Correos Prepago Yamaha VR46 Master Camp TeamのM・ゴンザレスは、ホームGPで限界までプッシュして13位でチェッカー。チームメイトの野左根航太は最終戦での活躍を目指したが、オープニングラップで転倒してリタイアとなった。ふたりはこのレースを最後に、同チームを離れることとなっている。
ゴンザレスは18番グリッドと、オーバーテイクの難しいタイトなこのコースでは非常に厳しい状況。それでもオープニングラップで15番手に上がり、さらに2ラップ目には2台をパスしてP・アコスタと小椋藍を追って行った。しかし一旦、14番手に後退。その後もなかなか追いつけない展開が続いたが、終盤になって再びペースを上げると、1秒以上あった差を縮めて残り2ラップでB・バルトゥスの背後に接近した。そして最終ラップに入るところでオーバーテイクに成功。しかしすぐに抜き返されてしまったため、最終セクターでもう一度、仕掛けると、今度は抑えきって13位でチェッカーを受けた。
一方の野左根は31番グリッドからスタート後、ポジションアップを目指したが、オープニングラップの第3セクターで転倒。前日の予選中の転倒による痛みも残るなか、思うような走りができないままレースを終えた。クリニカ・モバイルおよび地元の病院での検査の結果、指の骨折と診断された。
この結果、ゴンザレスは合計145.5ポイントでランキング8位、Correos Prepago Yamaha VR46 Master Camp Teamも同じく145.5ポイントのチーム・ランキング8位で2023シーズンを終えた。同チームは2日後の2024シーズンに向けたテストで佐々木歩夢とジェレミー・アルコバを迎えることとなっている。
また、チームはすべてのスポンサーおよびパートナーのサポートと熱意に感謝の意を表する。またゴンザレスと野左根のハードワークと献身、そしてともに過ごした思い出に感謝している。