MotoGP/Moto2
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPとMoto2に関する情報をお届けします。
Rd.19 11月1日 マレーシア
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第19戦マレーシア
■開催地:セパン/マレーシア(5.543km)
MotoGP 10月31日(土)
■コースコンディション:ドライ
■予選 気温:33度/路面温度:43度
■スプリント 気温:36度/路面温度51度
■周回数:10周(55.43 km)
■PP:A・マルケス(1分56秒493/ドゥカティ)
■FL:P・アコスタ(1分58秒196/KTM)
MotoGP 11月1日(日)
■コースコンディション:ドライ
■決勝 気温:36度/路面温度:55度
■周回数:20周(110.86 km)
■PP:A・マルケス(1分56秒493/ドゥカティ)
■FL:P・アコスタ(1分59秒261/KTM)
Moto2 10月31日(土)
■コースコンディション:ドライ
■予選 気温:35度 ■路面温度:50度
■PP:D・ホルガド(2分02秒875/カレックス)
Moto2 11月1日(日)
■コースコンディション:ドライ
■決勝 気温35度 ■路面温度53度
■周回数:17周(94.231km)
■PP:D・ホルガド(2分02秒875/カレックス)
■FL:D・アロンソ(2分4秒422/カレックス)
REPORT
MotoGP
クアルタラロ選手11位、リンス選手12位
気温36度の過酷な暑さのなかで行われた第19戦マレーシアGP決勝レースで、Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロ選手とA・リンス選手は、それぞれ11位と12位でフィニッシュした。
クアルタラロ選手は18番グリッドからスタートし、オープニングラップでJ・ミラー選手とM・ビニャーレス選手(KTM)をパス。さらに2ラップ目にはI・レクオナ選手(ドゥカティ)、9ラップ目にはF・バニャイア選手(ドゥカティ)をとらえて14位に浮上した。この時点で前方を行くリンス選手との差は約1.5秒。後続との距離が開いていたことから自分のリズムに集中し、少しずつ差を縮めて背後に迫り、残り2ラップで仕掛けてオーバーテイクに成功した。前方で2台の転倒があり、クアルタラロ選手は11位でゴール。トップとの差は25.826秒だった。
リンス選手は17番グリッドから絶好のスタート。第1コーナーをアウト側から回ってポジションを上げ、オープニングラップを15位で終えた。2ラップ目にはバニャイア選手をとらえ、続いてF・モルビデリ選手(ドゥカティ)について行ったが、その後、少しずつ離されてしまった。前方の転倒などもあり、残り4ラップで11位に上がったリンス選手。しかし2ラップ後にはチームメイトのクアルタラロ選手が背後に迫り、先行を許して12位となった。トップとの差は27.063秒だった。
この結果、クアルタラロ選手は合計79ポイントでランキング14位、リンス選手は合計29ポイントでランキング20位。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計108ポイントでチーム・ランキング10位、ヤマハは合計105ポイントでコンストラクターズ・ランキング5位となっている。
ミラー選手16位、フェルナンデス選手は転倒リタイア
Prima Pramac Yamaha MotoGPのJ・ミラー選手が16位。チームメイトのT・ラズガットリオグル選手は怪我のため欠場し、代わりに出場したA・フェルナンデス選手は2ラップ目に転倒リタイアとなった。
ミラー選手は多くの時間帯で中段グループに加わりバトルしていたが、ウイークを通じて悩まされていたグリップの問題が発生。終盤はポジションキープが難しくなって徐々に後退し、最終的に16位でゴールした。
フェルナンデス選手は決勝の条件で経験を積むことを重要な目標のひとつとしていたが、2ラップ目に転倒し、早々にリタイアすることになってしまった。
Moto2
ゲバラ選手4位、ポイント差を3.5に縮小
BLU CRU Pramac Yamaha Moto2のI・ゲバラ選手が4位を獲得し、ランキングトップとの差を3.5ポイントまで縮小した。チームメイトのA・フェランデス選手は、セパン・インターナショナル・サーキットで初のレースを20位で終えた。
