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MotoGP/Moto2

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPとMoto2に関する情報をお届けします。

Rd.13 8月30日 アラゴン

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第13戦アラゴン
■開催地:アラゴン/スペイン(5.077km)

MotoGP 8月29日(土)
■コースコンディション:ドライ
■予選 気温:25度/路面温度:36度
■スプリント 気温:29度/路面温度:51度
■周回数:11周(55.847 km)
■PP:M・ベッツェッキ(1分44秒962/アプリリア)
■FL:M・マルケス(1分46秒486/ドゥカティ)

Moto2 8月29日(土)
■コースコンディション:ドライ
■予選 気温:28度 ■路面温度:50度
■PP:A・ロペス(1分49秒405/カレックス)

MotoGP 8月30日(日)
■コースコンディション:ドライ
■気温:31度/路面温度:51度
■周回数:23周(116.771km)
■PP:M・ベッツェッキ(1分44秒962/アプリリア)
■FL:M・マルケス(1分46秒736/ドゥカティ)

Moto2 8月30日(日)
■コースコンディション:ドライ
■気温:28度 ■路面温度:45度
■周回数:19周(96.4631km)
■PP:A・ロペス(1分49秒405/カレックス)
■FL:I・オルトラ(1分50秒198/カレックス)

REPORT

MotoGP

Monster Energy Yamaha MotoGP
リンス選手13位でポイント獲得、クアルタラロ選手は18位

Monster Energy Yamaha MotoGPのA・リンス選手が予選19番手から13位を獲得。F・クアルタラロ選手は厳しい展開を強いられ18位で終えた。

リンス選手は母国ファンの前でファイティング・スピリットを見せた。19番グリッドからスタート後、2ラップ目までにふたつポジションアップ。さらにライバルたちの転倒などもあり、6ラップ目には13番手まで浮上した。13ラップ目にL・マリーニ選手(ホンダ)を捉えると、B・ビンダー選手(KTM)を従える格好でJ・ミル選手(ホンダ)を追撃したが、17ラップ目にビンダー選手が先行。リンス選手も2ラップ後にミル選手の背後に迫りプレッシャーをかけたが、わずかに届かなかった。最終的にトップから28.276秒差の13位でゴールした。

クアルタラロ選手は17番グリッドからスタート。オープニングラップで最後尾まで後退したが、そこから果敢に挽回を図り、7ラップ目には16までまで浮上した。ところが15ラップ目、再び不運に見舞われて19番手に後退、その時点で前方のライダーから10秒近く離されてしまった。21ラップ目にT・ラズガットリオグル選手の転倒により18番手に上がり、最後の数ラップではL・サバドーリ選手(アプリリア)に0.7秒差まで近づいたが、パスすることはできなかった。トップとの差は51.657秒だった。

この結果、クアルタラロ選手は合計55ポイントでランキング15位、リンス選手は合計24ポイントでランキング20位。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計79ポイントでチーム・ランキング10位、ヤマハは合計78ポイントでコンストラクターズ・ランキング5位となっている。

Prima Pramac Yamaha MotoGP
ミラー選手11位、ラズガットリオグル選手は転倒リタイア

Prima Pramac Yamaha MotoGPのJ・ミラー選手が、力強く安定した走りを見せて11位獲得と健闘。チームメイトのT・ラズガットリオグル選手も好レースを展開し、ポイント獲得を目指していたが、残り3ラップで転倒してリタイアした。

ミラー選手は13番グリッドからスタート後、素早く順位を上げていき、数ラップ後には8番手まで浮上した。終盤までトップ10を維持していたが、最後の数ラップでタイヤの摩耗が激しくなり、11位に後退してチェッカーとなった。決勝距離の終盤までハイペースをキープしたことで、ウイークを通じてマシンの進化を証明した。

