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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.12 9月10日 サンマリノ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第12戦サンマリノGP
■開催日:2023年9月9日(土)予選/スプリント結果
■開催地:サンマリノ/イタリア(4.226km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:28度/29度 ■路面温度:36度/44度
■PP:J・マルティン(1分30秒390/ドゥカティ)

REPORT

QUALIFYING
クアルタラロとモルビデリ、予選13番手と19番手

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとF・モルビデリはQ1に出場し、それぞれグリッド13番手と19番手を確保した。

クアルタラロはセッション序盤で一時、トップに浮上。次のトライでタイムを更新し、2番に後退したところでピットに戻りタイヤを交換した。残り5分半で2度目の走行を開始し、さらに短縮したが、ライバルたちもペースを上げておりトップ2から外れてしまう。次のアタックでは第2セクターまでトップタイムを維持していたものの、イエローフラッグが提示されたため、それ以上プッシュすることはできなかった。それでも全8ラップ中のラストラップでは1分31秒467まで更新。しかしトップから0.195秒差、2番手から0.038秒差の3番手に留まり、Q2進出はならなかった。

一方のモルビデリは、Q1を順調にスタートして2番手に浮上。その後、5番手に後退してピットに戻り、残り5分強で2度目の走行を開始した。タイム更新を決意してプッシュするもタイミングに恵まれず、第3セクターと第4セクターでイエローフラッグに阻まれてしまう。次のアタックでは1分31秒845ベストタイムを記録したが、トップから0.573秒差の9番手に留まった。

SPRINT
クアルタラロとモルビデリ、スプリントで13位と18位

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロは、午後からのスプリントで多くの課題をこなした。前を走るライバルたちにプレッシャーをかけながらポジションを守り切り、最終的に13位を獲得した。チームメイトのF・モルビデリはスタートで大きく出遅れたあと16位まで挽回。しかしコースリミット越えによるロングラップ・ペナルティを課され、それを履行できなかったため3秒間のペナルティを与えられて18位に後退した。

クアルタラロはグリッド13番手からスタート。慎重にコーナーを抜けて中段のポジションを確保し、オープニングラップの混乱が収まったあとは14番手に落ち着いた。前方グループにプレッシャーをかけながらタイヤ温存にも注意を払い、同時に4台から成る12位争いを展開。そのなかで何とかパスのきっかけをつかみたかったがチャンスに恵まれず、14位を維持してチェッカーとなった。しかしそのあとJ・ザルコ(Ducati)が最終ラップでのコースリミット越えによりひとつ降格となったため、クアルタラロが13位となっている。

一方のモルビデリはシグナル・グリーンとともに発進することができず、グリッド19番手の位置に取り残されてしまった。この間に大きく離され、最後尾から追い上げる厳しい展開となったが、まもなく集団に追いつくと、さらに数台をパス。4ラップ目には早くも18番手まで挽回した。コースを熟知したホームの強みとヤマハの機敏性を最大限に駆使して、さらにふたつポジションアップ。しかしこの間に、コースリミット越えによりロングラップ・ペナルティを課されており、これを履行できないまま16位でゴールした。そのためレース終了後に3秒間のペナルティを与えられて18位に降格している。

この結果、クアルタラロは合計82ポイントでランキング11位、モルビデリは合計67ポイントでランキング12位を、それぞれキープ。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計149ポイントでチーム・ランキング6位、ヤマハは合計102ポイントでコンストラクターズ・ランキング4位となっている。

QUALIFYING RESULT

SPRINT RESULT

COMMENT

QUALIFYING

Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手談(予選13番手/1分31秒467)

「ベストは尽くしました。獲得したスターティング・ポジションで何とかするしかありません。午後からのスプリントと明日の決勝で、いいペースで走れることを期待しています」

F・モルビデリ選手談(予選19番手/1分31秒846)

「昨日からあまり改善が見られませんでした。いくつかトライはしたのですが、十分な効果はありませんでした。スプリントに備えて解決策を見つけ出すために、とにかく頑張るだけです」

SPRINT

Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手談(13位)

「マシンのフィーリングは今日の午前中と同じで、昨日とも同様でした。オーバーテイクに苦戦しています。かなり厳しい状況なので、もしも"ノーマルなポジション"で戦いたいなら、月曜日に行われるミサノ・テストで大幅な前進が必要です。ペースはとても良く、かなり速くなっていますが、パスができない状態です。これがおもな問題点で、テストのなかで何らかの答えを見つけたいと思っています」

F・モルビデリ選手談(18位)

「スタートで問題があり、1速につなげることができませんでした。しばらくして、ようやくつなげたのですが、すぐまたニュートラルに戻ってしまい、動くことができませんでした。この間に、誰にもぶつけられなかったのは幸運です。そのあと何とか1速につながり、ようやくスプリントをスタートしました。ペースも悪くありませんでした。いくつかポジションを挽回することもできましたが、いずれにしても不十分だったのです。明日は前進を目指します」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「今日はたくさんの仕事をしました。FP2から始まり、ふたりが予選でいい走りができるよう改善策を探してきました。しかし十分な成果は得られず、ふたりともQ2進出のチャンスを逃してしまいました。結果的にグリッド13番手と19番手からスプリントをスタートすることとなり、厳しい展開が予想されました。ファビオ(クアルタラロ)は中段グループのなかで思うようにオーバーテイクができなかったので、私たちとしては、その点について明日に向けて改善を目指していきます。フランキー(モルビデリ)のほうはスタートで問題が発生してしまいました。そのあとのライディングはとても好調で、オーバーテイクもできていただけに残念です。その上、ロングラップ・ペナルティを履行できなかったため3秒加算されてしまいました。ホームGPに賭ける強い気持ちを知っているので、チームとしては今日のデータを明日の改善につなげるべく頑張ります。長く熱いレースになりますが、データ収集には適していますし、月曜日のミサノ・テストもすでに念頭にあります」

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