本文へ進みます

MotoGP/Moto2

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPとMoto2に関する情報をお届けします。

Rd.10 6月28日 オランダ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第10戦オランダ
■開催地:アッセン/オランダ(4.542km)

MotoGP 6月27日(土)
■コースコンディション:ドライ
■予選 気温:31度/路面温度:43度
■スプリン32度/路面温度:45度
■周回数:13周(59.046 km)
■PP:J・マルティン(1分30秒812/アプリリア)
■FL:小椋藍(1分32秒003/アプリリア)

MotoGP 6月28日(日)
■コースコンディション:ドライ
■決勝 気温:29度/路面温度:43度
■周回数:26周(118.092km)
■PP:J・マルティン(1分30秒812/アプリリア)
■FL:小椋藍(1分32秒483/アプリリア)

Moto2 6月27日(土)
■コースコンディション:ドライ
■予選 気温:33度 ■路面温度:46度
■PP:D・アロンソ(1分35秒236/カレックス)

Moto2 6月28日(日)
■コースコンディション:ドライ
■決勝 気温28度 ■路面温度38度
■周回数:22周(99.924 km)
■PP:D・アロンソ(1分35秒236/カレックス)
■FL:S・アギウス(1分36秒214/カレックス)

REPORT

MotoGP
Monster Energy Yamaha MotoGPがダブルトップ10

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロ選手とA・リンス選手は降り注ぐ太陽のもとで、26ラップにわたり懸命にプッシュし、それぞれ8位と10位を獲得した。

クアルタラロ選手は9番グリッドから絶好のスタート。2台をパスし、7番手で第1コーナーに進入した。3ラップ目までポジションをキープしていたが、後方に3台が迫る展開となり少しずつ後退。その後7ラップにわたり安定的に10位をキープし、前方で2台がリタイアしたため15ラップ目に8位に浮上した。そのまま最後までポジションを維持し、トップから19.039秒差でチェッカーを受けた。

リンス選手は15番グリッドからスタート後、オープニングラップで13位に浮上。2ラップ目にM・ベゼッキ選手の転倒があり一時12位となったが、次のラップでT・ラズガットリオグル選手に抜かれて再び後退した。中盤までに3台がリタイアしたため10位に上がり、その後は後方からL・マリーニ選手(ホンダ)が迫るも、追撃を抑えきって10位でゴールした。トップとの差は20.302秒だった。

この結果、クアルタラロ選手は合計45ポイントでランキング14位、リンス選手は合計18ポイントでランキング19位。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計63ポイントでチーム・ランキング10位、ヤマハは合計59ポイントでコンストラクターズ・ランキング5位となっている。

ミラー選手12位、ラズガットリオグル選手はリタイアに終わる

Prima Pramac Yamaha MotoGPのJ・ミラー選手はチャタリングに悩まされながらも12位まで挽回。チームメイトのT・ラズガットリオグル選手もグリッド後方から着実に順位を上げていたが、14ラップ目に同じ問題でリタイアした。

ミラー選手は19番グリッドからのスタート。終始、チャタリングの問題に悩まされて難しい展開となったが、決意の走りでポジションを挽回し、12位でチェッカーを受けた。

ラズガットリオグル選手は今季最高とも言える好調ぶりを見せていた。グリッド位置は後方ながら、見事なオーバーテイクを繰り返してトップ10へと浮上。しかしレース後半に入ってチャタリングが発生し、リタイアを余儀なくされた。

ふたりともポテンシャルを結果につなげることはできなかったが、決勝中に見せたハイペースは開発の方向性が正しいものであることを証明している。今後は、そうした進化を安定的な成績へと転換していくことが目標となる。

Yamaha Factory Racing Team、決勝レースでポイント獲得

Yamaha Factory Racing TeamがオランダGP決勝でテスト・プログラムを成功裏に完了した。ワイルドカード参戦のA・フェルナンデス選手はMotoGPの実戦データを収集し、15位でチェッカーを受けてポイントを獲得した。

フェルナンデス選手は20番グリッドからスタート。直後に2台が転倒し、フェルナンデス選手は序盤で20番手を確保した。4ラップ目にM・ビニャーレス選手(KTM)をパスし、さらにC・クラッチロー選手(ホンダ)を猛追。5ラップ目にはこれを捉えて18番手に浮上した。7ラップ目には再びビニャーレス選手とバトルを展開して抜き返されたが、10ラップ目に前方で転倒があり再び18番手。その後は単独走行となり、また3台がリタイアしたことで15位でゴールした。トップとの差は1分00秒826だった。

