多くのライダーがミスなどで戦列を離れるなか、Yamaha VR46 Master Camp Teamのふたりの確実な走りが成功への鍵となった。S・マンジとM・ゴンザレスはそれぞれ15番グリッドと23番グリッドからスタート後、10位と11位でチェッカーを受けてポイントを獲得した。
マンジはスタートで出遅れるも17番手をキープ。C・ビエッティとゴンザレスを従える格好で前方グループとの距離を縮めていった。そのなかで5ラップ目にはビエッティに先行を許したが、ビエッティはその後、ミスで後退。さらに前方で転倒やコースアウトがあり、マンジは徐々に順位を上げていった。
こうして9番手まで浮上したあとB・バルトゥスに抜かれて一旦は10番手に後退するも、バルトゥスはその後、転倒。しかし終盤では、再び追い上げてきたビエッティを抑えきれず、10位に後退してチェッカーを受け、前回に続き貴重なポイントを持ち帰った。
チームメイトのゴンザレスはオープニングラップでひとつ上げ、2ラップ目もその勢いをキープ。序盤で16番手まで浮上してマンジについて行ったが、集団が大きく膨らむにつれ、後方から追い上げたバルトゥスとG・ロドリゴに取り込まれてしまう。3台で何度もポジションを入れ替える激しいバトルを展開し、最終的にそこから抜け出したのがゴンザレスだった。
バルトゥス、ロドリゴを含め多くがミスをおかす一方で、ゴンザレスは確実な走りを維持し、後半のほとんどの時間帯で11番手をキープした。その後、一旦は10番手に上がったものの、残り3ラップでビエッティに先行を許して11位でチェッカーとなった。
この結果、ゴンザレスは合計21ポイントを獲得してランキング16位。K・クボが合計4ポイントで27位。マンズィは9ポイントで20位まで上がっている。Yamaha VR46 Master Camp Teamは合計34ポイントでランキング10位に浮上している。