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MotoGP/Moto2

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPとMoto2に関する情報をお届けします。

Rd.08 6月7日 ハンガリー

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第8戦ハンガリー
■開催地:バラントンパーク/ハンガリー(4.075km)

MotoGP 6月6日(土)
■コースコンディション:ドライ
■予選 気温:22度/路面温度:39度
■スプリン24度/路面温度:44度
■周回数:13周(52.975 km)
■PP:M・マルケス(1分36秒785/ドゥカティ)
■FL:M・マルケス(1分37秒901/ドゥカティ)

MotoGP 6月7日(日)
■コースコンディション:ドライ
■決勝 気温:29度/路面温度:48度
■周回数:26周(105.95km)
■PP:M・マルケス(1分36秒785/ドゥカティ)
■FL:M・マルケス(1分38秒313/ドゥカティ)

Moto2 6月6日(土)
■コースコンディション:ドライ
■予選 気温:24度 ■路面温度:43度
■PP:I・ゲバラ(1分40秒280/ボスコスクーロ)

Moto2 6月7日(日)
■コースコンディション:ドライ
■決勝 気温26度 ■路面温度45度
■周回数:22周(89.65 km)
■PP:I・ゲバラ(1分40秒280/ボスコスクーロ)
■FL:M・ゴンザレス(1分40秒893/カレックス)

REPORT

MotoGP
リンス選手が13位、クアルタラロ選手はリタイア

Monster Energy Yamaha MotoGPの A・リンス選手とF・クアルタラロ選手は決勝レースで厳しい戦いを強いられ、リンス選手が13位、クアルタラロ選手はリタイアに終わった。

レースはスタート直後の第1コーナーで多重クラッシュが発生し、波瀾の幕開けとなった。リンス選手は20番グリッドからスタートしたあと、混乱を避けて14番手に浮上。9ラップ目にクアルタラロ選手をパス、15ラップ目にJ・ミル選手(ホンダ)が転倒したため12位までポジションを上げた。リズムを維持してポジションキープに集中していたが、残り2ラップでF・ジャンアントニオ選手(ドゥカティ)に抜かれ、トップから29.207秒差の13位となった。

クアルタラロ選手は15番グリッドから好スタートを切り、一気に6番手まで浮上。しかしリア周りに不具合があり、ペースを維持できずに少しずつ後退した。19ラップ目にはF・モルビデリ選手(ドゥカティ)と13位争いを展開したが、コースのショートカットにより2回のロングラップ・ペナルティを課されて大きく後退。その後、残り4ラップでリタイアを決意した。

この結果、クアルタラロ選手は合計37ポイントでランキング15位、リンス選手は合計12ポイントでランキング19位。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計49ポイントでチーム・ランキング10位、ヤマハは合計49ポイントでコンストラクターズ・ランキング5位となっている。

ミラー選手とラズガットリオグル選手がポイント獲得

Prima Pramac Yamaha MotoGPのJ・ミラー選手とT・ラズガットリオグル選手は、それぞれ8位と11位でともにポイントを獲得。チームにとっては今季最高の結果であり、YZR-M1のパフォーマンス向上を証明するものとなった。

スタート直後に第1コーナーで発生した多重クラッシュにより、順位は大きく変化した。ミラー選手とラズガットリオグル選手は素早く対処してポイント圏内の好位置を確保。その後も冷静さを維持しながら決意みなぎる走りを続け、懸命にポジションをキープした。

ミラー選手はまさに今季最高のパフォーマンス。オープニングラップを5位で終えたあと4位に上がり、10ラップ目までキープ。その後少しずつ後退したものの、ハイペースと安定性、巧みなレース運びを兼ね備え、8位でチェッカーを受けた。ラズガットリオグル選手も同様に印象的な走りを見せた。ウイーク初日からセッションごとに前進し、決勝レースも終始、果敢に攻めて11位を獲得した。

チームにとっては、この順位以上に重要な大会となった。ヤマハとPrima Pramac Yamaha MotoGPチームがともに培ってきた、ここ数カ月間の成果を確認することができた。YZR-M1に合っているとされるコースではふたりともバトルに加わり、ポテンシャルを今季最高の結果につなげた。

Moto2
ゲバラ選手6位、フェランデス選手も9位と健闘

BLU CRU Pramac Yamaha Moto2のI・ゲバラ選手とA・フェランデス選手は、それぞれの実力を最大限に発揮した。ゲバラ選手はロングラップ・ペナルティにより表彰台のチャンスを失ったものの、最後まで果敢に走り切って6位でゴール。フェランデス選手は中段グループでバトルし、Moto2で自己ベストの9位と健闘した。

