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MotoGP/Moto2

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPとMoto2に関する情報をお届けします。

Rd.15 9月20日 オーストリア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第15戦オーストリア
■開催地:レッドブルリンク/オーストリア(4.348km)

MotoGP 9月19日(土)
■コースコンディション:ドライ
■予選 気温:17度/路面温度:16度
■スプリント 気温:22度/路面温度:19度
■周回数:14周(60.872 km)
■PP:J・マルティン(1分27秒917/アプリリア)
■FL:P・アコスタ(1分28秒603/KTM)

MotoGP 9月20日(日)
■コースコンディション:ドライ
■決勝 気温:23度/路面温度:16度
■周回数:28周(121.744 km)
■PP:J・マルティン(1分27秒917/アプリリア)
■FL:P・アコスタ(1分29秒533/KTM)

Moto2 9月19日(土)
■コースコンディション:ドライ
■予選 気温:21度 ■路面温度:17度
■PP:F・サラック(1分32秒381/カレックス)

Moto2 9月20日(日)
■コースコンディション:ドライ
■決勝 気温19度 ■路面温度14度
■周回数:23周(100.004 km)
■PP:F・サラック(1分32秒381/カレックス)
■FL:I・ゲバラ(1分32秒879/ボスコスクーロ)

REPORT

MotoGP
クアルタラロ選手17位、リンス選手19位

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロ選手とA・リンス選手は、第15戦オーストリアGPの決勝で厳しい戦いを強いられた。クアルタラロ選手は中盤までトップ10内を維持していたが、後半はタイヤの消耗により少しずつ順位を下げて17位でフィニッシュ。リンス選手は19位となった。

クアルタラロ選手は9番グリッドからスタート。オープニングラップで8位に浮上したが、第1コーナーでコースリミットを越え、それによってアドバンテージを得たと判断されて1ポジションダウンのペナルティ。さらに2ラップ目にもひとつ順位を下げて10番手となった。4ラップ目にF・ディ・ジャンアントニオ選手(ドゥカティ)をパスして9位に上がったあとは14ラップ目までポジションをキープしていたが、タイヤの消耗が激しく、徐々に順位を下げて17位でゴールした。トップとの差は30.140秒だった。

リンス選手は20番グリッドからスタート後、オープニングラップで22位に後退。3ラップ目にF・モルビデリ選手(ドゥカティ)をとらえ、7ラップ目にJ・ミラー選手をパスして20位に復帰、さらに9ラップ目にT・ラズガットリオグル選手を抜いて19位に浮上した。その後は自分のリズムを維持して着実に周回を重ね、トップから34.413秒差の19位でチェッカーを受けた。

この結果、クアルタラロ選手は合計61ポイントでランキング15位、リンス選手は合計24ポイントでランキング20位。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計85ポイントでチーム・ランキング10位、ヤマハは合計84ポイントでコンストラクターズ・ランキング5位となっている。

ラズガットリオグル選手20位、ミラー選手21位

Prima Pramac Yamaha MotoGPのT・ラズガットリオグル選手とJ・ミラー選手はマシンバランスとタイヤパフォーマンスに苦戦し、それぞれ20位と21位で終えた。

第15戦オーストリアGPは、Prima Pramac Yamaha MotoGPにとって今シーズンで最も厳しい大会となった。両選手がウイーク初日から苦戦し、YZR-M1のフルポテンシャルを引き出すことができなかった。最終日の決勝レースでは序盤からタイヤパフォーマンスの低下が顕著で、競争力のあるペースを維持するのが困難な状況。その結果、ラズガットリオグル選手とミラー選手は思うような走りができないまま20位と21位でゴールした。

Moto2
ゲバラ選手が今季2度目の優勝、フェランデス選手は鎖骨骨折で欠場

BLU CRU Pramac Yamaha Moto2のI・ゲバラ選手が今季2度目、自身3度目となる優勝を果たした。ウイークを通じて積み上げた強さを見事な勝利に結びつけるとともに、ランキングトップとの差を大会前の47.5ポイントから35.5ポイントに短縮。タイトル争いにおいては毎回のチャンスを最大限に活かすことの重要性を示した。

