MotoGP
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.17 10月29日 タイ
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第17戦タイGP
■開催日:2023年10月27日(金)プラクテイス
■開催地:ブリラム/タイ(4.554km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:35度 ■路面温度:40度
REPORT
Monster Energy Yamaha MotoGP、タイGP初日に好調ぶりをアピール
Monster Energy Yamaha MotoGPはウイーク初日の金曜日、F・クアルタラロとF・モルビデリの両ライダーがハイペースを披露した。クアルタラロはプラクティス(PR)で8番手を獲得して早々にQ2進出を決定。モルビデリは12番手でQ1に出場することとなった。
クアルタラロは午前中のフリープラクティス第1セッション(FP1)で12番手に留まったものの、ライディングには確かな手ごたえを感じていた。そして午後からのPRに備えてセッティング・ワークを順調にこなし、セッションがスタートするや、すぐさま4番手に浮上した。終盤のタイムアタックでは少しずつ順位を下げ、残り6分時点で7番手。その後も激しい競り合いが続くなか、全26ラップ中25ラップ目に1分30秒074のベストタイムを記録し、トップから0.248秒差の8番手で終了した。
一方のモルビデリはFP1で5番手と好調。PRでも順調に周回を重ね、タイムアタックの最初のトライで3番手に浮上した。その後、全体のペースが上がり始めるなかで一時、10番手まで後退したが、再び挽回し、各ライダーが最後の走行に入った時点で9番手。このままトップ10を確保するべく懸命にペースアップを試みたが、それ以上は更新できず、全24ラップ中19ラップ目に記録した1分30秒217がベストタイムとなった。この結果、トップから0.391秒差、トップ10から0.087秒差の12番手で初日を終えている。
PRACTICE RESULT
COMMENT
Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手談(プラクティス8番手/1分30秒074)
「順調な一日、そして順調な午後でした。午後からのPRではいいペースで走行し、目標にしていたQ2進出を達成することができました。だから今日は最高の気分です。今回はチャンスがありそうです。予選がうまくいけば決勝で表彰台を狙えると思うので、そのためにも予選で好タイムを記録し、前との距離をできるだけ縮めていかなければなりません。今日はトップから0.2秒差の8番手というわけですから、何としてもパーフェクト・ラップを成功させなければなりません」
F・モルビデリ選手談(プラクティス12番手/1分30秒217)
「Q2に進出することがとても重要です。今日はスピードがあり、非常にクイックだったのですが、それでもまだ足りませんでした。終盤でイエローフラッグが出たことや、1ラップ目にミスをしてしまったことで、2度目のタイムアタックができませんでした。でも私の今日のスピードがあれば、本当なら最初のアタックでQ2進出を決められたはずです。しかし残念ながら、そのときはアグレッシブさが十分ではなく、全力には届いていなかった結果として、今、この位置にいるということです。でも、まだチャンスはありますし、スピードも持っています。明日もう一度、トライしてQ2を目指します。それがどうしても必要なことなのです」
M・メレガリ(チーム・ディレクター)談
「パーフェクトとは言いませんが、先週よりはずっと満足できる状態になっています。ふたりともペースとスピードがありました。ファビオ(クアルタラロ)は、目標のQ2進出を決めました。フランキー(モルビデリ)もかなり近いところまで行ったのですが、わずか0.087秒差で逃してしまいました。このままドライ・コンディションが続くとすれば、明日のQ1でQ2進出を決めるチャンスがあると確信しています。でももしも雨が降れば、コンディション変化にいかに素早く適応できるかという問題になります。どちらにしても、私たちは100%プッシュし、予選とスプリントでできる限り上のポジションを目指していくということです」