MotoGP/Moto2
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPとMoto2に関する情報をお届けします。
Rd.14 9月13日 サンマリノ
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第14戦サンマリノ&リミエ・リビエラ
■開催地:サンマリノ/イタリア(4.226km)
MotoGP 9月12日(土)
■コースコンディション:ドライ
■予選 気温:26度/路面温度:30度
■スプリント 気温:27度/路面温度:39度
■周回数:13周(54.938km)
■PP:M・ベッツェッキ(1分29秒928/アプリリア)
■FL:M・マルケス(1分30秒743/ドゥカティ)
MotoGP 9月12日(土)
■コースコンディション:ドライ
■予選 気温:26度 ■路面温度:38度
■PP:S・アギウス(1分33秒718/カレックス)
MotoGP 9月13日(日)
■コースコンディション:ドライ
■気温:27度/路面温度:40度
■周回数:27周(114.102km)
■PP:M・ベッツェッキ(1分29秒928/アプリリア)
■FL:F・アルデゲル(1分30秒936/ドゥカティ)
MotoGP 9月13日(日)
■コースコンディション:ドライ
■気温:26度 ■路面温度:38度
■周回数:22周(92.972km)
■PP:S・アギウス(1分33秒718/カレックス)
■FL:F・サラック(1分34秒666/カレックス)
REPORT
MotoGP
Monster Energy Yamaha MotoGP
クアルタラロ選手10位、リンス選手はリタイア
Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロ選手が決勝レースで10位を獲得。チームメイトのA・リンス選手は16位走行中の17ラップ目、頭痛によりリタイアした。
クアルタラロ選手は12番グリッドからのスタート。前方でふたつのクラッシュやロングラップ・ペナルティがあり、6ラップ目までに9番手へ浮上した。終始、燃料に問題を抱えながらも後方から迫るJ・ザルコ選手(ホンダ)とE・バスティアニーニ選手(KTM)を懸命に抑えていたが、14ラップ目にバスティアニーニ選手が先行。その後は強い決意でポジションを守り切り、トップから23.229秒差の10位でチェッカーを受けた。
リンス選手は20番グリッドからスタート後、ひとつポジションを下げたが、オープニングラップでトップのM・ベゼッキ選手(アプリリア)が転倒したためふたたび20番手へ。その後もライバルたちのリタイアなどを受けて6ラップ目には16番手まで浮上した。ほとんどの時間帯でF・モルビデリ選手(ドゥカティ)の後方につけてチャンスを窺っていたが、十分に近づくことはできなかった。そして17ラップ目、体調不良によりリタイアとなった。
この結果、クアルタラロ選手は合計61ポイントでランキング15位、リンス選手は合計24ポイントでランキング20位。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計85ポイントでチーム・ランキング10位、ヤマハは合計84ポイントでコンストラクターズ・ランキング5位となっている。
次回オーストリアGPは1週間後の9月18~20日、シュピールベルク・サーキットで開催される。
Prima Pramac Yamaha MotoGP
ラズガットリオグル選手12位、ミラー選手は転倒リタイア
Prima Pramac Yamaha MotoGPのT・ラズガットリオグル選手がグリッド後方から12位まで挽回。チームメイトのJ・ミラー選手は2ラップ目に転倒してリタイアした。チームにとってはウイークを通じて難しい展開だったが、最終日の午前中に行われたウォームアップ・セッションではセッティングの良い方向性が見つかり、ふたり揃ってトップ10に入るタイムを記録していた。
ラズガットリオグル選手はグリッド最後尾の21番手からスタート。終始、力強い走りとハイペースを維持して着実に順位を上げ、12位でゴールして貴重なポイントを手中にした。
ミラー選手は2ラップ目に転倒し、早々にリタイアした。初日から苦戦が続いていたところ、最終日のウォームアップ・セッションではペースを上げ、チームに明るい兆しをもたらしていたが、結果につなげることはできなかった。
Moto2
BLU CRU Pramac Yamaha Moto2
ゲバラ選手6位、フェランデス選手14位
BLU CRU Pramac Yamaha Moto2のI・ゲバラ選手が14番グリッドから挽回して6位獲得。チームメイトのA・フェランデス選手は左手を負傷しながら、グリッド21番手から14位に上げてチェッカー、ポイントを獲得した。
ゲバラ選手はグリッド6ポジションダウンのペナルティにより14番手からのスタート。すぐさま順位を挽回し、オープニングラップを8番手で終えた。序盤でD・アロンソ選手、T・アルボリーノ選手(ともにカーレックス)とバトルを展開し、6ラップ目にはD・ムーニョス選手(カーレックス)をとらえて7番手に浮上。さらに3ラップ後にはF・サラック選手(カーレックス)がコーナーではらむ間に6番手に上がった。終盤に入ると、15ラップ目にA・ロペス選手(カーレックス)をとらえ、続いて表彰台争いに近づいていった。その後アルボリーノ選手と熾烈なバトルを展開し、最終的に6位でチェッカーを受けた。トップとの差は6.196秒だった。
