Correos Prepago Yamaha VR46 Master Camp TeamのM・ゴンザレスにとっては厳しい戦いとなった。レース終盤で腕上がりの症状が出てペースが上がらず、少しずつ後退して10位でゴール。チームメイトの野左根航太は前半で数台とバトルを展開したが、後半は単独走行となり22位でチェッカーを受けた。
ゴンザレスはフリープラクティスで15番手となりQ2に進出できず、Q1でもトップ4に届かず6番手に留まったため、予選順位は20番手と苦しい状況となった。それでも決勝ではスタートで勢いよく飛び出して一気に14番手まで浮上。そして序盤から激しいチャージを見せ、2ラップ目で13番手、3ラップ目で11番手と次々に抜いていった。さらにこのあとA・カネトがダブル・ロングラップ・ペナルティにより後退し、J・ディクソンとC・ビエッティが転倒したため、ゴンザレスは自動的に8番手へと浮上した。
この時点で7番手から0.776秒離されていたが、その一方で、後方には小椋藍が迫っており、11ラップ目には先行を許してしまう。この頃から腕上がりの症状が出始めてペースが上がらなくなり、最終ラップではI・ゲバラにも抜かれて10位でゴールした。
一方の野左根は29番グリッドから好スタートを切り、序盤で23番手まで挽回。その後しばらくは周囲の数台とバトルを展開していたが、7ラップ目には最後尾の25番手まで後退してしまった。レース後半はM・カサデイの背後を走行しながらチャーン・インターナショナル・サーキットでの経験を重ねていたが、少しずつ差を広げられて単独走行に。この間にも前方で2台の転倒があり、最終的に22位でゴールラインを通過した。
この結果、ゴンザレスは合計122.5ポイントでランキング8位、Correos Prepago Yamaha VR46 Master Camp Teamも同じく122.5ポイントでチーム・ランキング8位となっている。