ゲバラ選手は予選3位を獲得し、フロントローから決勝をスタート。オープニングラップを4位で終え、トップグループについて行こうとしていたが、3ラップ目以降、前方との差が0.5秒以上に広がり始めた。4ラップ目にはチャンピオン争いのライバル、M・ゴンザレス選手が約2秒後方の5位に浮上。ゲバラ選手は素早く対応し、ゴンザレス選手との差をコントロールしながらタイトル争いのバトルに集中していった。そして暑く過酷な17ラップを集中力を維持して走り切り、トップから6.182秒差の4位でチェッカーを受けた。
フェランデス選手は24番グリッドからスタート。オープニングラップはポジションを維持し、その後バトルに加わった。Z・ファンデン・グールベルグ選手を追いかけ、9ラップ目にパスに成功。前方の転倒などもあって20位に上がり、トップから30.301秒差でゴールした。
この結果、ゲバラ選手は合計273ポイントでランキング2位、トップとの差は3.5ポイントに縮まった。フェランデス選手は合計17.5ポイントでランキング22位タイ。BLU CRU Pramac Yamaha Moto2は合計290.5ポイントでチーム・ランキング3位となっている。
MotoGP QUALIFYING RESULT
MotoGP SPRINT RESULT
MotoGP RACE RESULT
MotoGP LAP CHART

Moto2 QUALIFYING RESULT
Moto2 RACE RESULT
MotoGP RIDERS RANKING
MotoGP CONSTRUCTORS RANKING
Moto2 RIDERS RANKING
COMMENT
MotoGP
Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手(11位)
「全力で戦いました。そしてレースは予想通りの展開になりました。フィーリングは金曜日よりもいくらか良くなりましたが、まだ希望の状態には届いていません」
A・リンス選手(12位)
「本当にタフな戦いでしたが、いつも通り全力を尽くしました。スタートがとてもうまくいって、いくつかポジションを上げることができました。でもピットボードに"クアルタラロ1.6秒"と出ていて、続いて1秒となり...スムースに乗れていたはずなのですが、結局、抜かれてしまいました。レースのあと彼と少し話をしたら、私がフロントの限界ぎりぎりまで攻めていたことがわかっていたようです。そして残り12ラップでグリップが大幅に低下してしまいました。非常に厳しく、体力的にもタフなレースでしたが、大いに楽しみ、なんとかやり遂げました」
M・メレガリ(チーム・ディレクター)
「シーズンのなかでも最も暑いコンディションとなり、非常に過酷な20ラップでした。身体的に厳しかっただけでなく、戦術面でもタイヤ・マネジメントが極めて重要な戦いになりました。そのなかでファビオ(クアルタラロ)とアレックス(リンス)は全力を尽くしました。アレックスは序盤でペースを上げ、ファビオは終盤に余力を残しました。もちろん、トップ10圏外は望んだ順位ではありませんが、ウイークを通じて厳しい状況のなかで最大限の結果を出してくれました」
Prima Pramac Yamaha MotoGP
J・ミラー選手(16位)
「長く、厳しいレースでした。スタートからフィニッシュまで、攻めるよりもサバイバルのような戦いでした。ですから、今日はあまり話すこともありません。序盤で何度か危ない場面がありました。そして10ラップ目あたりでは前方グループから徐々に離され、彼らよりも苦しい状況だとわかりました。ライディングについてもエンジン・マッピングの面でも最善の調整を試みましたが、終盤は成すすべない状態で、これ以上はどうすることもできませんでした。
タイヤの摩耗が明らかな要因でした。コンディションはこれまでで最も過酷で、第1コーナーは毎回、まるでスケートリンクのようでした。なかでも私にとって最大の問題は、コース上と縁石とでグリップに大きな差があったことです。そのため、できる限り縁石を利用しようとしていたのです。本当に難しい状況でした」
A・フェルナンデス選手(DNF)
「ミスをしてしまいました。自分のミスです。序盤は他のヤマハ勢について行きました。昨日のペースから考えても、ついて行ってオーバーテイクも試せると確信していました。あのときはレクオナ選手の後ろを走っていたのですが、エンジン性能の違いから、コーナーで遅れ、ストレートでさらに離されてしまいました。それでもなんとかパスしようと仕掛けていったのですが、少し早過ぎたのかミスをしてしまいました。