ラズガットリオグル選手はポイント獲得圏内でバトルを展開していたが、残り3ラップで転倒リタイアとなった。グリッド21番手にとどまったラズガットリオグル選手は強い決意で挽回を図り、7ラップ目には15番手へ浮上。しかし終盤はタイヤを消耗し、持ち前のアグレッシブなブレーキングができなくなっていた。

Moto2

BLU CRU Pramac Yamaha Moto2
ゲバラ選手、2位獲得で20ポイント加算

BLU CRU Pramac Yamaha Moto2のI・ゲバラ選手が最終ラップで見ごたえあるバトルを繰り広げ、2位を守り切って今季6度目の表彰台を獲得した。これによりチャンピオンシップ・リーダーとの差は32.5ポイントに縮まった。チームメイトのA・フェランデス選手は多くのライバルとバトルを展開し、グリッドポジションの27番手から6つ上げて21位でフィニッシュした。

ゲバラ選手は予選2番手のフロントローから好スタートを切り、ポジションをキープ。その後は前方を行くライダーを追いかけながら、同時にタイヤの消耗をコントロールする難しい展開になった。残り3ラップではD・アロンソ選手(カーレックス)が背後に迫り、最終ラップはまさに手に汗握る激しいバトルに発展。アロンソ選手に抜かれるたびに、すぐさま抜き返し、最終的にアロンソ選手に0.081秒差、トップに0.8秒差で2位を獲得した。

フェランデス選手も激しいレースを展開。27番グリッドから好スタートを切り、オープニングラップで5つポジションを上げた。その後一時は20番手まで浮上していたが、多くのライダーとバトルして23番手に落ち着いた。9ラップ目にはM・アジ選手(カーレックス)に抜かれたが翌10ラップ目に挽回。15ラップ目にはM・ラミレス選手(フォワード)に抜かれたものの、2台の転倒があり20位争いのチャンスを確保した。そして最終ラップでS・ガルシア選手(カーレックス)を捉え、トップから28.726秒差の21位でチェッカーを受けた。

この結果、ゲバラ選手は合計175ポイントのランキング2位となり、トップとの差を32.5ポイントに短縮。フェランデスは合計15.5ポイントでランキング21位となっている。BLU CRU Pramac Yamaha Moto2は合計190.5ポイントでチーム・ランキング3位をキープしている。

MotoGP QUALIFYING RESULT

MotoGP SPRINT RESULT

MotoGP RACE RESULT

MotoGP LAP CHART

Moto2 QUALIFYING RESULT

Moto2 RACE RESULT

MotoGP RIDERS RANKING

MotoGP CONSTRUCTORS RANKING

Moto2 RIDERS RANKING

COMMENT

MotoGP

Monster Energy Yamaha MotoGP
A・リンス選手(13位)

「コース上が非常に暑く苦労しました。しかしレース結果については、予選19番手からのスタートだったことを考えれば、当初の目標を超えることができました。ペースは悪くありませんでしたし、前を走っているジョアン(ミル)より速いと感じていたのですが、オーバーテイクはできませんでした。ブラッド(ビンダー)に抜かれたあともう一度トライしましたが、結局届きませんでした。それでも今日は、マシンのポテンシャルの最大限を引き出すことができたと思っています」

F・クアルタラロ選手(18位)

「スタートは良くなかったですが、それほど悪くもありませんでした。ルカ(マリーニ)の前に出たのですが、1周目で抜き返されてしまいました。ブラッド(ビンダー)かエネア(バスティアニーニ)のどちらかに抜かれたあと、バックストレートでスリップストリームにつきました。しかし彼が予想以上に早くブレーキをかけたため、私はリアをロックさせてはらんでしまいました。そのあとトプラック(ラズガットリオグル)の後ろを走っているときに第7コーナーでフロントがロックし、さらに数秒遅れて結局グラベルへ出てしまいました。ラップタイムは通常より15秒くらい遅かったと思います。原因を考えてみます」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)

