本文へ進みます
サイト内検索

MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.10 8月20日 オーストリア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第10戦オーストリアGP
■開催日:2023年8月20日(日)決勝
■開催地:シュピールベルク/オーストリア(4.348km)
■周回数:28周(121.744 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:30度 ■路面温度:33度
■PP:F・バニャイア(1分28秒539/ドゥカティ)
■FL:F・バニャイア(1分29秒840/ドゥカティ)

REPORT

クアルタラロとモルビデリ、暑さと闘いながらポイント獲得

好天に恵まれた第10戦オーストリアGP決勝。Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとF・モルビデリは暑く長いレースで懸命にプッシュし続け、後半は勢いを増して、それぞれ8位と11位を獲得した。

クアルタラロは9番グリッドからスタート後、序盤でいくつかポジションを下げてしまう。一時は12番手まで後退したが、レース中盤以降で巻き返しを図り、J・ザルコ(ドゥカティ)とJ・ミラー(KTM)をパス。さらにE・バスティアニーニ(ドゥカティ)との距離を縮めていった。

20ラップ目にはスターティング・ポジションの9番手まで挽回し、最終ラップでA・エスパルガロ(アプリリア)にアタック。これに成功して8位でゴールラインを通過した。トップとの差は19.509秒だった。

一方、予選を15番手で終えていたモルビデリは、P・エスパルガロ(KTM)が1ポジション・ダウンのペナルティがあったため14番グリッドからスタート。初めの数周はこのポジションをキープしていたが、4ラップ目にはエスパルガロとバトルになり15番手へ後退した。

M・オリベイラのリタイアにより再び14番手となったあと、もう一度、エスパルガロとバトル。これを制して13番手に上がり、しばらくの間、クアルタラロの後ろを走行。懸命について行こうとするも、クアルタラロがザルコをパスして順位を上げる一方で、モルビデリはパスに手間取り差をつけられてしまった。それでも17ラップ目にはエスパルガロをとらえ、その4ラップ後にミラーもパスして11番手に浮上。さらにバスティアニーニに近づいて行ったが、トップ10フィニッシュはならなかった。トップとの差は21.527秒。

この結果、クアルタラロは合計73ポイントでランキング11位、モルビデリは合計65ポイントでランキング12位をそれぞれキープ。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計138ポイントでチーム・ランキング6位、ヤマハは合計93ポイントでコンストラクターズ・ランキング4位タイとなっている。

RACE RESULT

LAP CHART

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談(8位)

「最初の3ラップは十分なグリップが得られず、狙っていたポジションまで上がることができませんでした。それでも、木曜日にも話したことですが、100%の力を注いで戦うことができればハッピーなのです。今日もそうでした。マシンについて改善すべき箇所がどこなのかはわかっています。今日はライバルたちの後ろについて走り、じっくり見ることができたので、エンジニアにフィードバックできます。今シーズンは2つのことに取り組んでいます。できるだけ上のポジションでゴールすることと、学び、集中し、冷静でいることです。でもそれとは別に、来年の準備にも取り組んでいて、これが非常に重要なことだと思っています。最高のマシンを作るために、最高の情報をヤマハにフィードバックしたいと思っています」

F・モルビデリ選手談(11位)

「やや後方からスタートしたので、とにかくポジションを上げていかなければならず、トリッキーなレースでした。でも、その展開を楽しむことができました。私自身はとても好調で何台かパスすることができましたし、強さも速さも感じていました。しかし、依然としてスタート・ポジションが問題です。次はその部分の改善に力を入れ、他のエリアについても同時に取り組んでいきます」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「午前中のウォームアップ・セッションのなかで、ふたりともマシンに良い感触を持っていることがわかりました。しかし午後の決勝時の暑さは、今週初めて体験することだったのです。このコースはタイヤとブレーキに大きな負担がかかります。そのためタイヤの圧力と消耗が鍵を握ることになるのです。そして、それ以上に重要なのがライダーの集中力と体力です。このようなレースのなかでは、いつも最後に痛みが現れます。ふたりのライダーはレース終盤に向けてうまく状況をコントロールし、順位を上げることができましたが、その一方で、序盤でトップグループについて行くだけの力がありませんでした。それでも、決して相性が良いとは言えないこのコースで、全体的なパフォーマンスは悪くなかったと思っています。今は次のバルセロナ-カタルニア・サーキットに気持ちを集中しています。Monster Energyがスポンサーとなる大会ですし、コースも、よりヤマハのマシンに合っていると思います」

ページ
先頭へ