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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.15 10月15日 インドネシア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第15戦インドネシアGP
■開催日:2023年10月15日(日)決勝
■開催地:マンダリカ/インドネシア(4.301km)
■周回数:27周(116.127 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:31度 ■路面温度:57度
■PP:L・マリーニ(1分29秒978/ドゥカティ)
■FL:E・バスティアニーニ(1分30秒906/ドゥカティ)

REPORT

クアルタラロが3位を獲得し今季3度目の表彰台に登壇、モルビデリは14位

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロはインドネシアGPの決勝で、その実力を示した。過酷な暑さをものともせずに終始、限界までプッシュ。YZR-M1のスピードを存分に引き出し、3位表彰台を獲得した。チームメイトのF・モルビデリはスタート直後にマシントラブルが見つかり、2ラップ後に一旦ピットイン。その後コースに復帰し、14位でチェッカーを受けて2ポイントを加算している。

クアルタラロは4番グリッドから絶好のスタート。オープニングラップで3番手に上がり、さらに上を目指したが、前の2台のペースについていくことができにポジション・キープに集中した。2ラップ後には後続集団に飲み込まれて一時6番手へ後退し、6ラップ目にはB・ビンダー(KTM)がロングラップ・ペナルティを履行する間に5番手に浮上した。

このまま中盤を迎えると、クアルタラロがいよいよ本領を発揮する。13ラップ目にはA・エスパルガロ(アプリリア)をとらえて4番手に浮上。また同じラップでトップ走行中のJ・マルティン(ドゥカティ)が転倒したため自動的に表彰台圏内に復帰。そしてここからさらにプッシュを強め、前を行くM・ビニャーレス(アプリリア)との差を毎ラップ、着実に縮めていった。最後の数ラップはF・バニャイア(ドゥカティ)、ビニャーレス、クアルタラロがほぼ三つ巴の戦いとなったが、抜ききることができず、トップから0.433秒差、2位から0.127秒差の3位でチェッカーを受けた。

一方、15番グリッドからスタートしたモルビデリ。スタートこそ順調だったが、第1セクターの混乱で集団の最後尾まで下げてしまう。その直後には電子制御システムの不具合が見つかったため、2ラップ後にピットインを決断。マシンを修復し、コースに復帰した時点で4ラップ遅れとなっていたが、ハイペースで追い上げ、また前方のライダーの転倒もあり、最終的に14位まで挽回してチェッカーを受けた。

RACE RESULT

LAP CHART

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談(3位)

「超ハッピーです!今日のレースのキーポイントはウォームアップ・ラップにありました。私はこのとき、リアタイヤを激しくスピンさせていたのです。いいレースになることはわかっていましたし、自分のスピードをアピールすることもできました。しかし表彰台のポジションを争っているときは、いつでも、さらに上を求めたくなるものです。表彰台に上れるときは、いつもそれを目指すのです! 私たちは常に前へ進み続けなければなりません。限界ぎりぎりで走り、トップにコンマ5秒差でゴールできたのは素晴らしいと思います」

F・モルビデリ選手談(14位)

「好スタートを切ったあと、電子制御システムにトラブルが出たためピットに戻り、それからまたレースに復帰しました。結果、23ラップをひとりで走ることになりましたが、このスピードには満足しています。このような状況のなかでもレースを完走できたことは、自分にとってもチームにとっても良かったと思っています。今日のスピードを次回のフィリップアイランドにそのまま持って行きます」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「予想が難しいレースでした。ミシュランの新しいミディアム・リアのことは未だにほとんど知られていませんし、新しい路面についても同じことが言えます。しかしクアルタラロ選手にとっては、私たちの作戦がとてもうまくいきました。もちろんグリッド・ポジションが大きな助けになっていますが、レースのなかでも素晴らしい仕事をしてくれました。集中力と気力をキープし、本来の居場所である最前線で戦う姿を見ることができて本当にうれしいです。ここは体力的に非常に厳しいコースで、息を整える時間もなく、その上、今日は非常に暑く、長いレースでした。しかしそれでも、まだ十分ではありませんでした。あと数ラップあったら、きっとうまくいっていたでしょう。いずれにしても、今日のリザルトにはとても満足しています。この成功の裏で懸命に仕事に取り組んできたチームやヤマハにとって、3位獲得という結果は大きな励みになります。モルビデリ選手は序盤で不運に見舞われ、電子制御システムに不具合が見つかり、ピットに戻らなければなりませんでした。コースに復帰したときは、すでに大幅に遅れていて、バトルにすらなりませんでした。ラップタイムが素晴らしかっただけに、非常に残念な結果です。それでも貴重なデータを獲得できましたし、チャンピオンシップ・ポイントも重要です」

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