「今日も全体的に厳しい展開でしたが、良かった点もあります。アレックス(リンス)がいい走りを見せ、ポイントを獲得しました。彼は最後まで数台とバトルを繰り広げました。予選が19番手だったことを考えれば、13位は最大限の結果と言えるでしょう。ファビオ(クアルタラロ)にとっては厳しい週末となりました。昨日のスプリント・レースではマシントラブルのため十分なデータを収集することができず、今日の決勝レースでもさまざまな課題に直面し、順位を上げることができませんでした。望み通りの結果を得ることはできませんでしたが、データを分析し、次のミサノに向けて戦略を練ります」

Prima Pramac Yamaha MotoGP
J・ミラー選手(11位)

「全体的に、まずますの週末だったと思っています。決勝では全力を注ぎ、自分にできることをすべてやりました。しかし残念ながら、終盤でKTM勢に先行されてしまいました。最大限、手こずらせようと頑張ったのですが、一度優位を失ってしまうと厳しい状況になりました。
マシンは本当に良く走ってくれました。コーナリングについては文句のつけようがない状態でした。ただストレートで大きく離されてしまうのです。でもそれはわかっていることで、不平を言うつもりもありません。今はただ、やるべきことをやるだけです。ペースにはとても満足していますし、1ラップ目にジョアン(ミル)と少し接触した以外はミスもなく、全体を通して非常にクリーンなレースができました。
昨日のスプリントの結果を見て、フロントタイヤをよりうまくコントロールする必要があると気づき、今日はそれを実行しました。でもそうするとスピードを失う部分もあり、昨日以上に難しいこともありました。フロントは最後まで安定していて、リアも好調で、最終ラップではタイヤをほとんど使い果たしていましたが、それがあるべき姿です。そこまでのパフォーマンスにはとても満足しています。
シーズン序盤と比べ、マシンはかなり良くなっていると感じています。マシン自体は本当に素晴らしく、いくつか弱点はあるのですが、それを修正できればかなり競争力が上がるでしょう。もちろん、20馬力上がれば特性が変わってしまいます。でもまったく新しいマシンであることを考えれば、ここまでの短期間でとてもいい仕事ができていると思います」

T・ラズガットリオグル選手(DNF)

「今週は好調でしたし、とくに今日の決勝レースはとても良かったと思います。スタートはあまりうまくいきませんでしたが、前のライダーに追いつき、捉えることができました。始めはあまりフィーリングが良くなかったのですが、数ラップ後にはリズムをつかむことができ、マシンのフィーリングも上がりました。
終盤は残念ながら、フロントのグリップが低下し、それまでのペースを維持するのが難しくなりました。フロントがロックして適切に速度を落とすことができず、ほとんどすべてのコーナーではらんでしまいました。同様のペースで追いかけたかったのですが、それは不可能で、最終的に転倒してしまいました。フロントの問題がなければ12位か11位、もしかしたら10位に入れたかもしれません。
でも今回もまた多くを学ぶことができました。以前はほとんど一人で走っている状態でしたが、今は他メーカーのマシンとバトルできるようになりました。これは私にとって非常に大きな前進です。ふだんはあまりこのようなミスをしないほうなので、最後の転倒は残念ですが、ポジティブな面を評価して次のレースに向かいたいと思います」

G・ボルゾイ(チーム・ディレクター)

