Correos Prepago Yamaha VR46 Master Camp TeamのM・ゴンザレスは、前日の予選で自身初となるフロントローを獲得。決勝でも最後までトップグループについて行くことを目標としていたが、徐々に後退して7位でゴール。チームメイトの野左根航汰はグリッド27番からスタート後、周囲のライダーとバトルを展開しながら22ラップを走り切り、21位でレースを終えている。
ゴンザレスは3番グリッドから好スタートを切り、しばらくポジションをキープしたあと5番手に後退。そのままトップグループについて行きたいところだったが、まもなくトップ3台が抜け出し、差をつけられてしまった。8ラップ目にはそのなかからA・カネトが転倒したため、再び表彰台のチャンスが見えてきたが、後方からはT・アルボリーノが追い上げており、残り7ラップの第4コーナーで抑え切れずに5番手に後退。ゴンザレスはその後も懸命に挽回を図るも届かず、さらに数ラップ後には小椋藍、S・チャントラにも先行を許して7位でチェッカーを受けた。
チームメイトの野左根は、27番グリッドからふたつ上げてオープニングラップを終了。序盤は集団に加わりさまざまなライダーとバトルを展開していたが、ポジションを上げることはできずに再び27番手に後退した。少しでも多くの経験を積むことを目標に、前を走るS・ディラン・ケリーを懸命に追って行く。この間、前方ではカネトが転倒し、R・スキナーがピットに戻ったことにより25番手に浮上。依然としてケリーの背後につけていた野左根は、数ラップ後についにパスに成功。さらに数台の転倒もあり、16ラップ目には22番手まで浮上した。終盤で再びケリーに先行されたものの、最終ラップで2台が転倒したため21位でチェッカーを受けた。
この結果、ゴンザレスは合計83ポイントでランキング10位に浮上。Correos Prepago Yamaha VR46 Master Camp Teamは、同じく合計83ポイントでチーム・ランキング9位を維持している。