ゲバラ選手は5番グリッドから絶好のスタート。すぐさまトップ争いに加わり2番手を確保し、2ラップ目にはI・オルトラ選手をパスしてトップに躍り出た。その後は着実に後続との差を広げて大きなアドバンテージを構築。17ラップ目の第9コーナーでは危うく転倒という場面もあったが、素早い反応で立て直し、リズムを取り戻すと1分33秒台で安定して走行、最終的に後続に1.728秒差をつけて優勝を飾った。

チームメイトのA・フェランデス選手は前日の転倒で鎖骨を骨折し、決勝は欠場した。午前中にスペインの病院へ搬送されたフェランデス選手は、チームメイトへのエールをメッセージとして送ってきたという。その後、手術を受けて順調に回復中で、その後のリハビリに備えている。チームはフェランデス選手の早い回復を祈り、一日も早くピットへ戻ってくることを心待ちにしている。

ゲバラ選手は合計210ポイントでランキング2位をキープし、トップとの差を35.5ポイントに短縮。フェランデス選手は合計17.5ポイントでランキング21位。BLU CRU Pramac Yamaha Moto2は合計227.5ポイントでチーム・ランキング3位を維持している。

MotoGP QUALIFYING RESULT

MotoGP SPRINT RESULT

MotoGP RACE RESULT

MotoGP LAP CHART

Moto2 QUALIFYING RESULT

Moto2 RACE RESULT

MotoGP RIDERS RANKING

MotoGP CONSTRUCTORS RANKING

Moto2 RIDERS RANKING

COMMENT

MotoGP
Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手(17位)

「序盤でペッコ(バニャイア)について行こうとしたのですが、タイヤを使い過ぎてしまっていてポイント圏内は難しいだろうとわかっていました。ウイーク全体では、予選は好調だったのですが、昨日のスプリントと今日の決勝レースではホイールスピンがひどくなりました。そのなかでもベストを尽くしました。最初の10ラップくらいは限界ぎりぎりまでプッシュし、その後ディ・ジャンアントニオ選手に抜かれるまではレースを楽しめていました」

A・リンス選手(19位)

「序盤でふたつの選択肢がありました。タイヤを消耗させて前に出てそのまま攻めていくか、中盤まで待ってからパスして自分のペースで走るかです。私のペースは思ったほど上がりませんでした。モルビデリ選手が追いついて来るのがわかったので、彼の走りを観察してうまく対応しようとしたのですが、結局ついて行くことができませんでした。そのようなわけで、今週は全体的に厳しい戦いでした」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)

「厳しいレースになりました。ファビオ(クアルタラロ)は序盤でコースリミット越えのペナルティによりポジションを落としてしまいましたが、前半の走りは非常に好調で、ずっとトップ10以内をキープしていました。難しい状況にもうまく対応し、ディ・ジャンアントニオ選手を抑えていたのですが、後半はタイヤの消耗が激しく、最後までポジションを守り切ることができませんでした。アレックス(リンス)は昨日のスプリントとほぼ同様の展開でした。スタートでポジションを下げてしまったのです。レースのなかでいくつか取り戻しましたが、彼自身やチームの努力が十分に反映された成績ではありません。今回収集したデータを有効に活用し、ヤマハのホームGPである次回もてぎに向けて準備を進めていきます」

Prima Pramac Yamaha MotoGP

T・ラズガットリオグル選手選手(20位)

「今日のレースのなかで何が起こったのか、未だに理解できていません。それだけにとても悔しい気持ちです。通常、新品タイヤでは、最初の数ラップが最もグリップが高く、プッシュできる時間帯ですが、今日は初めからリアグリップがほとんど感じられませんでした。最初の2~3ラップから苦戦し、スロットルを開けるたびにスピンしていました。そんな状況をどうやってコントロールすればいいのか、私にはわかりませんでした。
数ラップ走ったあとにグリップが落ちてくるなら状況が理解できるし、自分のライディングを適応させることもできます。でも今日は初めから問題が出たため序盤で大幅に後退し、その後もリズムを見つけ出すことができませんでした。ただ完走を目指すだけのレースになってしまい、ライディングをエンジョイできませんでした。
原因はひとつだけではないと思います。物理的なグリップやパワーデリバリー、エレクトロニクスなど、あらゆる面が少しずつ欠けていて、こうした小さな問題が重なると、もっとずっと大きなものになってしまうのです。レース序盤からタイヤがこのようなレベルにある状況は決して受け入れられません。今日は本当に苦しい一日でしたが、二度と同じことを繰り返さないよう、データをしっかり分析して原因を確実に理解することが必要です」