このような結果に終わりましたが、ライディング自体は好調でした。自分のペースが戻ってきて、マシンのフィーリングも良く、前進できていると感じています。体力的にも問題なく、ウイークを通じて暑さに適応できました。決勝レースを完走することが身体のコンディションを立て直す上で重要だったので、それができず残念です。それでも身体面、精神面、ライディングの面でも少しずつ上向いていると思います。昨日のスプリントを含め、全体的な進化に満足しています」
G・ボルゾイ(チーム・ディレクター)
「今回もまた、難しいウイークになってしまいました。とくにレースのリズムを立て直し、残る数戦に備えたかったアウグスト(フェルナンデス)にとって、決勝レースを完走できなかったことは本当に残念です。セパンは体力的に非常に過酷なコースで、コンディションも難しかったため、残念ながら転倒してしまいました。
ジャック(ミラー)は、いいレースを展開しました。他のヤマハ勢を含む数台でバトルするなど好調でした。でも終盤になるとタイヤ性能が落ちてきてしまいました。ひどく摩耗していて、これ以上はどうすることもできない状態だったので、データ分析を通して原因の追求が必要です。最後の1ポイントを持ち帰ってくれることを期待していたのですが、残念ながら逃してしまいました」
Moto2
BLU CRU Pramac Yamaha Moto2
I・ゲバラ選手(4位)
「4位という結果になりましたが、今日のレースは体力的に最もタフなレースのひとつだったと思います。万全の状態でウイークに突入し、決勝中もずっとアクティブに攻め続け、暑さのなかでも集中力を保っていましたが、レースが終わってピットに戻ると、どっと疲れが出てしまいました。
出来る限りタイヤをセーブしたかったのですが、マシンの向き替えに苦戦し、コーナー立ち上がりでうまくグリップしなくなってしまいました。ピケラス選手は昨日、あまりペースが上がっていなかったので、落ちてくるのでないかと待っていたのですが、今日は非常に調子が良く、思った以上にスピードがありました。
4位を獲得し、チャンピオンシップではマヌ(ゴンザレス)との差がまた少し縮まりました。ランキングトップに立ってこの地を離れることを目標にしていたので、それは叶いませんでしたが、着実に近づいていることは前向きにとらえることができます。序盤はかなりハイペースでしたが、後半は確実に完走するためややペースを落としました。全体的にはウイークを通じて安定していたので満足しています。チームのみんなのハードワークに心から感謝しています」
A・フェランディス選手(20位)
「とても難しいレースでした。昨日からマシンのフィーリングがあまり良くなく、セッティングに苦戦していました。今日さらに何か所か変更を試みましたが、残念ながら、私が求めているような感覚にはたどり着きませんでした。
時にはこのようなレースもあるでしょう。重要なのはあきらめずに作業に取り組み、集中力を切らさず、懸命にプッシュし続けることです。今回の成果をしっかり評価し、次回さらに強くなって戻ってくるべく全力を尽くします」
A・デ・アンジェリス(チーム・マネジャー)
「今日のイサン(ゲバラ)の4位は満足していい結果です。ウイークの最初のセッションからずっと好調だったので表彰台争いを期待しましたが、最も重要なことは、この非常に過酷なレースを最後まで走り切り、マヌエル(ゴンザレス)との差を数ポイントでも縮めることです。また、あらゆるコースでいい走りができていることに自信を持っています。
イサンはどんな状況でも常に最良の結果を引き出す術を心得ています。勝てる速さを持っているときは優勝を狙い、それ以外の結果が最善策である場合は、そこを目指してレースをコントロールしていきます。熱くなりすぎて自分を見失ったり、不要なリスクをおかしたりすることはありません。これが重要な資質であり、今日もまたその能力を見せてくれました。彼とチームを祝福します。私たちは今後も引き続き努力します。
アルベルト(フェランデス)については、良い部分とこれから改善すべき部分の両方を見ていく必要があります。レース中盤以降、タイヤやマシン、身体的疲労のコントロールが難しくなったときでも、彼は他のライダーたちよりもうまくペースを維持していました。ライバルたちのほうが、パフォーマンス低下が激しかったのです。順調に成長を続けており、ここを基盤としてさらに積み上げていきます」























