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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.17 10月29日 タイ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第17戦タイGP
■開催日:2023年10月29日(日)決勝結果
■開催地:ブリラム/タイ(4.554km)
■周回数:26周(118.404 km)
■コースコンディション:ドライ
■PP:J・マルティン(1分29秒287/ドゥカティ)
■FL:M・ベッツェッキ(1分30秒896/ドゥカティ)

REPORT

クアルタラロが5位獲得、モルビデリも11位と健闘

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとF・モルビデリは、それぞれ10番グリッドと18番グリッドからスタートし、M1のパフォーマンスを最大限まで引き出して6位と11位でチェッカー。レース後にA・エスパルガロ(アプリリア)が3ポジション・ダウンのペナルティを受けたため、クアルタラロはひとつ上げて5位となった。

チャーン・インターナショナル・サーキットの上空には灰色の雲が広がり、天候変化が懸念されるなかで決勝がスタート。タイヤの消耗と燃料消費を考慮しながら、序盤は全ライダーが一群を形成するような展開となった。

グリッド10番手からスタートしたクアルタラロはポジションをキープしてオープニングラップを終了。2ラップ目には8番手に上がり、トップ7台のグループに懸命について行った。そしてM・マルケス(ホンダ)とF・バニャイア(ドゥカティ)の背後に迫ったが、同時に他の大勢のライダーにも注意を払わなければならなかった。R・フェルナンデス(アプリリア)、M・ビニャーレス(アプリリア)、M・ベゼッキ(ドゥカティ)らとバトルを繰り広げながら一時は9番手に後退したが、12ラップ目にA・マルケス(ドゥカティ)が転倒、17ラップ目にM・マルケス(ホンダ)をとらえて7位まで浮上した。

この時点で6番手のエスパルガロから1秒以上離されていたが、何とか差を詰めようと、さらにペースアップ。そして21ラップ目には、エスパルガロに抜かれて6番手となっていたL・マリーニ(ドゥカティ)をパスして6番手に浮上。続いて5番手のエスパルガロも視野にとらえたが、わずかに届かなかった。トップから4.550秒差の6位でチェッカーを受けたあと、エスパルガロのペナルティによりひとつ上げて5位となっている。

一方、18番グリッドからスタートしたモルビデリは、序盤の混乱が収まったところで17位。そのあと中上貴晶(ホンダ)とJ・ミラー(KTM)をパスしてポイント圏内まで上がり、8ラップ目には前方を走るJ・ザルコ(ドゥカティ)が大きくはらむ間に14番手に浮上した。さらに最後の6ラップではE・バスティアニーニ(ドゥカティ)とR・フェルナンデス(アプリリア)をパス。最終ラップではJ・ミル(ホンダ)もとらえて11位でチェッカーを受けた。トップとの差は11.168秒。

この結果、クアルタラロは合計145ポイントでランキング9位に浮上。モルビデリは合計84ポイントでランキング13位をキープした。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計229ポイントでチーム・ランキング6位、ヤマハは合計165ポイントでコンストラクターズ・ランキング5位となっている。

RACE RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手談(5位)

「正直に言うと、今日は予想していたよりも、いいレースができました。いろいろなライダーといろいろなマシンを見て、多くのことを学ぶことができたのです。だから今はとてもハッピーです。このレースから得たフィードバックをエンジニアたちが理解し、いくつかの部分を改善してくれることを期待しています」

F・モルビデリ選手談(11位)

「マシンがよく走っていて、いいレースだったと思います。スピードもありましたし、とくに終盤は最速タイムを記録することができて大きな励みになりました。でもスターティング・ポジションが良くないので挽回は難しく、期待した順位には届きませんでした。また私自身のミスもありました。第3コーナーではらんでしまい、大きく遅れてしまったのです。このことは残念に思っていますが、その一方で、スピードとクイックさには満足しています。ですから全体的には、いいレースだったと受け止めています」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「今回のタイGPはエンターテインメントの要素にあふれていました。ファビオ(クアルタラロ)とフランキー(モルビデリ)はウォームアップで速さを証明しましたが、その一方では悔しい場面もありました。決勝用セッティングで単独で走行するときには十分なスピードとペースがあるのですが、実際のレースのなかで集団に飲み込まれてしまうと、他のライダーのラインを走らなければならなくなるため力を発揮しきれないのです。それに加えてグリッド10番と18番という厳しい条件にも苦しめられました。それでもふたりは、いい仕事をしてくれました。スタートで順位を上げ、終盤の戦いを考慮してタイヤを温存したことが好結果につながりました。このあとは1週間休んでから、いよいよシーズンの締めくくりとなる最後のトリプル・ヘッダーが始まります」

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