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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.12 9月10日 サンマリノ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第12戦サンマリノGP
■開催日:2023年9月10日(日)決勝結果
■開催地:サンマリノ/イタリア(4.226km)
■周回数:27周(114.102 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:29度 ■路面温度:44度
■PP:J・マルティン(1分30秒390/ドゥカティ)
■FL:F・バニャイア(1分31秒791/ドゥカティ)

REPORT

クアルタラロとモルビデリ、13位と15位でポイント獲得

酷暑のなかで行われた第12戦サンマリノGP 決勝。Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとF・モルビデリは厳しいコンディションと闘いながら懸命に走り抜き、それぞれ13位と15位でチェッカーを受けた。

クアルタラロはグリッド13番手からスタート。オープニングラップで一旦、12番手に上がったが、3ラップ目には14番手に後退した。前日のスプリントとほぼ同様の状態となり、周辺を走るライバルたちのペースに楽について行くことはできるものの、それを抜き去るきっかけがつかめない。それでも粘り強い走りを続けるうちにB・ビンダー(KTM)の転倒により自動的に13番手に浮上。レース終盤にはA・エスパルガロ(アプリリア)の背後まで迫っていたが、0.020秒届かず、そのまま13位でチェッカーを受けた。トップとの差は15.898秒。

一方のモルビデリは、グリッド19番目の位置から好スタートを切ってオープニングラップ終了時点で17番手。前方でビンダーが転倒し、さらにM・ピロ(ドゥカティ)とJ・ミラー(KTM)も転倒して戦列を離れたため、モルビデリは14番手まで浮上した。その後はポジションをキープし、終盤までほぼ単独走行の状態。しかし残り6ラップでは、再スタートして挽回してきたビンダーに先行されて15番手に。さらにA・フェルナンデス(KTM)も差を詰めて来ていたが、こちらは抑え切って、そのままチェッカーを受けた。トップとの差は24.579秒。

この結果、クアルタラロは合計85ポイントでランキング11位、モルビデリは合計68ポイントでランキング12位をそれぞれキープ。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計153ポイントでチーム・ランキング6位、ヤマハは合計105ポイントでコンストラクターズ・ランキング4位となっている。

RACE RESULT

LAP CHART

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手談(13位)

「昨日とほとんど同じ状態でしたが、自分では、ほんの少し良くなったような感じがしています。マシンはとても速かったですし、いいペースを維持することもできました。でも誰かの後ろについたときにはオーバーテイクが難しくなってしまうのです。残り4ラップとなったとき、自分のペースを確認するために前のライダーとの差を1秒空けてみました。すると、ほぼ1周でまた彼らに追いつくことができるのです。ですから私たちのマシンは十分な速さを持っています。明日のテストで大幅な前進を目指し、さらにフィーリングを向上させてから、この地を離れたいと思っています」

F・モルビデリ選手談(15位)

「非常にタフなレースでした。タイヤのパフォーマンスを十分に引き出すことができず、さらにはフロントの内圧が高くなり過ぎて思うような走りができませんでした。でも、どうであれ、自分たちの最大限には届かなかったというわけです。最大限というのは、前方のグループについて行って一緒に走ることだったと思いますが、グリッドが離れすぎているので、抜いていくのに時間がかかりすぎて追いつくことができませんでした。それで孤独なレースになり、最後にようやくブラッド(ビンダー)と会えただけでした。それでも100%を尽くしたことには満足しています」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「ウイークを通して難しい状況が続きました。ペースは悪くないのですが、ファビオ(クアルタラロ)もフランキー(モルビデリ)も思うようにオーバーテイクできず、ポジションを守ることも簡単ではありませんでした。今日はふたりともポイントを獲得することができましたが、レース結果にしてもランキングにしても、決して望み通りのものではありません。その意味でも明日のテストが非常に重要になると考えています。新たなトライをいくつか用意しているので、比較のために今日のデータを有効に使いたいと思います。チームは全員が高いモチベーションを保っています。袖をまくり上げ、今後のレースと2024シーズンで成果を上げるための改善策に取り組んでいます」

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