MotoGP/Moto2
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPとMoto2に関する情報をお届けします。
Rd.05 5月10日 フランス
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第5戦フランス
■開催地:ル・マン/フランス(4.185km)
MotoGP 5月9日(土)
■コースコンディション:ドライ
■予選 気温:20度/路面温度:22度
■スプリント 気温:24度/路面温度:38度
■周回数:13周(54.405 km)
■PP:F・バニャイア(1分29秒634/ドゥカティ)
■FL:J・マルティン(1分30秒561/アプリリア)
MotoGP 5月10日(日)
■コースコンディション:ドライ
■決勝 気温:17度/路面温度:22度
■周回数:27周(112.995km)
■PP:F・バニャイア(1分29秒634/ドゥカティ)
■FL:F・バニャイア(1分31秒164/ドゥカティ)
Moto2 5月9日(土)
■コースコンディション:ドライ
■予選 気温:23度 ■路面温度:36度
■PP:I・ゲバラ(1分33秒910/ボスコスクーロ)
Moto2 5月10日(日)
■コースコンディション:ドライ
■決勝 気温17度 ■路面温度:23度
■周回数:9周(92.883km)
■PP:I・ゲバラ(1分33秒910/ボスコスクーロ)
■FL:I・オルトラ(1分34秒455/カレックス)
REPORT
MotoGP
クアルタラロが6位、リンス選手12位
Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロ選手が母国レースで6位獲得と健闘。チームメイトのA・リンス選手は、大勢のライバルとバトルしながら最終的に12位でゴールした。
クアルタラロ選手はスペシャルカラーのレーシングスーツで母国レースに臨んだ。予選5位、グリッド2列目から絶好のスタートを切り、一気に2番手まで浮上。アグレッシブに攻めながらも後方からの追撃を抑えるという難しい状況のなかで奮闘するも、2ラップ目終盤でP・アコスタ選手(KTM)に先行を許してしまった。その後の8ラップのなかでさらに4台に抜かれて一時7位に後退したが、前方で転倒があり、最終的に6位でフィニッシュ。トップとの差は7.756秒だった。
リンス選手は最高峰クラス150回目の記念すべきレースを11番グリッドからスタート。オープニングラップで大きく後退したあと3ラップ目までに17位まで挽回した。その後はPrima Pramac Yamaha MotoGPのJ・ミラー選手とT・ラズガットリオグル選手、F・モルビデリ選手(ドゥカティ)らとバトルを展開しながらたびたび順位を入れ替えたが、前方で複数台がリタイアしたこともあり、最終的に12位まで上がってチェッカーを受けた。トップとの差は32.343秒だった。
この結果、クアルタラロ選手は合計26ポイントでランキング16位、リンス選手は合計7ポイントでランキング19位。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計33ポイントでチーム・ランキング10位、ヤマハは合計29ポイントでコンストラクターズ・ランキング5位となっている。
Prima Pramac Yamaha、ふたり揃ってポイント獲得
Prima Pramac Yamaha MotoGPのT・ラズガットリオグル選手とJ・ミラー選手は、それぞれ13位と15位。ふたりが揃ってポイントを獲得したのは今季初めてとなる。
チームにとっては今回も決して楽な戦いではなかったが、進行中の開発プロジェクトに明るい兆しを確認することができた。決勝での最終順位はまだライダーたちの目標には程遠いものの、今季初めてふたり揃ってポイントを獲得したことは重要な成果と言える。
プロジェクトは正しい方向へ進み始めている。レースのたびに前方との差が縮まり、マシンへの理解が深まり、ライダーや技術者、エンジニアたちの努力が、コース上より明確な成果として現れ始めている。
Moto2
ゲバラ選手がポール・トゥ・フィニッシュ、フェランデス選手もポイント獲得
BLU CRU Pramac Yamaha Moto2のI・ゲバラ選手が今季初、チーム加入後2度目となる優勝を飾った。チームメイトのA・フェランデス選手も15位でポイント獲得と健闘した。