「ジャック(ミラー)にとっては素晴らしい週末になりました。今日の決勝レースだけでなく、昨日のスプリントを含めたウイーク全体を通して、彼はでき得る限りのことを最良の方法でやりとげました。ポテンシャルを最大限まで引き出し、チームとヤマハに貴重なポイントを持ち帰り、ミスをおかさず、最後まで戦い続けました。彼がベストの状態にあることは明らかであり、そのような時に別れを告げるのは非常に辛いことです。しかし同時に、自分の力を信じ、決してあきらめない姿を見ることができたのはうれしいことでもあります。今のジャックに対しては敬服しかありません。
トプラック(ラズガットリオグル)は昨日のスプリントで前進が見られ、今日も終盤までとてもいい走りをしていました。残り4ラップを迎えてなおハイペースを維持し、ポジションを上げ、ラップタイムではトップ10のライダーを上回る周回もありました。このことは、私たちが少し前の状態を取り戻す方法を見つけつつあることを示しています。しかし今日は残念ながら、フロントタイヤが限界を迎えてしまいました。ライバルたち以上に走りがアグレッシブで、負荷かが大きかったため、終盤で難しい状況に追い込まれてしまいました。
転倒してしまいましたが、彼は全体を通して素晴らしい仕事をしたと思っています。良かったところを評価し、以前のようなポジションまで復活できると確信しています。そこからまた成果を積み上げていきます」

Moto2

BLU CRU Pramac Yamaha Moto2
I・ゲバラ選手(2位)

「素晴らしいレースでした。とても楽しめましたが、同時に非常に苦しみました。最終的にそれを乗り越えられたことを誇りに思います。今回のレースは私のMoto2キャリアのなかで最高のレースのひとつになったと思います。終盤はダビデ(アロンソ)が非常に好調だったので、後ろについてその走りを学ぼうとしていました。彼に近づき過ぎずなかったのは、私はタイヤをオーバーヒートさせてしまうとわかっていたからです。決戦は最終ラップに訪れ、壮絶なバトルになりました。それを大いに楽しむことができ、2位でフィニッシュできたことを誇りに思っています。
同時にチャンピオンシップに重要なポイントを獲得し、ポイントリーダーとの差を縮めることができました。私にとっては、それが今日の最大の喜びです。トップに立つ選手にはそれだけの理由があり、彼からポイントを奪うのは簡単なことではありません。だからこそ2位を勝ち取り、ポイント差を縮められたことは本当にうれしいことなのです。
また、いつものように素晴らしい応援をしてくれたスペインのファンに感謝しています。どのサーキットへ行っても彼らのサポートは非常に心強いものです。今日は最終ラップで素晴らしいショーを見てもらえたとすればうれしいです。アラゴンには良い思い出があります。何度も優勝経験があり、私にとっては特別なサーキットです。今回の2位獲得で、より一層その思いが増しました」

A・フェランデス選手(21位)

「非常に難しいレースでした。グリッドが27番手だったので、そこからの挽回は非常に困難でした。好スタートを切り、ポジションを上げ、懸命に戦いましたが、マシンのフィーリングについては昨日までと同様、あまり良くありませんでした。改善すべき課題がいくつか残っているので、引き続き取り組んでいきます。
いつも通りハードワークを続け、次のミサノは100%の準備を整えて臨みたいと思っています。チームとともに頑張っていきます」

A・デ・アンジェリス(チーム・マネジャー)

「素晴らしいレース、素晴らしい週末でした。イサン(ゲバラ)は今日、勇気と経験、そして何よりも、持てるスピードのすべてをコース上で出し切りました。レース運びは完璧であり、ひとつのミスもなく、最終ラップでは終盤に強いライダーを相手に見事なバトルを展開し、2位を守り切りました。すべてを完璧にコントロールしていました。それが私たちにとって本当に重要なことです。
チャンピオンシップ・リーダーに対して10ポイントを縮められたことに大きな価値があります。シーズンのこの段階においては、レースの結果以上にポイントが重要です。ですからイサンとチーム全員を心から祝福したいと思います。ウイーク初日の金曜日の朝にはいくつか問題が出ていましたが、状況を完全に好転させ、当初は予想できなかったほどの結果を達成することができました。
アルベルト(フェランデス)にとっては難しい週末になりました。おそらく、母国の知り尽くしたコースで実力を見せたいという思いが強く、頑張り過ぎてしまったのかもしれません。私たちは引き続き力を合わせていきます。次のミサノも良く知っているコースなので、彼がまたポイント圏内に戻ってくると確信しています」

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