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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.9 8月6日 イギリス

 

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第9戦イギリスGP
■開催日:2023年8月4日(金)フリー走行、5日(土)予選、6日(日)決勝
■開催地:シルバーストン/イギリス(5.902km)

CIRCUIT DATA

■開設:1948年
■コース長:5.900km
■2022年の優勝者:F・バニャイア(ドゥカティ)

REPORT

Monster Energy Yamaha MotoGP、変化に満ちたイギリスGPに挑む

Monster Energy Yamaha MotoGPは第9戦イギリスGPに大きな期待を持って臨む。夏休み後の初戦、そして同チームとタイトルスポンサーを共有するこの大会で好成績を狙う。

5週間の夏休みが終わり、Monster Energy Yamaha MotoGPは今週末、サーキットに戻ることを楽しみにしている。F・クアルタラロとF・モルビデリは、多くのMotoGPファンと同様にウイークのスタートを待ちわびている。

クアルタラロは現在ランキング9位。厳しい状況が続いた前半戦のあと、第8戦オランダGP終了後には足の手術を受けた。その傷も完治した今、素晴らしいショーを披露する決意をしている。クアルタラロがここシルバーストーン・サーキットでのライディングを心から楽しんでいることは、2021年の勝利が証明している。

リラックスとトレーニングを行いながら5週間のオフを過ごしてきたモルビデリもまた、新たなエネルギーを蓄えてシーズン後半戦のスタートに備えている。第8戦終了時点でランキング11位につけており、ここからさらにポイント獲得を目指す。シルバーストーンのコースを熟知し、2016年と2017年にはMoto2でそれぞれ2位と3位を獲得している。新たな挑戦となる今大会では、こうした経験が役立つことになる。

今年はインターナショナル・パドックを使用することとなり、スタート‐フィニッシュ・ラインを含むメインストレートが、これまでとは異なる場所になる。これまで同様、時計回りで行われるが、アビー・コーナーが第1コーナーとなり、クラブ・コーナーが最終コーナーとなる。

コーナー数18、全長5.9kmのシルバーストーンは、MotoGPサーキットのなかで最長のコース。グランプリ・コースに加えられたのは2010年だが、レーシング・コースとして60年以上の歴史を持っている。資金投資と革新を受けて最速コースのひとつとなり、ライダーたちから高い評価を得ている。

夏季休暇中に、Q2進出に向けた記録計測セッションの方法を変更することに全MotoGPチームが合意し、グランプリ・コミッション(GPC)によって承認された。それにより今大会では、ウイーク最初のセッションではQ2進出のためのタイム計測は行われない。時間は45分間で変わらず、名称をフリープラクティス1(FP1)とする。ウイーク2度目のセッションも時間は60分間で変わらないが、名称をプラクティス(PR)とし、Q2進出ライダーを決める唯一のセッションとなる。また土曜日の午前中に行われる30分間のセッションは、フリープラクティス2(FP2)と呼ばれることとなる。

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手談:

「フィーリングはとてもいいです。5週間の休みの間につま先の怪我を治すことができました。1週間後にはトレーニングを再開できるようになりましたし、家族や友人と楽しい時間を過ごすこともできました。そして良い状態でイギリスに入れたことが、とても大切です。長い休暇のあとで、またファンの皆さんに会うことをとくに楽しみにしています。今回は少し状況が変わり、インターナショナル・パドックを使用することになるため、スタート‐フィニッシュ・ラインも別の場所になります。その上、ウイークの進行方法にも変更がありました。でも何も問題はありません。すぐに慣れると思います」

F・モルビデリ選手談:

「夏休みが終わって、また仕事に戻ります。5週間を経て、またチームのみんなと一緒に過ごせることがうれしいです。オフの間は、とてもいい時間を過ごしました。リラックスし、ルカ・マリーニの結婚式に行き、トレーニングもしました。しばらくサーキットを離れて再充電できたので、これからの忙しい時期にしっかり対応できると思います。あと12戦残っていますが、今回からウイーク最初のセッションではQ2のことを気にすることなく練習とセッティング・ワークに集中できるようになります。これにより、以前は時間がなくてできなかった、さまざまなテストも可能になるのです。また、インターナショナル・パドックを使用することも良い変化だと思います。シーズン後半戦に向けて新たなスタートを切るための完璧な状況が整いました」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談:

「ついに始まります! 夏休みの間にファビオ(クアルタラロ)は怪我を治し、このイギリスGPに間に合わせることができました。今大会は私たちチームとタイトルスポンサーを共有するため、とくに大切なイベントなのです。フランキー(モルビデリ)もまたパドックを離れている間に良い時間を過ごしており、モチベーションとエネルギーを蓄えて後半戦をスタートすることができます。この後半戦はこれまで以上に厳しい戦いになるでしょう。今後4か月の間に12戦が行われるスケジュールなので、新しいプラクティスのやり方に早く慣れることが重要です。今回でスムースな仕事の流れを構築し、それを11月の最終戦まで維持しなければなりません」

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