年にMX2でチャンピオンを獲得し、昨年はMXGPルーキーながら6勝をあげてランキング4位としたマキシム・ルノー。そして3勝をあげランキング5位を獲得したグレン・コルデンホフの3人が参戦する。

それぞれの成績からもわかると通り、2022年はフィンランド大会でこの3人が表彰台を独占するなど、トータルで14勝、22回の表彰台に立ち、5回の総合優勝を獲得して2015年以来となるコンストラクターズタイトルを獲得した。

今年は、フルモデルチェンジを果たした2023年モデルのYZ450FをベースとしたファクトリーマシンであるYZ450FMを駆り、2015年以来となる最高峰でのチャンピオンに挑む。

マシン

YZ450FM(Monster Energy Yamaha Factory MXGP)

「Synchronizing the YZ with Every Rider」をコンセプトに開発。パワフルで扱いやすい軽量な新設計エンジン、新設計クラッチと新トランスミッション、軽快性と安定性を高次元で両立した新設計バイラテラルビーム・フレーム、軽量コンパクトを具現化した外観デザインなど、フルモデルチェンジを果たした2023年モデルのYZ450F。
YZ450FMは、このYZ450Fをベースに、エンジン、車体の随所にファクトリースペックのパーツを惜しみなく投入。ハードパックからディープサンドまで欧州の過酷なコースコンディションに合わせて戦闘力を向上したMonster Energy Yamaha Factory MXGPの専用マシンである。カラーリングはMonster Energy社をタイトルスポンサーとするMotoGPとAMAスーパークロスのヤマハトップチームと共通のカラーリングを採用している。

YZ450FM(Monster Energy Yamaha Factory MXGP)

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