ゲバラ選手は前日の予選セッションで今季2度目となるポールポジションを獲得。スタートではやや出遅れ、第1コーナーで3番手につけた。序盤はM・ゴンザレス選手、S・アギウス選手、D・ホルガド選手らとバトルを展開。一旦5位に後退したあと4ラップ目で4位に上がったが、スタート時点の方向変化が安全性に欠けたとされてロングラップ・ペナルティを課された。これを無難に履行してダメージを最小限に抑え、6位でコースに復帰。このあとポジション挽回はならなかったが、6位を守り切ってチェッカーを受けた。

フェランデス選手は17番グリッドから序盤で4つポジションを上げた。その後は熾烈なバトルのなかで14位を確保。多くのライバルが転倒する波瀾の展開のなかでも強い決意を持って走り続け、10ラップ目には9位に浮上した。さらに前を走るA・ロペス選手との差を詰めてプレッシャーをかけていったが、0.156秒届かなかった。

この結果、ゲバラ選手は合計105ポイントでランキング2位をキープ、フェランデス選手は合計8.5ポイントでランキング20位に浮上。BLU CRU Pramac Yamaha Moto2は合計113.5ポイントでチーム・ランキング3位となっている。

MotoGP QUALIFYING RESULT

MotoGP SPRINT RESULT

MotoGP RACE RESULT

Moto2 QUALIFYING RESULT

Moto2 RACE RESULT

MotoGP RIDERS RANKING

MotoGP CONSTRUCTORS RANKING

Moto2 RIDERS RANKING

COMMENT

MotoGP
Monster Energy Yamaha MotoGP

A・リンス選手(12位)

「昨日と同じように、スタートはとてもうまくいきました。ホルヘ(マルティン)のマシンが振られ始めたので少しスピードを落とそうとしたのですが、周りに何台かいたため、あまりうまく対処できませんでした。長いレースでしたが、昨日よりは全体的に良かったと思います」

F・クアルタラロ選手(DNF)

「第1コーナーのアクシデントによってジャック(ミラー)の後ろにつくことになりました。ポジションは悪くありませんでした。でもそのあとすぐに、リア周りが何かおかしいと感じたのです。それでも頑張り続けたのですが、どんどんポジションを下げてしまいました。コーナーでははらみがちで、何度かグラベルまで行ってしまいました。チームが原因を探しています」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)

「非常にタフな大会でした。アレックス(リンス)はスタート直後の混乱を避けてポジションが上がりました。彼にとっては長いレースだったと思いますが、昨日よりはマシンのフィーリングが良くなっていたようです。ファビオ(クアルタラロ)のほうは残念な展開になってしまいました。スタートは素晴らしく、第1コーナーのアクシデントをかわすことができたのですが、そのあとリア周りの問題がありポジティブをキープできませんでした。今のところ、リアのミディアム・タイヤが原因ではないかと考えています。今日のコース・コンディションや状況において、マシンに合っていなかったのかもしれません。その影響で彼はロングラップ・ペナルティを2回受けることになり、最終的にリタイアを決意しました」

Prima Pramac Yamaha MotoGP

J・ミラー選手(8位)

「素晴らしいレースになりました。今日できる最高のパフォーマンスを引き出せたと感じています。スタート直後のアクシデントに対処し、序盤からポイント獲得を目指せるポジションにつくことができました。そのあとは、できるかぎりうまくレースをコントロールすることに集中しました。リアタイヤについてはソフト・コンパウンドを選択していたためかなり慎重になっていました。とくにコーナー出口ではタイヤをセーブし、チェッカーまでもたせるよう十分に配慮しました。周辺のライダーたちと比べると、コーナー立ち上がりの加速など、まだ足りない部分がありますが、全体的にはこれまで以上に力強い走りができましたし、良い方向へ進んでいます。すでに次のブルノに照準を合わせています。ロングストレートを含め、さまざまなチャレンジをすることになりますが、ハードワークを続け、ここ数戦の成果を最大限に活かせるよう頑張ります」

T・ラズガットリオグル選手選手(11位)

