本文へ進みます
サイト内検索

MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.06 6月11日 イタリア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第6戦イタリアGP
■開催日:2023年6月11日(日)決勝結果
■開催地:ムジェロ/イタリア(5.245km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:27度 ■路面温度:45度
■PP:F・バニャイア(1分44秒855/ドゥカティ)
■FL:A・マルケス(1分46秒807/ドゥカティ)

REPORT

モルビデリとクアルタラロが10・11位を獲得

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・モルビデリとF・クアルタラロは、それぞれ14番グリッドと15番グリッドからスタートし、全23ラップのほとんどを並んで走る格好で走り切り10位と11位でチェッカーを受けた。

モルビデリは14番グリッドから好スタートを決めてポジションアップ。まもなくJ・ザルコ(ドゥカティ)に先行されたもののオープニングラップを終えた時点で12番手をキープし、さらにペースを上げて序盤から挽回を図る。そして3ラップ目にはE・バスティアニーニ(ドゥカティ)をとらえ、続けてその前のA・エスパルガロ(アプリリア)にも追いついて背後につけた。

6ラップ目にM・マルケス(ホンダ)の転倒があり、モルビデリは自動的にトップ10に浮上。しかしそのあとはパスを仕掛けることができず、バスティアニーニとクアルタラロに差を詰められてしまう。15ラップ目にはA・マルケス(ドゥカティ)が転倒したため一時9番手に上がったが、16ラップ目には再びバスティアニーニに先行を許して10番手。その後も最後までプレッシャーをかけ続けたが挽回はかなわず、10位を維持してゴールした。トップとの差は17.610秒だった。

一方のクアルタラロは15番グリッドからスタート後、オープニングラップでふたつポジションアップ。早い段階でモルビデリとバスティアニーニをとらえようと果敢に攻めていったが、思うように近づくことができなかった。9ラップには、このバトルにM・オリベイラ(アプリリア)も加わったが11ラップ目で転倒。その後は再び3台で11位争いを続けることとなった。

クアルタラロの後方は1.5秒ほど離れていたため、前の2台とのバトルに専念。バスティアニーニにぴたりとつけて、ともにモルビデリに迫ったが、あと一歩が届かず11位でチェッカーとなった。トップとの差は17.861秒だった。

この結果、クアルタラロは合計54ポイントでランキング8位、モルビデリは合計46ポイントで12位となっている。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計100ポイントでチーム・ランキング6位、ヤマハは合計64ポイントでコンストラクターズ・ランキングは5位。

RACE RESULT

LAP CHART

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

F・モルビデリ選手談(10位)

「いいレースでした。序盤で何度かいいバトルができました。この時点ではきっとうまくいくと信じていたのですが、フロントのタイヤ圧がまた高くなってきてペースを抑えなければなりませんでした。最後はトップ10で戻ってくることができました。願い通りのポジションを獲得できたわけではありませんが、チーム一丸となって全力を尽くし、いい仕事をしたことは皆が理解しています。でもまだ十分ではないので、引き続き前進しなければなりません」

F・クアルタラロ選手談(11位)

「午前中のセッションですでに、マシンのフィーリングがあまり良くないことがわかっていました。加えてタイヤ・チョイスもうまくいきませんでした。リアにミディアムを履いたのですが、ソフトでいくべきだったのです。苦しい状況が続いていますが、次のザクセンリンクに期待しています」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「厳しい戦いになることは初めからわかっていました。ムジェロ・サーキットは体力的にも精神的にも非常に厳しいコースで、気温27度のなかで23ラップを走るのは大変な仕事です。昨日と同様、グリッドポジションが結果に大きく影響してしまいました。クアルタラロ選手は暑さを考慮してリアにミディアムを使用しましたが、最終的にはモルビデリ選手が使ったソフト・コンパウンドのほうが良かったというわけです。全体として残念な結果になりましたが、今日の経験を糧にして次のドイツGPに照準を合わせていきます。すぐにリベンジのチャンスが巡ってくるので、私たちにとって連戦は良いことです」

ページ
先頭へ