レースは当初、ウエット・レースが宣言されてスタート。ゲバラ選手はMoto2で自身初となるポールポジションから絶好のスタートを切り、トップに立って後続との差を広げ始めていた。フェランデス選手も25番グリッドから19位まで上がり好調ぶりを見せた。しかし3ラップ目に発生したアクシデントにより赤旗中断。ふたりは難しい状況のなかで集中力を維持し、その後の再開に備えた。
予定の14ラップから9ラップに短縮されて再開した2度目のレースでも、ゲバラ選手は完璧なスタート。トップに立ってすぐさまリードを広げ、オープニングラップ終了時点で2位以下に1秒以上の差をつけた。自身の集中力が試される展開のなかで、確実にラップを重ね、最終的に0.566秒差をつけて勝利を飾った。
フェランデス選手も2度目のスタートを成功させ、オープニングラップで15位まで浮上。混戦のなかでさらに上げて一時13位につけたが、終盤は16位をキープしてトップから14.469秒差でゴールした。レース終了後に前方を走っていたD・ホルガド選手が失格となり、フェランデス選手は15位を獲得した。
この結果、ゲバラ選手は合計70ポイントでランキング2位、フェランデス選手は1.5ポイントでランキング23位。BLU CRU Pramac Yamaha Moto2は合計71.5ポイントでチーム・ランキング3位となっている。
MotoGP QUALIFYING RESULT
MotoGP SPRINT RESULT
MotoGP RACE RESULT
MotoGP LAP CHART

Moto2 QUALIFYING RESULT
Moto2 RACE RESULT
MotoGP RIDERS RANKING
MotoGP CONSTRUCTORS RANKING
Moto2 RIDERS RANKING
COMMENT
MotoGP
Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手6位)
「ブレーキングをかなりスムースに行わなければならない状態でしたが、それが私の強みでもあります。このような感覚でレースができたのは久しぶりです。100%プッシュできましたし、とくにオープニングラップは非常に好調でした。皆が接近していてオーバーテイクしやすく、限界値を感じやすかったのもとても良かったと思います。レイアウトの異なるサーキットでどんな走りができるか楽しみです」
A・リンス選手(12位)
「非常にタフなレースでした。中盤はギアを正確につなげない状態でした。終盤になると直りましたが、その頃すでにポジションを下げてしまっていました。ウイーク初日が好調だっただけに、このような形で終わってしまい残念です。次のバルセロナに照準を合わせます」
M・メレガリ(チーム・ディレクター)
「今回もまたチームのなかで明暗が分かれました。ファビオ(クアルタラロ)はフロントにソフト・コンパウンドを選択し、オープニングラップでできるだけ前へ出ることを目指しました。チームとしては終盤でのグリップ低下をかなり心配していましたが、ファビオは最後までしっかりコントロールしました。マシンのポテンシャルを最大限に引き出し、6位を獲得できたことは、彼自身にとっても私たちチームにとっても大きな励みになりました。アレックス(リンス)は今日も難しい展開になりました。レースのなかで何度もアップダウンがありました。データを徹底的に分析して来週のカタルニアGPに備えます」
Prima Pramac Yamaha MotoGP
T・ラズガットリオグル選手選手(13位)
「ポイントを獲得できたのは良かったですが、正直なところ順位には満足できませんし、とくにトップから大きく離されたことが残念です。レース中に何度かミスをしてしまったので、トップとの差の一部は私に原因があります。とは言え、全体的には依然としてライバルたち届かず、比べて何かが足りない状態です。また、ファビオの素晴らしい仕事ぶりを見ていて、ふたつのことが非常にクリアになりました。ひとつ目は自分自身にたくさん足りないところがあること。ふたつ目はマシンにもまだ多くの伸びしろがあるということです。セッティングがうまくいきさえすれば、高いポテンシャルが出せるのです。引き続きデータを学びながら、次のバルセロナではファビオのセッティングに近づけてみて、それが私にも効果をもたらすかどうか試してみたいと思っています。決勝では前後ともソフト・コンパウンドを選択しました。実際、序盤はフィーリングが良かったのですが、最後はフロントのグリップが大幅にダウンし、コントロールが難しくなってしまいました」
