MotoGP
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.10 8月20日 オーストリア
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第10戦オーストリアGP
■開催日:2023年8月18日(金)プラクティス結果
■開催地:シュピールベルク/オーストリア(4.348km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:27度 ■路面温度:32度
REPORT
クアルタラロがプラクティス9番手、Q2進出を決定
Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロがプラクティス・セッション(PR)で9番手に入り、Q2進出を決めた。チームメイトのF・モルビデリは17番手に留まりQ1に出場する
クアルタラロは午前中に行われたフリープラクティス(FP)で、45分間のほとんどの時間帯でトップをキープ。最終的に2番手でセッションを終えた。ウイークを好調にスタートしたことで弾みをつけ、午後からの60分間のプラクティスでは序盤からプッシュして1分29秒899の7番手。その後、全体のペースが上がるとトップ10から外れることもあったが、終盤で再びアタックを行い何度もタイムを更新した。全30ラップ中26ラップ目で1分29秒155のベストタイムを記録、トップから0.622秒差の9番手を獲得している。
一方のモルビデリはPRでのトップ10入りを目標に、FPではマシンのセッティングに集中。しかし午後になると頭上に灰色の雲が広がり、雨も予想されたことから、PRは序盤からハイペースの競り合いとなり思うように順位を上げることができなかった。開始から15分経過後に15番手につけていたモルビデリ。終盤でさらにアタックが激しくなると、1分29秒832に更新したものの依然として15番手。さらに24ラップ中23ラップ目で1分29秒621まで短縮したが、17番手に後退してセッションを終えた。
PRACTICE RESULT
COMMENT
Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手談(プラクティス9番手/1分29秒155)
「最終的にQ2進出を決めることができ、とてもうれしいです。今日はペースが良かったので、目標を達成することができました。明日はもう一歩、前進したいと思っています。リズムも午前、午後ともに素晴らしかったのですが、新品タイヤを履けば、少し手間取るのは当然です。午後からのプラクティスでは全体にペースが上がりましたが、私は順位よりも自分のライディングに集中し、非常にいい走りができました。タイムアタックについては明日に向けてまだマージンを残しているので、そのこともとても良かったと思います。とは言え新しいエアロパーツについては依然としてデータ・チェックが必要です。今日はとにかくライディングに集中したかったので、その部分については少し急いでしまったからです。私の感覚では改善が見られています。ファースト・ステップとして取り組まなければならない課題のひとつなので、順調ぶりをうれしく思っています」
F・モルビデリ選手談(プラクティス17番手/1分29秒155)
「残念ながら、今日はQ2進出を決めることができませんでした。あとわずかの差なのですが、トップ10にはまだ届きません。2回目のアタックでさらに上のパフォーマンスを目指しましたが、それでもまだ不十分でした。明日はより一層、頑張って、いくつかの部分を改善してQ1に臨みます」
M・メレガリ(チーム・ディレクター)談
「目標はいつも通り、トップ10に入ることでした。その50%を達成したことになります。明日の予選では、残りの50%も成功させて、ふたりともQ2に進めたいと思っています。明日に向けてもう少し改善できる部分が残っており、今日のふたつのセッションについては全体的に満足しています。明日以降は天気も安定しそうなので、マシンのセットアップには助けになるでしょう。タイヤについては、スプリントとレースで使用するものをすでに特定したので、明日はただ正確に丁寧に取り組むだけです。ラップタイムが非常に接近しているため、より一層、トリッキーな展開になり、あらゆる細かい部分がとても重要になります」