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第10戦イギリスGP:アルコバが7位でランキング10位へ、佐々木は21位

第10戦イギリスGP:アルコバが7位でランキング10位へ、佐々木は21位

Race Data レースデータ

■大会名称:Moto2世界選手権 第10戦イギリスGP
■開催日:2024年8月4日(日)決勝
■開催地:シルバーストン/イギリス(5.902 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:19度 
■路面温度:33度
■PP:小椋藍(2分2秒940)
■FL:A・カネト(2分3秒984)

Results リザルト

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 #96 J・ディクソンCFMOTO Inde Aspar Teamカレックス 35'25.147
2 #44 A・カネト Fantic Racingカレックス 0.177
3 #13 C・ビエッティ Red Bull KTM Ajoカレックス 7.054
4 #3 S・ガルシア MT Helmets – MSIボスコスクーロ 8.476
5 #18 M・ゴンザレスQJMOTOR Gresini Moto2カレックス 8.718
6 #15 D・ビンダーLiqui Moly Husqvarna Intact GPカレックス 8.901
7 #52 J・アルコバ Yamaha VR46 Master Camp Teamカレックス 10.505
8 #75 A・アレナス QJMOTOR Gresini Moto2カレックス 11.689
9 #21 A・ロペスGT Trevisan SpeedUpボスコスクーロ 12.390
10 #81 S・アジウスLiqui Moly Husqvarna Intact GPカレックス 13.935
11 #84 Z・ファン・デン・グールベルクRW-Idrofoglia Racing GPカレックス 14.115
12 #54 F・アルデグエルGT Trevisan SpeedUp ボスコスクーロ 14.308
13 #64 B・ベンスナイダーPreicanos Racing Team カレックス 14.942
14 #79 小椋藍 MT Helmets – MSIボスコスクーロ 17.541
15 #24 M・ラミレスOnlyFans American Racing Teamカレックス 17.767
21 #22 佐々木歩夢 Yamaha VR46 Master Camp Teamカレックス 32.702

Rider Ranking ライダーランキング

順位 ライダー ポイント
1 S・ガルシア160
2 小椋藍142
3 J・ロバーツ123
4 F・アルデグエル112
5 A・ロペス100
6 M・ゴンザレス88
10J・アルコバ 57

Team Ranking チームランキング

順位 チーム ポイント
1 MT HELMETS - MSI302
2 GT Trevisan SpeedUp212
3 OnlyFans American Racing Team 168
4 QJMOTOR Gresini Moto2 144
5 CFMOTO Inde Aspar Team99
6 Fantic Racing78
10 Yamaha VR46 Master Camp Team57

Report レポート

第10戦イギリスGP:アルコバが7位でランキング10位へ、佐々木は21位

Yamaha VR46 Master Camp Teamのジェレミー・アルコバが7位を獲得。チームメイトの佐々木歩夢は21位でフィニッシュした。

アルコバは17番グリッドから今季最高とも言える完璧なスタート。序盤の混戦やフルタンク状態の負荷に手間取るところもあったが、3ラップ目には2分4秒863の好タイムをマークするなど好調ぶりを見せた。そして7ラップ以降はA・カネトと同等のスピードを維持し、とくに第3セクターと第4セクターでは強さを発揮。後半にかけて次々にポジションを上げていき、残り3ラップではA・アレナスを捉えて7位でゴールした。アルコバは今回、ウイーク初日から一歩ずつ着実に前進しながら上位陣との差を縮めていった。通常は最も苦労する土曜日のタイムアタックでも気を吐き、Q1で4番手に入りQ2進出を果たしていた。

一方の佐々木も好スタートを切り、28番グリッドからオープニングラップで3ポジションアップ。5ラップ目にはベストタイムの2分5秒462を記録し、安定性とハイペースをキープしながら集団について行った。佐々木は全17ラップを走り切って経験を重ね、貴重なデータを収集しただけでなく、レースのなかで、これまで抱えていた問題のほとんどを解決。チームにとっても価値ある大会となった。またトップとの差は開幕以来で最も小さくなっており、ハードワークの成果が現れている。

Comments コメント

Yamaha VR46 Master Camp Team

J・アルコバ選手(7位)

「たくさんのポジションの挽回することができ、いいレースになりました。ただ序盤はグリップが高く、マシンの向き替えに苦労してしまいました。今後もハードワークを続け、限界を追求して方向性を探していく必要があると思っています。チームの仕事には満足しており、絶好のスタートができたのもそのおかげです。もっとペースが上がると期待していましたが、オーバーテイクが難しく、これ以上ポジションを上げることはできませんでした。改善すべき個所はわかっているので、次回以降、さらに良くなってくると信じています」

佐々木歩夢選手談(21位

「今日のレースはとてもいい勉強になりました。何人かのライダーの後ろについて走り、その間にたくさんのことを学ぶことができました。予選で苦戦したので決勝も心配はありましたが、予選よりもうまくできたので良かったです。ペースは問題なく、集団について行くことができました。またこのタイプのコースでタイヤの劣化をコントロールするためのライディング・スタイルの調整方法も学びました。トップからはまだかなり離されていますが、次回また一歩前進できるよう頑張ります」

G・ニエト(スポーツ・ディレクター)

「ジェレミー(アルコバ)のレースにはとても満足しています。完璧なスタートを決め、終始プッシュし続け、依然として苦戦する部分がありながらも、最終的に10ポジションも挽回してくれました。上位陣との差も縮まっています。また今後さらに前進する方法を把握するための重要な大会ともなりました。

歩夢にとってはタフな3日間でしたが、そのすべての時間を使ってマシンを学び、経験を重ねました。決勝では他のライダーたちについて行き、彼らとバトルをして、今はMoto2への自信が深まっていると思います。彼とチームスタッフ全員で今後もポジティブかつハードな取り組みを続けていきます」

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