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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.03 4月16日 アメリカズ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第3戦アメリカズGP
■開催日:2023年4月16日(日)決勝結果
■開催地:オースティン/アメリカ(5.513km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:21度 ■路面温度:41度
■PP:F・バニャイア(2分01秒892/ドゥカティ)
■FL:A・リンス(2分03秒126/ホンダ)

REPORT

クアルタラロが3位、今季初の表彰台を獲得、モルビデリは8位

第3戦アメリカGP決勝は、全20ラップのなかで多くのライダーがミスをおかす波瀾の展開となったが、Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロは、最後まで完璧な走りを続けて見事3位を獲得した。チームメイトのF・モルビデリも難しいレースのなかで8位に入り、ポイント獲得の成果をあげている。

クアルタラロは前日に続き、グリッド7番手から絶好のスタートを切ってオープニングラップで4番手に浮上。L・マリーニ(ドゥカティ)とのバトルから抜け出し、3番手のJ・ミラー(KTM)を追って行った。

まもなくトップを走るF・バニャイア(ドゥカティ)とミラーが転倒して戦列を離れ、クアルタラロは自動的に2番手へ浮上。マリーニが再び追い上げて戦いを仕掛けてきたため、YZR-M1を最大限にワイドに振って懸命に応戦するも、最終的には先行を許して3番手となる。このあとはミスなく走り切ることに集中し、トップから4.936秒差でチェッカーを受けた。
一方のモルビデリはグリッド14番手からスタート後、集団を巧みにすり抜けて11番手でオープニングラップを終了。さらに前方で数台の転倒があり、11ラップ目には8番手までポジションを上げていた。

終盤は単独走行となっていたものの、確実に8ポイントを手中にするためには100%の集中を維持しなければならない。そして最後までプッシュを続けながらゴールし、トップから20.399秒差の8位を獲得した。

この結果、クアルタラロはシリーズポイントを合計34ポイントに伸ばしてランキング7位へ浮上。モルビデリは合計29ポイントでランキング10位となっている。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計63ポイントでチーム・ランキング4位、ヤマハは合計43ポイントでコンストラクターズ・ランキング5位につけている。

RACE RESULT

LAP CHART

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手談(3位)

「非常にタフな戦いでした。私自身、かなり苦戦していましたが、序盤でポジションを下げてしまうと表彰台は不可能なので、始めからハードに攻めていくしかありませんでした。そして最大限の力を尽くした結果、こうして久しぶりに復活することができ、とてもうれしいです。チームは懸命に作業に取り組んでいます。そして同時に、常に私を冷静にさせようとしてくれるのです。これは簡単な仕事ではありません。表彰台に戻ってくることができてとても気分がいいので、これからも何度でも上りたいと思っています」

F・モルビデリ選手談(8位)

「昨日と比べれば、レース自体もパフォーマンスもずっと良くなりました。ただスターティング・ポジションが邪魔をしているのです。金曜日に直接Q2進出を決めることができなかった時点でチャンスを失い、遥か後方からレースを始めなければなりませんでした。予選と今日の決勝はいい走りができたと思います。この8位獲得を次につなげ、ここで集めたデータと改善点を活用していかなければなりません。好調さと鋭さと戦いへの準備を揃えて第4戦ヘレスに臨みます」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「今日ついに、シーズン初表彰台を獲得することができました! ファビオ(クアルタラロ)はいつも100%の力を注いでいますが、今日はさらに10%がプラスされていました。スタートはアグレッシブに、終盤はクレバーにレースを進め、非常にスマートな戦い方を見せてくれました。彼の表彰台復帰は本当に素晴らしい光景でした。すべては彼とチームとがともに取り組んできたハードワークの賜物です。フランキー(モルビデリ)もまた、昨日よりも一歩、前進しました。改善すべき課題は依然として残っていますが、1ラップ目でポジションを上げ、ポイントを獲得してレースを終えました。全体的に士気を高める結果となっており、2週間後から始まるヨーロッパ・ラウンドが楽しみです」

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