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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.06 6月11日 イタリア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第6戦イタリアGP
■開催日:2023年6月9日(金)プラクテイス総合結果
■開催地:ムジェロ/イタリア(5.245km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:23度/28度 ■路面温度:33度/43度

REPORT

クアルタラロとモルビデリがそれぞれ総合15・16番手で初日を終了

ホームGPでの好成績獲得を期し、ウイーク最初のセッションから意欲満々でハードワークに臨んだMonster Energy Yamaha MotoGP。クアルタラロとモルビデリはP1でともにトップ10入りと好調をアピールしたが、P2ではそれを再現できず、総合15番手と16番手に留まった。

クアルタラロは新しいヘルメットを着用しており、その炎のようなデザインには心中に隠された燃えたぎる意欲が表されている。午前中に行われたP1では全18ラップ中16ラップ目で1分46秒208のベストタイムを記録して暫定トップに浮上。最後の2ラップはタイムを更新できなかったが、0.087秒差で2番手を獲得した。

P2も意欲満々で臨み2回のタイムアタックを行ったが、ミスやイエローフラッグにより思うようにタイムを伸ばすことができなかった。その結果、全24ラップ中20ラップ目に記録した1分46秒304でトップから0.868秒差の16番手。総合順位ではP1のタイムが採用され、トップから0.772秒差の15番手となっている。

一方、ホームGPに臨んでいるモルビデリはP1前半はセッティング作業に集中。残り10分でピットに戻ると、前後タイヤを新品に履き替えてタイムアタックを行った。そして全16ラップ中の最終ラップで1分46秒400を記録し、トップから0.279秒差の7番手につけた。

さらなる前進を目指した午後からのP2では、アタックのタイミングに恵まれないなど不運もあったなかで全22ラップの最終ラップで1分46秒238まで更新。トップから0.802秒差のセッション15番手で終え、P1との総合ではクアルタラロに続く16番手となっている。

PRACTICE RESULT

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手談(プラクティス総合15番手/1分46秒208)

「P2の前には何も変更していないので、なぜタイムを更新できなかったかを分析しなければなりません。2回のアタックを行ったなかで、1回目はイエローフラッグがあり、また私自身のミスも重なりました。2回目も同様にイエローフラッグとミスがありました。ですから明日に向けての対策が必要です。自分のライディング・スタイルをどのように変えればよいかを考え、明日は前進を目指してトライします。フィーリングはとても良く、ペースでは4番手か5番手、あるいは6番手くらいにいると思います。あともう少し改善したいところはフロントのフィーリングとリアグリップ、おもにその2点です」

F・モルビデリ選手談(プラクティス総合16番手/1分46秒238)

「望んでいた位置より大きく後方へ離されてしまいました。今日は真剣に、直接Q2に進出することを期待していたのです。1分45秒8は達成可能な目標だったと思います。でもアタックに臨むタイミングが悪く、目標達成のために非常に重要なコンマ数秒を失ってしまいました。決勝用セッティングでのペースはいつものように素晴らしく、興味深いものですが、グリッドが遥か後方では、やはり難しい展開になるでしょう」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談:

「課題が残されていることは明らかです。P1を好調にスタートしたのに、総合順位がこのような結果になるとは予想することができませんでした。ふたりともフィーリングが良かったので、私たちも手応えを感じていたのですが、午後になって気温が上がるなかで思ったように前進することができませんでした。理由のひとつにイエローフラッグもありますが、どちらにしてもトップ10圏外に留まったわけなので、明日までにさらに深く掘り下げて考え、対策を講じなければなりません」

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