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ゴンザレスが2戦連続で5位を獲得

ゴンザレスが2戦連続で5位を獲得

Race Data レースデータ

■大会名称:Moto2世界選手権第19戦マレーシアGP
■開催日:2022年10月23日(日)決勝結果
■開催地:セパン/マレーシア(5.548km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:31度
■路面温度:38度
■PP:小椋藍(2分6秒405)
■FL:T・アルボリーノ(2分7秒132)

Results リザルト

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 T・アルボリーノELF Marc VDS Racing Teamカレックス 38'25.233
2 A・ロペスCAG Speed Upボスコスクーロ 11.411
3 J・ディクソン Inde GASGAS Aspar Teamカレックス 11.802
4 A・フェルナンデス Red Bull KTM Ajoカレックス 13.206
5 M・ゴンザレスYamaha VR46 Master Camp Teamカレックス 14.770
6 M・シュロッターLiqui Moly Intact GPカレックス 17.166
7 C・ボビエ American Racingカレックス 20.222
8 A・カネト Flexbox HP40カレックス 24.279
9 J・アルコバ Liqui Moly Intact GPカレックス 24.407
10 F・アルデグエルBeta Tools Speed Up ボスコスクーロ 24.482
11 F・サラックGresini Racing Moto2カレックス 30.636
12 L・ダラ・ポルタItaltrans Racing Teamカレックス 33.595
13 A・アレナス Inde GASGAS Aspar Teamカレックス 34.448
14 B・ベンスナイダーPertamina Mandalika SAG Team カレックス 34.927
15 羽田太河Pertamina Mandalika SAG Teamカレックス 43.757
16 K・クボYamaha VR46 Master Camp Teamカレックス 44.940

Rider Ranking ライダーランキング

順位 ライダー ポイント
1 A・フェルナンデス251.5
2 小椋藍 242
3 A・カネト 200
4 T・アルボリーノ175.5
5 C・ビエッティ 165
6 J・ディクソン159.5
17M・ゴンザレス66
23S・マンジ9
25 K・クボ7.5

Team Ranking チームランキング

順位 チーム ポイント
1 RED BULL KTM AJO403.5
2 IDEMITSU HONDA TEAM ASIA 370
3 FLEXBOX HP40283
4 INDE GASGAS ASPAR TEAM238.5
5 ELF MARC VDS RACING TEAM 230.5
6 BETA TOOLS SPEED UP229.5
11Yamaha VR46 Master Camp Team82.5

Report レポート

Yamaha VR46 Master Camp TeamのM・ゴンザレスが、第18戦に続き今季自己ベストタイとなる5位を獲得。チームメイトのK・クボも好レースを展開し、複数台をパスして16位でチェッカーを受けた。

Moto2ルーキーのゴンザレスは、初めて訪れたセパン・インターナショナル・サーキットで素晴らしいレースを展開。一時3番手に上がり、チームにとっても初となる表彰台にあと一歩と近づいたが、終盤では腕の痛みの影響で後退したものの5位でフィニッシュ。一方のクボも決勝で健闘し、23番グリッドから16位まで挽回し、チェッカーを受けた。

5番グリッドからスタートしたゴンザレスは9番手に後退して第1コーナーへ進入。続く第2コーナーでは複数台が絡むアクシデントが発生したが、これを巧みに避けてポジションを回復した。ここからすぐさまチャージを開始し、好調ペースを維持して前方との差を詰めていく。そして2ラップ目にはJ・ディクソンをとらえて4番手に浮上した。

その後もひたすら身体を伏せてプッシュを続けていたゴンザレスは、3位までのコンマ5秒強の差を着実に詰め、7ラップ目にはA・ロペスに仕掛けてパスに成功した。この時点でトップ2からは5.3秒ほど離されていたため3位キープに集中していたが、残り5ラップ頃から腕に問題が出始め5位に後退し、チェッカーを受けた。

一方のクボは23番グリッドからやや出遅れたものの、序盤の混乱を避け、グリッド・ポジションをキープしてオープニングラップを終了した。その後はペースを維持して少しずつ順位を挽回。7ラップ終了までに19番手に上がると、同じくYamaha VR46 Master Campの卒業生で、今回はワイルドカード参戦しているK・ダニエル・カスマユディンを引き離していった。

自信を深めたクボはS・ディラン・ケリーをとらえ、続いてM・ラミレスをパスして17番手へ。残り6ラップでは前方との差を5.5秒から1秒強まで短縮する力強さを見せた。また終盤で1台が転倒したため、クボは16位でチェッカーを受けている。

この結果、ゴンザレスは合計66ポイントでランキング17位に浮上。クボは合計7.5ポイントでランキング25位を維持している。Yamaha VR46 Master Camp Teamは合計82.5ポイントでランキング11位。

Comments コメント

Yamaha VR46 Master Camp Team

M・ゴンザレス選手談(5位)

「今日はきっとうまくいくと信じていました。ところが腕に痛みが出てしまい、表彰台を逃すこととなってしまいました。マシンに自信がありましたし、スピードも十分だったので、3位を走っていたときには、今年のこれまでの仕事はすべて、この日のためのものだったと考えていました。ついにここまでたどり着いたのです。チーム全員が望んでいる表彰台を獲得するために、あとは腕を治さなければなりません」

K・クボ選手談(16位)

「午前中のウォームアップはハーフ・ウエットの状態でした。レインタイヤを装着し、ウエット用セッティングを試してみると感触は悪くありませんでした。単独走行だったので自分自身に集中し、好タイムも出て7番手を獲得することができました。決勝では第2コーナーで誰かが目の前で転倒しました。このときに集団から離されてしまったのですが、懸命にプッシュして追い上げました。全力を尽くし、かなり大きかった差を縮めることができました。そして終盤では数台パスして16位でゴールしました。ベストリザルトではありませんが、レースをしっかりコントロールし、昨日立てた目標を達成できたことを嬉しく思います。すべてのサポートに感謝しています。バレンシアで会いましょう」

G・ニエト(スポーツ・ディレクター)談

「ゴンザレス選手のレースはほぼ完璧でした。好スタートを切りペースも良く、レース全体の半分以上で3・4番手をキープしていました。しかし残念なことに、終盤で前腕の痛みが出て表彰台を逃してしまいました。トップの小倉が転倒したので、彼には2位獲得の可能性もあったのです。オフシーズンの間に腕の問題を解決するため、チームで彼をサポートします。クボ選手もスタートを除けば、よくレースをコントロールし、何台かパスし、最後はポイントにあとわずかと迫ることができました。彼にとっては非常にポジティブな結果であり、最終戦に向けてモチベーションを上げていく要因になると確信しています」

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