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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.15 10月15日 インドネシア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第15戦インドネシアGP
■開催日:2023年10月14日(土)予選/スプリント結果
■開催地:マンダリカ/インドネシア(4.301km)
■コースコンディション:ドライ
■コースコンディション:ドライ
■気温:33度 ■路面温度:56度
■PP:L・マリーニ(1分29秒978/ドゥカティ)

REPORT

QUALIFYING
クアルタラロとモルビデリ、4番グリッドと15番グリッドを獲得

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとF、モルビデリはそれぞれQ2とQ1に出場し、各セッションで4番手と5番手を獲得。これによりスプリントと日曜日の決勝をそれぞれ4番グリッドと15番グリッドからスタートすることとなった。

クアルタラロはQ2の1ラップ目で1分31秒420を記録して5番手。その後の2ラップで3番手まで上がってからピットに戻り、フロントロー確保を目指して2度目の走行を開始した。ここからさらに2回にわたりタイムを更新し、全9ラップ中8ラップ目に1分30秒516のベストタイムを記録。フロントローは逃したが、トップから0.538秒差の4番手でセッションを終了した。

一方のモルビデリはQ1の最初の走行で1分30秒877を記録し、トップに0.164秒差と迫る2番手。このあとピットに戻り、素早くタイヤを交換して2度目の走行をスタートすると、全9ラップ中7ラップ目で1分30秒729まで更新した。しかしすでに全体のペースが上がっておりQ2進出の条件となるトップ2をキープすることはできず、トップから0.346秒差の5番手でセッションを終了。総合では15番手となった。

SPRINT
クアルタラロ、5位獲得

インドネシアGPのスプリントは暑くタフな戦いとなった。そのなかでMonster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロは、アグレッシブかつディフェンシブに13ラップを走り切り、5位でチェッカーを受けて5ポイントを獲得。チームメイトのF・モルビデリは数台のライバルとバトルし、厳しい状況のなかでもプッシュ続けて15位でチェッカーを受けた。

クアルタラロは4番グリッドから絶好のスタート。3番手で第1コーナーに進入し、ポジションを守ってオープンングラップを終了した。しかしトップ2台のペースについて行くことはできず、少しずつ水を開けられるうちに後続の数台が差を詰めてくる。懸命に追撃を抑えようとするも、2ラップ目にJ・マルティン、6ラップ目にはM・ベゼッキ(ともにドゥカティ)に先行を許して5番手に後退。その後は単独走行の状態となり、最終的にトップから3.121秒差の5位でチェッカーを受けた。

一方、グリッド5列目スタートのモルビデリは、やや出遅れてポジションダウン。その後3台の転倒により15番手に復帰し、集団の真ん中で奮闘しながら一時14番手に浮上した。5ラップ目と6ラップ目は状況が一転し、モルビデリは17番手に後退して集団からも離されてしまう。しかし9ラップ目にP・エスパルガロ(KTM)が順位を下げ、最終ラップでJ・ミル(ホンダ)が転倒したことで、もう一度15位を取り戻してチェッカーとなった。トップとの差は23.331秒。

この結果、クアルタラロは合計116ポイントでランキング10位、モルビデリは合計77ポイントでランキング12位をそれぞれキープ。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計193ポイントでチーム・ランキング6位、ヤマハは合計136ポイントでコンストラクターズ・ランキング5位となっている。

QUALIFYING RESULT

SPRINT RESULT

COMMENT

QUALIFYING

Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談(予選5番手/1分30秒516)

「非常に順調でした。トップからコンマ5秒離されていますが、今日はここまでが精一杯でした。4番グリッドは今季最高で、ここからスタートできるのはとてもうれしいです。スプリント、決勝ともに表彰台を目指して頑張ります」

F・モルビデリ選手談(予選15番手/1分30秒729)

「昨日より良くなりましたが、残念ながらQ2に進むことはできませんでした。このあとのスプリントに向けて、さらに改善できるところを探していきます」

SPRINT

Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手談(5位)

「上位争いに加わり、トップ選手たちと一緒に走るのはいつでもいいものです。残念ながら彼らとバトルはできませんでしたが、そうした状況のなかでも冷静さを保ち、100%の力を発揮しなければなりません。それが今日の戦い方でした。ホルヘ・マルティンに何とかついて行きたかったのですが、彼のほうが速かったので、戦えるかどうかよりも、いつ逃げられるかの問題でした」

F・モルビデリ選手談(15位)

「Q2に直接、進出できなかった時点で、今回は大失敗でした。昨日はコンマ3秒差、今日はコンマ2秒差でチャンスを逃してしまいました。Q1で出したタイムは、Q2では6番手に当たります。もしもQ2に行っていれば6番グリッドからスタートできたのに、実際には15番グリッドになってしまったのです。この暑さのなかで14台も前に走っているのですから、私にできることは多くはありません。タイヤの温度も異常なほど高くなり、非常に難しい状況でした」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「難しい状況でしたが、収穫もありました。ファビオ(クアルタラロ)は 予選4番手と健闘しました。スプリントではすぐさまグリッド2列目の優位性を発揮し、好スタートを決めて上位争いを展開しました。今日は5位が精一杯でしたが、明日に向けてさらに改善を目指し、表彰台争いに加わっていきたいと思っています。フランキー(モルビデリ)はQ1で好タイムを記録しました。実際のところファビオの予選タイムとそれほど変わらないのですが、Q2進出にはまだ足りませんでした。15番グリッドからのスタートは厳しく、またこのような暑さのなかではオーバーテイクがいつも以上に難しくなります。それでも彼は、何度もバトルに挑んでいきました。明日の決勝に向けて、今日のデータを役立てたいと思います」

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