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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.13 7月23日 フランダース

RACE DATA

■大会名称:モトクロス世界選手権 第13戦フランダース
■カテゴリ:MXGP/MX2
■開催日:2023年7月23日
■開催地:ベルギー/ロンメル (1.870km)

REPORT

ベルギーのロンメルで開催されたFIMモトクロス世界選手権第13戦フランダースGPで、Monster Energy Yamaha Factory MXGPのグレン・コルデンホフが2位/3位で総合3位となった。また、ジェレミー・シーワーは5位/4位で総合4位に入った。

MX2では、Monster Energy Yamaha Factory MX2のヤゴ・グリーツが圧倒的な強さを見せてダブルウィンを飾り、MX2のタイトル争いでトップとの差を大きく縮めた。

MXGP
コルデンホフがフランダースMXGPで4度目の表彰台、シーワーも4位

ベルギーのロンメルで開催されたフランダースMXGPは、世界のトップモトクロスライダーにとって、スキルと持久力が試される過酷な戦いとなった。大会は雨に見舞われ、濡れた砂の路面は周回を重ねるごとに悪化する難しいコースとなり、ライダーたちは懸命なライディングと限界までプッシュすることが強いられた。

オープニングレースでは、シーワーがトレードマークのロケットスタートを見せてゲートから飛び出し、10回目となるFox Holeshotを獲得した。だがすぐにコルデンホフとR・フェーブル(カワサキ)の先行を許すことに。

コルデンホフは最初の3周に渡ってフェーブルからのプレッシャーに耐えてトップを走行するが、その後小さなミスがありリードを奪われてしまう。それでも立て直し、2位でフィニッシュした。

一方、シーワーはクラッシュから立ち直り、最終ラップで選手権ランキングリーダーのJ・プラド(GASGAS)を捕えて4番手争いを挑んだが残念ながら時間切れで追い抜くには至らず、5位でフィニッシュした。

レース2は霧雨が降り続き、サーキットはラフな状況となった。そんな状況下でもコルデンホフの勢いが衰えることはなかった。オランダからやって来たファンの声援を受けるコルデンホフは5番手から3番手に順位を上げてフィニッシュした。

一方、シーワーは再び素晴らしいスタートを決めると懸命にプッシュしたが、表彰台に挑むにはあと一歩及ばず。それでも高いパフォーマンスを見せて速いラップタイムを連発するが、結局4位でレース2を終え、総合結果も4位となった。

シーワーは選手権ランキング3位を維持。コルデンホフは5位のままだが4位との差を1ポイントに詰めた。Monster Energy Yamaha Factory MXGPチームはこの後、3週連続開催のグランプリの3回目となるフィンランドのヴァンターに向かう。全19戦で争われるMXGPシリーズの第14戦は来週末、7月29、30日に開催される。

MX2
グリーツがホームグランプリで優勝しランキング2位に浮上

グリーツがYZ250FMの強さを最大限に発揮し、サンドコースでの自身の並外れた能力を組み合わせて予選レースと両方の選手権レースを制した。母国のファンからの大きな声援をエネルギーに、グリーツは3度の驚異的なスタートを決め、全レースの全ラップをリードし、今シーズン6回目のグランプリ優勝を飾った。その際立ったパフォーマンスにより、ヤマハのエース、グリーツはMX2のランキングで2位に浮上するとともに、トップとの差を13ポイントに短縮した。

一方、Monster Energy Yamaha Factory MX2のルーキー、リック・エルジンガは、日曜日の朝、YZ250FMのサスペンションに極めて重要な調整を行い、2レースとも力強いスタートを決めると、荒れたサンドコースで素晴らしいパフォーマンスを披露。レース1で9位、レース2では5位フィニッシュを果たした。

ホームでのグランプリで素晴らしい結果を残したMonster Energy Yamaha Factory MX2チームは、この後、フィンランドのヴァンターに向かい。来週末、7月29、30日に開催される3連戦最後のグランプリに臨む。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

MX2 RESULT Race.1

MX2 RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

RIDERS RANKING MX2

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MX2

COMMENT

MXGP
Monster Energy Yamaha Factory MXGP

グレン・コルデンホフ選手談 (2/3位:総合3位)

「この週末はずっと良い感触でした。私はこういう環境で育ったんです。ロンメルのこういうレイアウトはとても好きです。重く、テクニカルで、リーロップのようなオランダのサンドコースに似ています。本当にタフなコースでした。エンジョイできましたけど、苦労もしました。レース2では最高のスタートができず、フェルナンデス選手とシーワー選手を抜くのに苦労しました。結局、自分にとって最高の週末とはならなかったのですが、ポジティブな点に焦点を当てれば、昨日の予選レースで勝って今シーズン初のポールポジションを獲得したし、速さもありました。でも今日勝てなかったことはちょっと残念です」

ジェレミー・シーワー選手談 (5/4位:総合4位)

「言い訳はしたくないです。たとえサンドコースでも、優勝と表彰台を目指して争えると思っていました。堅実なスタートをしたし、速さもあり、ペースも体調も良かったのですが、ここベルギーで育った選手たちとのレースは難しいし、オランダ人ライダーはレース当日のサンドコースでは、何か特別なものを持っているかのようです。問題は、こういう状態のトレーニングや練習ができないということです。既に一年中ここでたくさんのトレーニングを積んでいますけど、正直なところ、そのコンディションとGPでのコンディションとを比較することはできません。まったく違います。ただ、いずれにしても、自分のパフォーマンスには満足しています。ペースは良かったのですが、残念ながら総合4位でした。それでも確実にポイントを獲得できました。今後のレースで好結果が得られることを期待しています」

MX2
Monster Energy Yamaha Factory MX2

ヤゴ・グリーツ選手談 (優勝/優勝:総合優勝)

「この週末は、母国の観衆の前で3つのレースに勝ち、60ポイントを獲得して、素晴らしい気分です。コースでの感触は週末を通して良かったし、実際に週末が進むにつれて感触はどんどん良くなりました。特に2回目のレースはすごく良い感触で、ミスもなかったので、シーズンの残りもこの調子で、タイトル争いに加わることができればと思っています」

リック・エルジンガ選手談 (9/5位:総合6位)

「この週末は、走り出しはタフでしたけど、終わり方はすごく良かったです。体力的に厳しい一週間を過ごした後に、やや疲れて到着して、土曜日は一日中、バイクのセットアップに苦労していました。最初のレースで感触はかなり良くなっていて、週末が進むにつれて感触はどんどん良くなりました。最終レースでの5位は、今シーズンのセカンドベストなので、これには満足しています。また、レースに向けてサスペンションを適切に調整するのに協力してくれたルードに感謝しています」

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