Moto2
ゲバラ選手4位、フェランデス選手も10位と健闘

BLU CRU Pramac Yamaha Moto2のI・ゲバラ選手が4位獲得。チームメイトのA・フェランデス選手は9位でゴール後、ペナルティによりひとつ後退して10位となった。

前日に行われた予選では、フェランデス選手がQ1をトップで通過してQ2で2位と大健闘。ゲバラ選手も3位を獲得し、揃ってフロントローに並んだ。

決勝当日、22歳の誕生日を迎えたゲバラ選手は好スタートから2番手につけ、一時トップに立ったあと、序盤はトップグループに加わり熾烈なバトルを展開した。過酷な暑さのなかで中盤には5番手まで後退することとなったが、多くのライバルと競り合いながらも終始タイヤをいたわり、終盤で4番手へ浮上。トップから2.795秒差でチェッカーを受けた。

フェランデス選手はフロントローから絶好のスタートを切ってホールショットを奪い、Moto2で初めてレースをリード。トップグループでバトルを繰り広げ、貴重な経験を積んだ。その後、少しずつ後退したものの安定したリズムで走り切り、自己ベストタイの9位でゴール。しかしロングラップ・ペナルティを完了できなかったことで3秒加算され、トップから12.288秒差の10位となった。

この結果、ゲバラ選手は合計128ポイントでランキング2位をキープ、フェランデス選手は合計14.5ポイントでランキング19位に浮上した。BLU CRU Pramac Yamaha Moto2は合計142.5ポイントでチーム・ランキング3位となっている。

MotoGP QUALIFYING RESULT

MotoGP SPRINT RESULT

MotoGP RACE RESULT

MotoGP LAP CHART

Moto2 QUALIFYING RESULT

Moto2 RACE RESULT

MotoGP RIDERS RANKING

MotoGP CONSTRUCTORS RANKING

Moto2 RIDERS RANKING

COMMENT

MotoGP
Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手(8位)

「長く、過酷なレースでした。決して楽しいものではありませんでしたが、最大限の結果を残すことができたので喜んでいいと思います。身体的に非常に厳しいコースなので、最後の10ラップで右腕に腕上がりの症状が出てしまいましたが、そのなかでも可能な限り最善のポジションをキープすることができました」

A・リンス選手(10位)

「アッセン・サーキットは非常に暑く、かなり過酷なコンディションでした。それでも決勝レース序盤についてはとても満足しています。ポジションをキープするため全力を注ぎました。ビンダー選手よりも力はあったと思いますが、彼をパスすることはできませんでした。2週間後にもうひとつ大会があり、そのあとは夏休みが待っています。当然、引き続き全力で仕事に取り組みます」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)

「ウイークを通じて非常にトリッキーな大会となりましたが、そのなかでも金曜日のフリープラクティス第1セッションから少しずつ着実に前進し、現時点で両者トップ10以内という結果を得られたのはとても良かったと思います。決勝レースではふたりとも好スタートを決め、直後の激しい競り合いに耐えて良いポジションを確保し、過酷なコンディションに苦しめられた週末をダブルトップ10という好成績で終えることができました。もちろん、目標は依然としてトップとの差を縮めることです。通常より気温が高かった今回のデータをもとに、今後も引き続きハードワークに取り組み、2週間後のドイツGPに向けてさらなる改善を目指していきます」

Prima Pramac Yamaha MotoGP

J・ミラー選手(12位)

「今回もまた厳しい展開となりましたが、少なくとも数ポイントを手中にすることができました。序盤からタイヤの右側のフィーリングに悩まされていて理想的な状態は一度もありませんでしたが、そのなかでも終始、安定したパフォーマンスを維持できたのは良かった点だと思います。
チェッカーフラッグまでひたすらプッシュし続け、マーベリック(ビニャーレス)選手やモレイラ選手といいバトルができました。結果は満足できるものではありませんが、今日のマシンの最大限を引き出せたと思います。
課題はまだ残っていますが、着実に前進し続けています。次のサーキットが私たちのマシンにより合っていることを期待しています。そしてまた一歩前へ進みたいと思います」

T・ラズガットリオグル選手選手(DNF)

「このような結果になりとても残念です。チャタリングが出始めるまでは非常にフィーリングが良かったのです。ペースは好調で、リアのミディアム・タイヤをうまくコントロールしてグリッド後方から挽回できたときにはトップ10以内を狙えるチャンスだと感じていました。
トラブルは前触れなく起きました。原因を確かめるため走行中にいろいろ試しましたが、チャタリングがかなりひどく、安全に走り続けることは不可能でした。そのためピットに戻るという選択しかありませんでした。
それまではブレーキングがとてもうまくいっていて、いくつかのコーナーで進歩が感じられました。ウイーク初日と比べてかなり競争力が上がっており、継続的に前進できていることに自信を持てました。今日はもっとずっと良い成績を獲得できたはずなので、非常に悔しいです。良い方向へ進んでいることは間違いないので、今日の問題については原因を分析し、引き続き仕事に取り組んでいきます」