フェランデス選手は3ポジションダウンのペナルティによりグリッド21番手スタート。ここから着実に挽回し、2ラップ目には18番手、9ラップ目には16番手に浮上した。14ラップ目にA・カネット選手(ボスコスクーロ)をパスして15番手に上がり、1ラップ後にはS・ガルシア選手(カーレックス)のロングラップ・ペナルティを受けてもうひとつ順位を上げた。終盤ではJ・ロバーツ選手(カーレックス)に迫る場面もあったが届かず、トップから22.259秒差の14位でゴールした。
この結果、ゲバラ選手は合計185ポイントでランキング2位をキープし、トップとの差は47.5ポイント。フェランデス選手は合計17.5ポイントでランキング20位。BLU CRU Pramac Yamaha Moto2は合計202.5ポイントでチーム・ランキング3位となっている。
MotoGP QUALIFYING RESULT
MotoGP SPRINT RESULT
MotoGP RACE RESULT
MotoGP LAP CHART

Moto2 QUALIFYING RESULT
Moto2 RACE RESULT
MotoGP RIDERS RANKING
MotoGP CONSTRUCTORS RANKING
Moto2 RIDERS RANKING
COMMENT
MotoGP
Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手(10位)
「今日は"まずまず"以上のポジションを走れていたと言えるでしょう。6位にかなり近づいていたのです。燃料に問題があったのですが、原因はわかりません。それでも今日はポテンシャルを最大限に引き出せたと思っています。昨日と比較するとフィーリングは良くありませんでしたが、今日の最大限の結果を得ることができました」
M・メレガリ(チーム・ディレクター)
「ファビオ(クアルタラロ)は昨日のスプリントから好調で、今日はチャンスを活かして成果を上げました。燃料の問題に対処しながら最大限の結果を目指し、複数のライバルを抑えてトップ10を獲得したのです。アレックス(リンス)は体調不良でリタイアとなりました。このような理由で完走できなかったのは彼にとって残念なことですが、このスポーツではとくに安全が常に最優先です。私たちはこれから、来週行われるオーストリアGPの会場、シュピールベルク・サーキットへ向かいます」
Prima Pramac Yamaha MotoGP
T・ラズガットリオグル選手(12位)
「このコースは熟知していますが、スーパーバイクのときとはマシンもタイヤもまったく異なっているので、あまり助けにはなりませんでした。毎ラップ必死で戦っている状況で、かなり難しいレースでした。おもにブレーキングで前に近づきますが、オーバーテイクには至りません。終盤はフロントタイヤが熱くなり、ロックに悩まされるようになってしまいました。
そのなかでもポジティブな点は、とくに後半戦でペースが良かったことです。今大会中、最高の1分31秒7を記録し、ファビオ(クアルタラロ)のタイムに追いつくことができました。そのときすでに限界でしたが、ペースはほぼ同等でした。私にとっては大きな成果です。結果は12位ですが、ペースでは7位か8位に近づけたと思っています。
最大の課題はやはり予選です。最後尾からのスタートでは、すべてが難しくなります。とくにオーバーテイクが難しいコースではなおさらです。もしも9~10番手くらいからスタートできればトップ10に留まることができたでしょう。次回オーストリアでは、初日の金曜日と予選を重視し、グリッドポジションを上げることに集中していきます。全体的には今日のレースをポジティブに評価しています。とくに後半の戦いで大幅に前進し、多くを学ぶことができました。次のオーストリアもこのマシンで走るのは初めてのコースです。どこまでできるか楽しみです」
J・ミラー選手(DNF)
「今日はあっという間に終わってしまいました! 好スタートを切ってオープニングラップでいくつか順位を上げました。ペースが良かったので、できるだけ早い段階でたくさんポジションを上げたいと思っていました。というのも、みんなが一列に並んでしまったあとではオーバーテイクが難しくなるからです。ヨハン(ザルコ)やファビオ(クアルタラロ)と競り合い、全員がブレーキングをかなり遅らせていたのですが、そのなかで私はわずかにはらみ、またわずかに強くプッシュしたためフロントが限界に達してしまいました。
すぐにマシンを起こしましたが、グラベルに出てしまったことでトラクションコントロールに問題が発生したため、一度エンジンを切ってやり直そうとしたら再始動しなくなってしまいました。でも転倒時にすでにダメージを負っていました。今週末をこのような形で締めくくることになりとても残念です。
非常に難しいウイークでしたが、決してあきらめずにトライし続けました。昨晩はセッティングを大幅に変更し、ウォームアップ・セッションから決勝までの間にまた一歩前進していました。マシンをやや長めに、ややソフトめにしたらウイーク中で最高のフィーリングが得られました。しかし残念ながら、そのマシンで多くの仕事はできませんでした。
次のオーストリアは、よりノーマルな週末になるよう願っています。今回のコースはマシンの挙動の点でかなり独特だったので、次回はここ4~5戦で使っていたベース・セッティングに戻したいと思っています。私がこのところ、かなり気持ちよく乗れるようになったマシンです」
