ゴンザレスがポルトガルGPで5位獲得

ゴンザレスがポルトガルGPで5位獲得

Correos Prepago Yamaha VR46 Master Campのマニュエル・ゴンザレスが、表彰台を目指して果敢な走りを見せた。最終的には5位でゴールし、2023シーズンにおける高い可能性を予感させる結果となった。

ゴンザレスは5番グリッドからスタート後、オープニングラップでふたつポジションを下げたが、すぐさま挽回を図る。3ラップ目の第1コーナーと第3コーナーの進入で次々に2台をパスし、さらにＦ・サラックがはらむ間に4番手に浮上。続いてＣ・ヴィエッティの前へ出るとトップ争いの2台を追って行った。

しかし9ラップ目、背後に迫って来たＴ・アルボリーノがスリップストリームを利用して前へ。ゴンザレスも懸命にプッシュを続けたが、そのペースについて行くことができなかった。終盤になると腕に力が入らなくなり徐々にペースダウン。残り5ラップでもうひとつポジションを下げたが、Moto2で自己ベストタイとなる5位でチェッカーを受けた。この結果、11ポイントを獲得したゴンザレスはランキング5位につけている。

ゴンザレスのチームメイトの野左根航太は、前日のプラクティス3（P3）で腰椎を負傷して決勝を欠場した。チームは完治を待ち、早い復帰を望んでいる。

Correos Prepago Yamaha VR46 Master Camp

M・ゴンザレス選手談（5位）

「決勝で5位を獲得しました。素晴らしい成績だと思います！　シーズン前のテストから今週末まで、私たちはとてもいい仕事ができました。そして今日は表彰台を狙えると考えていましたが、結果を見れば、これまで通りの仕事を続けていくことが重要だとわかりました。これから表彰台と勝利を視野に戦っていきます。今日の結果には満足です。アルゼンチンでまた会いましょう。そのときは、より一層の進化を目指します」

G・ニエト（スポーツ・ディレクター）談

「今日はとてもいいレースができました。ゴンザレス選手は終盤で腕に疲れが出てしまいましたが、それまでのタイムは速く、安定していました。とくに重要なのは、私たちが今年はトップと競り合えることを証明できたことです。ヤマハとCorreos Prepagoのサポートに感謝しています。また、私たちは野左根選手の早い回復を祈っています。彼の不在を寂しく感じており、できるだけ早く戻って来てくれることを願っています」