J・ミラー選手(21位)

「正直に言って、非常に悔しいレースでしたし、その展開にとてもがっかりしています。前半戦はそれなりについて行くことができたのですが、13~14ラップ目あたりからタイヤのパフォーマンスが急激に低下しはじめ、とくにリアタイヤには苦戦しました。
一旦、そうなってしまうと、自分にできることは多くありません。とにかくマシンを起こして加速をコントロールしようとするのですが、スピンが激しく時間をロスしてしまいます。そのあとはポジションを競うというよりは、完走を目指すためのレースになっていました。
シーズン序盤にも同じような状況を経験したことがあるので、今は悔しい気持ちでいっぱいです。なぜこのようなことになったのか、そして改善するために何ができるのかを追求しなければなりません。今回のレースのなかに注目すべきヒントがあるはずです。データを丁寧に分析し、そこから確実に学べるよう努力します」

G・ボルゾイ(チーム・ディレクター)

「明らかに、今シーズン中で最も難しい戦いでした。ウイーク初日から苦戦が続き、その後も改善策を見つけることができませんでした。マシンの問題とコースの特性が相まって、新しいプロジェクトのなかで継続中の様々な課題が浮き彫りになりました。
エンジン性能がそのひとつであることはわかっていましたが、今大会を通じて、それ以外のところにも取り組むべき課題があることがわかったのです。ジャック(ミラー)とトプラック(ラズガットリオグル)はレースのなかでタイヤパフォーマンスが激しく低下し、競争力のあるペースを維持するのは難しい状況でした。
今回のことを学びのチャンスととらえ、データを注意深く分析して改善すべき点を確実に理解し、今後に向けて解決策を追求していきます。この壁を超えられれば、プロジェクトに大きな改善が見込めるでしょう。私たちは決してくじけることはありません。困難から学び、より強くなって戻って来ます」

Moto2
BLU CRU Pramac Yamaha Moto2

I・ゲバラ選手(優勝)

「トップに立ってハイペースでプッシュしていくことを目指してレースに臨みました。スタート前にチームと話し、全体を通して1分32~33秒台をキープすることを目標にしました。このあたりがとても気持ちよく走れると感じていたからです。非常に危ない場面が一度あったのですが、幸い何とか切り抜け、レースに集中し続けることができました。
また、今回は開発用のフロントタイヤを使用しました。ウイークを通じて感触が良く、標準タイヤと比べて安定性が高く、長距離でも良好なパフォーマンスを維持できました。これがとても重要で、最後の数ラップまでタイヤがしっかり機能し、戦いに挑める状態が保たれていたのです。
まだたくさんのレースが残っているので、今はこの瞬間を楽しみながら引き続きチャンピオンシップ・ポイントを積み重ねていく時期だと思っています。次のサーキットも大好きな場所なので、今回と同様、レースをエンジョイし、戦い続けることを目標に頑張ります」

A・デ・アンジェリス(チーム・マネジャー)

「何よりもまず、アルベルト(フェランデス)に心からのエールを送りたいと思います。鎖骨骨折の手術が無事に終了したことは非常にうれしい知らせであり、チーム全員が一日も早い回復を願い、彼の帰りを心待ちにしています。
イサン(ゲバラ)については、今日は本当に素晴らしい仕事を成し遂げました。またしても私たちを驚かせてくれたわけですが、今日の走りこそが彼の最大の強さだと思います。私たちは彼の速さを知っていますし、信頼しています。しかし毎回、私たちの予想を超えた何かをやってのけるのです。マシンは好調で、彼もこのコースが気に入っており、ヘビーブレーキング・ゾーンがその走りに合っていることもわかっていました。それでもこれほど大きな差をつけて優勝するとは思っていなかったのです。
見事なペースとともに、とても重要なポイントを持ち帰ってくれました。イサン本人はもちろん、技術者はじめチームの全員を心から祝福します。アルベルトのチームのメンバーも、今日はグリッドに出てイサンのクルーをサポートしており、私たちがひとつの大きなファミリーであることが示されました。
Pramacとヤマハに感謝し、この好調を継続できるよう期待しています。イサンは明日、MotoGPバイクに乗る機会に恵まれたので、大いに楽しんでもらいたいと思っています」

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