G・ボルゾイ(チーム・ディレクター)

「トプラック(ラズガットリオグル)に関しては、今季最高の走りを見せていただけに残念な結果となりました。ペースが非常に好調で、今回初めて、トップ10入りへのチャンスをつかんでいたのです。しかし残念ながら、マシンの振動が激しくなりリタイアを余儀なくされました。2度と同じことが起こらないよう原因を正確に把握するため、現在ヤマハとともにデータを確認しています。
ジャック(ミラー)はウイーク初日から苦戦が続いていました。決勝レースに向けていくらか改善できましたが、チームとして、彼が思うような走りをしてフル・ポテンシャルを発揮できるようなマシンを用意することができませんでした。
今週末を一言で表すなら"悔しい"ということでしょう。とくにトプラックはコース上で見せたパフォーマンスが結果に反映されませんでした。しかし同時に、レースのたびに着実に目標のレベルに近づいていっていることは間違いないので、今後も懸命に仕事に取り組み、成果を成績につなげられるよう頑張ります」

Yamaha Factory Racing Team
A・フェルナンデス選手(15位)

「全体を通してタフなウイークでした。セッティングに関して解決策を見つけることはできませんでしたが、レース距離をフルに走り、次につながる成果を得ることができました。テスト・プランがもう少し残っています。あらゆる成果が来シーズンへのベースになるので、今回得られた情報をすべて分析し、引き続き仕事に取り組んでいきます。レースが好きで、GPウイークを楽しんでいます。またここに戻って来たいです」

Moto2

BLU CRU Pramac Yamaha Moto2
I・ゲバラ選手(4位)

「今日のレースに満足しています。ウイーク初日の状態を考えれば、4位は非常にポジティブな結果です。金曜日にはマシンのフィーリングがほとんど感じられないほどだったので、ここまで状況を変えられたことはチーム全体の大きな功績です。
全員がウイークを通じて素晴らしい仕事をし、みんなで大きな前進を成し遂げました。非常に厳しい状況からここまで挽回できたことを誇りに思います。そして最終的に4位を獲得することができました。もちろん、常に表彰台を目指して戦いたいと思っていますが、今回のように初日に苦戦したときには、今日の結果が自信になりますし、正しい方向へ進んでいることを改めて確認できます。
また、ここアッセンで家族とともに誕生日を迎えられたのはうれしいことです。今夜は控えめにお祝いする予定ですが、好結果のあとなのでエンジョイできそうです」

A・フェランデス選手(10位)

「まさに特別なレースになりました。好スタートを決め、最初の2ラップで初めてトップを走行しました。Moto2世界選手権のレースをリードすることができたのです。心から誇りに思います。
レース自体は非常に厳しいものでした。マシンのフィーリングは序盤から完璧ではありませんでしたが、それはスタート前からわかっていたので、とにかくすべてを出し切ることに集中しました。
終盤でペナルティを課されてポジションを下げてしまったのは残念です。でも、それによってここまでのすべての景色が変わってしまったわけではありません。ウイークを通じて良い仕事ができました。そして着実に勢いをつけ始めています。
最も良かったのは、トップグループに加わり、そこで戦える速さを持っていると確認できたことです。ここからまた懸命に仕事に取り組み、前進し続け、プッシュし続けます」

A・デ・アンジェリス(チーム・マネジャー)

「チームとして、今回も非常にポジティブな成果を得ることができました。イサン(ゲバラ)は全力を注ぎ、今回もまたボスコスクーロ勢トップの成績をおさめました。そしてレース前半では表彰台争いの可能性も見せてくれました。レース後半については、トップグループについて行くには現時点で何かが欠けている状況です。その部分を改善するために引き続き作業が必要です。
アルベルト(フェランデス)は結果に満足していないでしょう。しかし私たちから見れば、今週の彼の成長を心から誇りに感じています。初めてフロントローを獲得し、初めてMoto2世界選手権をリードし、トップライダーのひとりであることを証明したのです。
彼の失望は決してネガティブなことではありません。トップを目指して戦うという野心と決意の表れです。この姿勢で挑み続ければ、結果はついてきます」

ページ
先頭へ