G・ボルゾイ(チーム・ディレクター)
「好結果となり得たはずのレースでジャック(ミラー)が転倒リタイアに終わってしまったことは非常に残念です。ペース自体はとても好調だったのです。トプラック(ラズガットリオグル)がそれを証明しており、クアルタラロ選手をはじめトップ10の選手たちに匹敵する速さをコンスタントにキープしていました。グリッド位置が後方だったので厳しい戦いは明らかでしたが、そのなかでもトプラックが強さを取り戻し、マシン・バランスに好感触を得られたことに大きな意義があります。
もちろん、望んでいる場所にはまだ届いていません。まだ多くの課題がありますが、今大会中に行った変更が良い方向へ導いてくれていると確信しています。これからジャックのマシンにも同様の方法で取り組み、次回はより高いレベルでウイークをスタートできるようになることを期待しています。
今の私たちに欠けているのはこの部分です。好調ペースを初めから持っていることが重要なのです。それができれば、ウイークを通じて今よりずっと良いポジションに立つことができるでしょう」
Moto2
BLU CRU Pramac Yamaha Moto2
I・ゲバラ選手(6位)
「今日のレースは14番手スタートという状況に大きく影響されました。ペース自体はとても良かったので優勝争いもできたはずですが、グリッド位置がこれほど後方では、そうした可能性はすぐに消えてしまいました。今大会はどのセッションでもあまり好感触が得られず、手応えがないままだったのですが、今日は上位争いに食い込むことができました。レース展開には満足していますし、チームのみんなの素晴らしい仕事を誇りに思います。
懸命に順位を挽回し、表彰台争いに加わることができました。15ラップ目以降、5番手をキープしていたのですが、残り4ラップでダッシュボードに不具合が出てしまいました。その時点で後続との差が0.7秒あったので、それを維持しながら最後の2ラップでアタックしようと考えていたのでが、いつプッシュすべきかの情報が得られないまま、いきなり後方からオーバーテイクを仕掛けられてしまいました。そのあとは守りに集中せざるを得ず、表彰台を狙うチャンスを逃してしまいました。
表彰台は獲得可能だと確信していたので、正直なところ悔しさはあります。でも同時に、素晴らしいレースができたとも感じています。グリッド14番手からスタートし、多くの時間帯で5番手をキープできたことは評価できますし、最終的に6位に入り貴重なポイントを獲得できました。
これからも努力し続け、戦い続けます。チャンピオンが決定するまで、全力を注ぎ続けます」
A・フェランデス選手(14位)
「とてもポジティブな一日でした。昨日のペナルティのあとグリッドがかなり後方になってしまい、左手を傷めたこともあって、今朝の時点では決勝を完走できるか定かではありませんでした。とにかく出場すると決めましたが、痛みがひどく、さまざまな状況に適応するのが大変でした。
数ラップ走るとリズムがつかめ、痛みも何とかコントロールできるようになりました。そこから少しずつ前進し、好レースを完走し、チャンピオンシップ・ポイントまで獲得できました。今回体験したすべてのことを考えると、今日の結果にはとても満足です。
本来ならもっといい走りができたはずです。昨日はさまざまなバッドラックがありましたが、それがレースというものです。今まで通り努力を続け、今日の良かったところを評価し、次のオーストリアに前向きに取り組みます」
A・デ・アンジェリス(チーム・マネジャー)
「今日の結果に満足するべきでしょう。イサン(ゲバラ)がチャンピオンシップ・リーダーのゴンザレス選手にポイントを奪われてしまったのは事実ですが、非常に素晴らしいレースを見せてくれましたし、グリッドポジションを考えれば見事な巻き返しでした。序盤がとても好調で、多くのポジションを挽回し、こうした難しいレースをコントロールする能力を改めて証明してくれました。グリッド後方からスタートする場合、ただ出て行って勝つことなど不可能です。ですから最大限のポイントを持ち帰ることが最も重要なのです。彼は何ひとつ無駄にせず、頭脳を含めたあらゆる資質を駆使してこのポジションを獲得しました。
終盤では残念ながら、ダッシュボードに不具合が生じてしまいました。警告画面が出たままになり、他の情報を確認することができなくなっていたのです。それがなかったとしたら、あといくつか挽回できたかもしれないと思っていますが、彼の今日のレースには満足しています。
アルベルト(フェランデス)のほうは、朝の予想をはるかに上回るレースだったと言っていいと思います。彼は手を腫らしてピットに戻って来ました。その時点で、決勝ではただトライし、ベストを尽くし、できるだけ多く周回するだけでいいと伝えました。もし痛みが強くなれば、レースを止めて次のオーストリアに向けて回復に専念させる予定でした。彼はしかし、決勝を最後まで走り切っただけでなく、チームにとってとても重要なポイントを持ち帰って来てくれました。レース前はポイントなど望むべくもありませんでした。素晴らしい活躍でした。
本来ならもっといい仕事ができたはずですし、チャンピオンシップ・リーダーがまた少し先へ行ってしまったのですから当然、残念な気持ちはありますが、ここまでのすべてのことを考えると、ポジティブな週末だったと言っていいと思います。ヤマハやプラマック、すべてのスポンサーに、またふたりをここまで押し上げてくれたチーム全員の素晴らしい仕事に心から感謝しています」























