エキサイティングなレースに意欲を見せていたYamaha VR46 Master Camp TeamのM・ゴンザレスとK・クボだが、ともにオープンングラップで転倒リタイアと残念な結果に終わった。
ゴンザレスはウイークを通して進歩を続け、その成果を決勝に活かそうと意気込んで臨んでいた。しかし19番グリッドからスタート後、オープニングラップの第11コーナーで転倒。幸い怪我はなかったが再スタートはならなかった。
一方、フィーリングをつかみきれないまま決勝に臨んだクボは、スタート後4つ目のコーナーで転倒。背中に痛みがあり、再スタートすることはできなかった。
この結果、ゴンザレスはチャンピオンシップ・ポイントで合計44ポイントのランキング18位。クボは合計4ポイントのランキング28位。Yamaha VR46 Master Camp Teamは合計57ポイントでランキング11位を維持している。
Yamaha VR46 Master Camp Team
M・ゴンザレス選手談(DNF)
「2戦連続でチェッカーフラッグを受けられずに終わってしまいました。今日は意欲満々で臨んでいましたし、順位を挽回してトップ10を狙えると思っていたので本当に悔しいです。実際のところ、次のコーナーで前のライダーをパスしようと考えていました。その矢先にまったく思いがけず転倒してしまったのです。チームに対して申し訳ない気持ちでいっぱいです。でもすぐに取り返します」
K・クボ選手談(DNF)
「スタートはとてもうまくいって、大勢をパスすることができました。懸命にプッシュしている最中に他のライダーが転倒し、そのマシンが当たって私もまた転倒してしまいました。背中にひどい痛みを感じましたが、骨折はありません。まずは休養が必要です」
G・ニエト(スポーツ・ディレクター)談
「残念ながら、あまりお話しすることがありません。今日のレースはあまりにも早く終わってしまいました。ゴンザレス選手については大きな期待を持っていましたが、1周目の超高速コーナーで転倒してしまいました。時速247kmで走行中でしたが、幸いにも彼に怪我はありませんでした。次回に向けて間違いなくモチベーションを高めているはずです。クボは最悪の形でウイークを終えました。気持ちを切り替え、次のアラゴンに集中してもらいたいと思います」