「私のMotoGPキャリアのなかで最高の週末となりました。11位はうれしい結果ですが、それ以上にトップ10に近づけるペースが出ていたことが重要です。決勝中はほぼずっと、集団のなかでライバルたちと競り合っていました。しかし彼らに近づいてもストレートで離されてしまうため、なかなかパスすることができません。コーナーでついて行っても、オーバーテイクはまた別の問題です。また、リアがロックしやすい感じがあったため、エンジンブレーキを少し調整しました。ある部分ではそれがうまく機能しましたが、コーナー進入時のフィーリングが低下してしまい、とくに第5コーナーでは何度かミスもありました。それでも最後までペースが良く、マシンのフィーリングも上々でした。今回また一歩前進することができ、自信になりました。今後も引き続き、前方のライダーたちとの差を詰めていけると確信しています」

G・ボルゾイ(チーム・ディレクター)

「チームにとって非常に良い週末になりました。昨日も今日も、ふたりは素晴らしいパフォーマンスを見せ、重要な成果を挙げ、チームとヤマハのここまでの努力に対するうれしいプレゼントとなりました。ウイーク初日から、バラトンのコースはYZR-M1の特性に合っていると感じていました。そしてそれを決勝で証明することができました。マシンの強みを活かせるレイアウトで、ライダーたちは終始、ハイペースを維持できました。シャシーと電子制御関連については、もはやライバルたちから大きく後れをとってはいません。特定の個所や状況によっては、ほぼ同等のレベルで戦うことができるまでになっており、シーズン開幕時に比べて非常に励みになる状況です。進歩は明らかです。まだ改善が必要なところも残っていますが、今回のようなパフォーマンスを見れば、正しい方向へ進んでいると確信できます。さらにパフォーマンスが向上すれば、ふたりのライダーとこのマシンのコンビネーションにより大きく飛躍できるチャンスがあると期待しています」

Moto2
BLU CRU Pramac Yamaha Moto2

I・ゲバラ選手(6位)

「ウイークを通していいペースが出ていたので、全体的には満足しています。フロントエンドに苦戦しても上位で戦えるだけのスピードがあることを証明できたと思います。ロングラップ・ペナルティがレース結果に大きく影響したことは間違いありません。それまではバトルのなかで前のライダーとの差を縮めていたのですが、ペナルティ履行後はリズムが崩れてしまい、集団について行くのが難しくなりました。それでも何とか追いつき、最後までプッシュし続けました。こうした厳しい展開のなかで、決勝ペースに自信を持つことができ、今後、より好成績を目指して戦えると確信できたのは良かったと思います。今回は重要なポイントとたくさんの成果を手にすることができました。チャンピオンシップは長く、そのなかで重要なのは、常にスピードと安定性を維持してシーズンを通して好位置で戦い続けることです」

A・フェランディス選手(9位)

「今日の決勝レースにとても満足しています。チームにとって素晴らしい日になりました。グリッド17位から好スタートを決め、序盤でいい走りができたことで、素早く順位を上げてトップ10あたりのグループに加わることができました。おもに11位や12位で競り合っていましたが、そのあと9位に上がりました。懸命にプッシュを続けてもうひとつ上げたいと思っていましたが、それがかなわなかったとしても十分に満足できる結果です。昨日の予選セッションのあとセッティングを少し調整し、今日はそれがうまくいきました。重要な部分でいくつか改善でき、より気持ちよく乗れるようになりました。パフォーマンスのさまざまな要素を改善するため、チームも私もウイークを通して懸命に頑張ってきました。そして今は、正しい方向へ進んでいると確信しています。このあとも同様の取り組み方でさらに進化を重ねていきたいと思っています」

A・デ・アンジェリス(チーム・マネジャー)

「イサン(ゲバラ)の走りは間違いなく絶好調でした。序盤で少しポジションを下げたあともハイペースを維持しており、前の集団に追いつき、さらに上を目指せる状況でした。ロングラップ・ペナルティにより展開が変わってしまい、上位争いに残ることはできなくなりました。それでも彼は集中力を切らさず、最終的に貴重なポイントを持ち帰り、ランキング2位を守りました。立派な成果です。
アルベルト(フェランデス)もまた、ポテンシャルを見せてくれました。前回のムジェロも好調でしたが、今回はより素晴らしく、直接Q2へ進出し、決勝でも見事なパフォーマンスを発揮しました。最も印象的だったのは、前方との差を着々と縮めていき、完全に自力で順位を上げていったことです。
ふたりのライダーとチームを誇りに思います。若いライダーの成長を支えるのは簡単なことではありません。しかしそれが私たちの仕事の基本であり、今のところかなりしっかりできていると信じています。この大会はチームに携わるひとりひとりにとって重要な一歩となりました」

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