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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.18 11月12日 マレーシア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第18戦マレーシアGP
■開催日:2023年11月12日(日)決勝結果
■開催地:セパン/マレーシア(5.548 km)
■周回数:20周(110.86 km )
■コースコンディション:ドライ/ドライ
■気温:33度 ■路面温度:51度
■PP:F・バニャイア(1分57秒491/ドゥカティ)
■FL:A・マルケス(1分58秒979/ドゥカティ)

REPORT

Monster Energy Yamaha MotoGPのクアルタラロとモルビデリが5位と7位獲得

気温33度の過酷な暑さのなかで行われたマレーシアGP決勝で、Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとF・モルビデリが力強いパフォーマンスを披露。果敢なオーバーテイクで着実に順位を上げ、それぞれ5位と7位を獲得した。

クアルタラロは8番グリッドから絶好のスタート。オープニングラップでひとつ順位を上げたあと、その後の5ラップは、5台による5位争いの真ん中あたりにつけてJ・ミラー(KTM)とM・ベゼッキ(ドゥカティ)を追跡した。この間にも、L・マリーニ(ドゥカティ)とモルビデリが集団に追いついてバトルがさらに激化。10ラップ目にはF・ディ・ギャナントニオ(ドゥカティ)のチャージを受けることとなったが、これをはねのけ、逆に第11コーナーでミラーをとらえて6番手に浮上した。

この時点で前方を行くベゼッキから1秒近く遅れていたものの、好調のクアルタラロは見る見るうちに差を詰めて14ラップ目には5番手に浮上。しかしトップ4からは6.633秒離されていたため、これ以上のポジションアップは狙わず、ペースを維持しながらタイヤを温存し、最後まで順調に走り切ることに集中した。その結果、最終的にはトップから15秒00遅れの5位でチェッカーを受けている。

一方のモルビデリは15番グリッドからスタート後、2ラップ目で13番手に浮上。その後も着実に前進し、次の2ラップでは、さらにふたつ順位を上げてマリーニの背後につけた。2台は互いに競り合いながら徐々に5番手争いの集団に接近。10ラップ目にはモルビデリがマリーニをとらえ、前方でB・ビンダー(KTM)が転倒したため9番手に浮上した。この時点で8番手との差は1.435秒あったが、モルビデリは集中を切らすことなくハイペースを維持し、残り2ラップでギャナントニオ、最終ラップでミラーをとらえて7位に浮上した。トップとの差は18.553秒だった。

この結果、クアルタラロは合計156ポイントでランキング9位、モルビデリは合計93ポイントでランキング13位となっている。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計249ポイントでチーム・ランキング6位タイ、ヤマハは合計176ポイントでコンストラクターズ・ランキング4位に浮上した。

Monster Energy Yamaha MotoGPは2023Moto2世界選手権でチャンピオンに輝いたP・アコスタを祝福する。

RACE RESULT

LAP CHART

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手談(5位)

「とても満足しています。絶好のスタートを切り、絶好の1ラップ目を走ることができました。ジャック(ミラー)をパスするのに時間がかかってしまったため、タイヤを消耗してパフォーマンスが大幅に低下してしまいました。そのなかでは5位が最大限の結果だったと思っています。このような戦いができたことで、メンタルにもいい刺激になりました」

F・モルビデリ選手談(7位)

「素晴らしいウイークになりました。レースのなかではコンスタントにペースを維持し、たくさんのポジションをリカバーすることができました。今週末の仕事に満足していますし、最終日の今日も力強い戦いができたので、ますますハッピーな気持ちになりました。マシンがとても好調で、ストレートでもオーバーテイクでも非常に速く走ってくれました」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「この暑さのなかで20ラップを走るのは、ライダーにとってもタイヤにとっても本当に厳しい戦いです。困難は予想していましたが、昨日の経験から学んでいたこともあり、必ずいいレースができると確信していました。昨日はスタートで後れてしまったファビオ(クアルタラロ)も今日はうまく飛び出し、その後も最高のペースを維持し、最終的に5位まで上がることができました。モルビデリもまた、素晴らしいオーバーテイクが何度もありました。グリッド15番手から7位まで上がるのは簡単なことではありませんが、彼は状況をしっかりコントロールし、チェッカーまでプッシュし続けました。ふたりのライダーが揃って好調を維持できたことがとてもうれしく、この勢いを来週のカタールまで持ち続けたいと思っています」

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