Correos Prepago Yamaha VR46 Master Camp TeamのM・ゴンザレスが、昨年のチーム加入後、通算8度目となる5位を獲得。チームメイトの野左根航太はオープニングラップで9台を抜き、周囲のライバルとバトルを展開していたが、5ラップ目の第16コーナーで転倒しリタイアとなった。
ゴンザレスはスタートで出遅れてやや順位を下げたあと、素早く挽回してオープニングラップを3番手で終了。2ラップ目にはT・アボリーノに先行されるも、背後にぴったりとついてチャンスを待った。ディフェンシブなラインをとるアボリーノを抜きあぐねるうち、一旦は後方から迫ったF・アルデグエルにも先行を許したものの、追撃の手を緩めることはなく、7ラップ目には再びアボリーノをパスして4番手に浮上した。
Moto2初表彰台を目指すゴンザレスはその後もプッシュを続けたが、トップ3との差は少しずつ拡大していった。その一方で背後に迫るアボリーノとJ・ディクソンを抑えながら、攻めと守りを繰り返して懸命に4番手をキープした。リアタイヤにハードコンパウンドを選択したゴンザレスは、ライバルたちの柔らかめのタイヤが消耗する終盤に賭けていたが、逆に最終ラップでディクソンに抜かれ、自己ベストタイ、Moto2で8度目となる5位でチェッカーを受けた。
一方の野左根は、29番グリッドから絶好のスタートを切って18番手へ浮上。バトルに加わりながら20番手でオープニングラップを終了し、5ラップ目にはL・バルダッサーリに先行されて21番手に後退した。すぐさま挽回を目指してペースを上げたが、そのあとの第16コーナーで他車と接触して転倒。再スタートできず、そのままリタイアとなった。
この結果、ゴンザレスは合計115ポイントとなり、ランキングをふたつ上げて7位。Correos Prepago Yamaha VR46 Master Camp Teamも同じく合計115ポイントでチーム・ランキング8位へ浮上した。