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第15戦インドネシアGP:アルコバは13位、佐々木は16位

第15戦インドネシアGP:アルコバは13位、佐々木は16位

Race Data レースデータ

■大会名称:Moto2世界選手権 第15戦インドネシアGP
■開催日:2024年9月29日(日)決勝
■開催地:マンダリカ/インドネシア(4.301km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:29度 
■路面温度:59度
■PP:A・カネト(1分33秒434)
■FL:A・カネト(1分33秒840)

Results リザルト

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 #44 A・カネト Fantic Racingカレックス 34'41.557
2 #79 小椋藍 MT Helmets – MSIボスコスクーロ 6.218
3 #21 A・ロペスBeta Tools SpeedUpボスコスクーロ 7.613
4 #54 F・アルデグエルBeta Tools SpeedUpボスコスクーロ 7.797
5 #15 D・ビンダーLiqui Moly Husqvarna Intact GPカレックス 8.097
6 #16 J・ロバーツOnlyFans American Racing Teamカレックス 9.823
7 #14 T・アルボリーノElf Marc VDS Racing Teamカレックス 10.394
8 #18 M・ゴンザレスQJMOTOR Gresini Moto2カレックス 11.000
9 #53 D・オンジュRed Bull KTM Ajoカレックス 14.436
10 #24 M・ラミレスOnlyFans American Racing Teamカレックス 16.895
11 #7 B・バルトゥスRW-Idrofoglia Racing GPカレックス 17.078
12 #13 C・ビエッティ Red Bull KTM Ajoカレックス 18.019
13 #52 J・アルコバ Yamaha VR46 Master Camp Teamカレックス 18.201
14 #75 A・アレナス QJMOTOR Gresini Moto2カレックス 18.616
15 #12 F・サラックElf Marc VDS Racing Teamカレックス 27.442
16 #22 佐々木歩夢 Yamaha VR46 Master Camp Teamカレックス 30.051

Rider Ranking ライダーランキング

順位 ライダー ポイント
1 小椋藍208
2 S・ガルシア166
3 A・カネト156
4 A・ロペス156
5 J・ロバーツ153
6 F・アルデグエル146
14 J・アルコバ 61
26 佐々木歩夢4

Team Ranking チームランキング

順位 チーム ポイント
1 MT HELMETS - MSI374
2 Beta Tools SpeedUp302
3 OnlyFans American Racing Team 232
4 QJMOTOR Gresini Moto2 193
5 Red Bull KTM Ajo165
6 Elf Marc VDS Racing Team163
11 Yamaha VR46 Master Camp Team65

Report レポート

第15戦インドネシアGP:アルコバは13位、佐々木は16位

Yamaha VR46 Master Camp TeamのJ・アルコバは、高温と強風のなか行われた決勝でハード・コンパウンドのタイヤを選択して13位。チームメイトの佐々木歩夢はオープニングラップで接触があり遅れたあと、16位まで挽回した。

過酷な暑さのなかで路面温度は59度まで上昇。前日のラップタイムとタイヤの消耗を考慮し、アルコバはハード・タイヤを選択していたが、この判断が不利に働き、序盤から苦戦した。

スタートでは好ダッシュを決めたものの、直後にウイリーする間に2つポジションダウン。3ラップ後には11番手まで挽回したが、ペースを維持することができずに後半で再び13番手に後退した。さらに最終ラップではC・ビエッティにも抜かれて14位でチェッカー。その後、7番手でゴールしていたI・ゲバラが技術的なレギュレーション違反により失格となったため、アルコバの最終成績は13位となった。

強風もあり、マシンのフィーリングは前日ほど順調ではなく、とくに第2セクターではタイムが伸びなかった。チームは今回、収集したデータをもとに、第16戦日本GPに向けてセッティングの調整に取り組んでいく。

チームメイトの佐々木も厳しい展開を強いられた。オープニングラップで他車と接触してポジションを下げ、フロント周りに不具合を抱えて右旋回が難しくなってしまった。ペースの安定性ではこのところ進化が見られるもののスピードはまだ目標に到達しておらず、F・サラッチとのバトルに敗れて16位。目標のポイント獲得に届かなかった。

Comments コメント

Yamaha VR46 Master Camp Team

J・アルコバ選手(15位)

「ハード・タイヤを選択したことで厳しい展開になってしまいました。金曜日にテストした時点ではペース、フィーリング、ラップタイムともに悪くなかったのですが、決勝ではかなり苦しめられました。判断は非常にクリアで、決してギャンブルではありませんでした。結果的に間違いだったことがわかりましたが、今も自分の決断を誇りに思っています。もしも期待通りに機能してくれたとしたら、大きな成果となったはずなのです。チームには申し訳なく、謝らなければなりません。でも同時に、リスクをかけることを許してくれた彼らに感謝しています。次の日本GPでまた頑張ります」

佐々木歩夢選手談(16位

「ペースもスピードも十分ではなく、ベスト・パフォーマンスには届きませんでした。しかしレースのなかで多くのことを学び、今は、改善できる部分や焦点を当てるべき箇所が理解できました。その意味ではとても重要なレースだったと思っています。ホームGPをとても楽しみにしています。母国のファンの前でポイントを獲得することが目標です」

G・ニエト(スポーツ・ディレクター)

「ジェレミー(アルコバ)はハード・コンパウンドを選択しましたが、それが裏目に出て目標の成績を獲得できませんでした。しかしこれがレースというもので、決断は簡単ではなく、また必ずしも正しいとは限りません。それでもときにはリスクをとる価値があるのです。結果的に彼にとっては非常に長いレースになってしまいましたが、ウイーク全体では調子が上がっており、先の4戦と比べてフィーリングも良くなっていました。私たちも今後の展開には自信を持っています。

歩夢は序盤で他のマシンと接触して後退し、フロント周りのフィーリングが落ちてしまいました。そのような難しい状況にもかかわらず、彼は今大会を貴重な勉強の機会ととらえています。すでに来週の日本GPに気持ちを集中しており、明確な目標も持っています」

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