J・ミラー選手(15位)
「もう少し上へいけると思っていました。今日はもっと気温が低くなると予想し、フロントにソフト・コンパウンドを選択しました。サイティング・ラップですでに強風が吹いていましたし、気象レーダーにも雲が近づいていることが示されていたので、賭けではありましたがソフトを選んだのです。集団に飲まれれば難しい展開になるとわかっていましたが、私はこれまでも常に、自分のライディングでソフト・フロントをうまくコントロールできていました。しかし今日は残念ながら、中盤あたりから苦しい展開になってしまったので、結局のところ正しい選択ではなかったということです。それでも、コンディションが少し違っていたとしたらうまく機能したはずです。ライバルたちとの差も着実に縮まってきていますが、まだ十分ではありません。引き続きハードワークに励み、さらに前進を目指していきます」
G・ボルゾイ(チーム・ディレクター)
「全体的には非常に興味深く、またポジティブな週末になりました。ふたりともポイント圏内でゴールしたことは、チームにとって重要な成果です。トップとの差は依然としてかなり大きいですが、レースのたびに距離が縮まっていることが励みになっています。これは私たちチームだけでなく、ヤマハのプロジェクト全体にとっても大きな成果であり、とくにクアルタラロの見事なパフォーマンスがそれを物語っているのです。彼はコンスタントに速く、トップグループからも大きく離されず、ここまで培ってきた着実な進歩の指標になっています。マシンは常に改善されており、私たち自身もそれとともに成長しています。正しい方向へ進んでいると確信しています」
Moto2
BLU CRU Pramac Yamaha Moto2
I・ゲバラ選手(優勝)
「最高に素晴らしい週末になりました。とてもうれしいです。金曜日からずっと気持ちよく乗れていて競争力もあり、セッションを走るごとに、すべてのものがさらにかみ合っていった感じです。私のために素晴らしい仕事をしてくれたチームのみんなに感謝しています。そして彼らの努力にこのようなパフォーマンスで恩返しできたことをとてもうれしく思います。今は、私のキャリアのなかで最も強く、最も自信を持っている状態だと感じています。もちろん、シーズンはまだ先が長く、たくさんの仕事が待っていますが、今回のようなことがコンスタントに上位で戦い、チャンピオンシップ争いの一員になれるという自信を与えてくれるのです」
A・フェランディス選手(15位)
「とてもいい一日になりました。力強いレースができましたし、3ラップ目のアクシデントを回避できたことも良かったと思っています。スタートは2回とも非常にうまくいきました。1度目はウエットで、再スタートはドライでした。好スタートよって序盤で多くのライダーをパスし、前のグループについて行くことができました。そしてレース中もずっとマシンのフィーリングは良好でした。少しずつこのクラスに慣れてきて、マシンと私自身に自信を持てるようになってきています。この方向性で仕事を続け、一歩一歩前進してきます。今回もまたポイントを獲得できました。うれしいご褒美であり、いつもハードワークで私を支えてくれるチームのみんなへの贈り物になりました」
A・デ・アンジェリス(チーム・マネジャー)
「ほぼ完璧な週末を最高の形で締めくくることができました。すべてのことが非常にうまくいき、完全に調和し、正直なところ夢にも思わなかったような素晴らしい大会になりました。何よりもまず、イサン(ゲバラ)におめでとうと言いたいです。彼の最後のワンプッシュが、この素晴らしい週末を完璧なものにしてくれました。しかし同時にチーム全体にも祝福の言葉を贈ります。ひとりひとりが常に最高の仕事をしてくれているからです。またヤマハやスポンサー、そしてチームオーナーのパオロ・カンペティーニのサポートに心から感謝しています。私たちはともに前進する素晴らしいチームを作り上げることができました。今日の結果は、昨シーズン初戦から取り組んできたあらゆる努力の賜物です。
アルベルト(フェランデス)もまた、レース序盤でトップライダーたちと競り合う素晴らしい走りを見せてくれました。一歩一歩、レースのたびに持ち前の才能を見せ始めています。今日は彼の努力が実り、わずか1ポイントではありますが、ポイントを獲得できたことを非常にうれしく思っています。何よりも重要なことは、彼が上位グループに加わりバトルしたことです」























