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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.06 6月11日 イタリア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第6戦イタリアGP
■開催日:2022年6月10日(土)予選/スプリント結果
■開催地:ムジェロ/イタリア(5.245km)
■コースコンディション:ドライ/ドライ
■気温:23度/26度 ■路面温度:29度/43度
■PP:F・バニャイア(1分44秒855/ドゥカティ)
■FL:F・バニャイア(1分46秒187/ドゥカティ)

REPORT

QUALIFYING
Monster Energy Yamaha MotoGPは14位と15位

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・モルビデリとF・クアルタラロはQ1に出場し、0.001秒差で4位と5位を獲得。この結果、スプリント・レースおよび日曜日の決勝をそれぞれグリッド14位と15位からスタートすることとなった。

モルビデリはQ1の1周目で一時トップに浮上し、2ラップ目も2番手と好調。このあと素早くピットに戻ってニュータイヤに履き替え、Q2進出を目指して2度目のアタックに臨んだ。しかし不運なタイミングでイエローフラッグに阻まれ、思うようにペースを上げることができない。その結果、全7ラップ中3ラップ目に記録した1分45秒754がベストタイムとなり、トップから0.523秒の4番手に留まった。

一方のクアルタラロは2番手でスタートしたあと2ラップ目で4番手へ後退。ここでピットに戻り、残り約5分で2度目のアタックを開始した。この時点で2番手との差は0.170秒。しかし、まさにファステストラップを目指そうとしたところでイエローフラッグが提示されたためプッシュをあきらめざるを得なかった。最終ラップで再度、アタックを試み1分45秒755まで短縮したものの、5番手に留まりQ2進出はならなかった。トップとの差は0.524秒。

SPRINT
クアルタラロ、セミウエットのレースで10位獲得

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとF・モルビデリは、スプリントで激しいバトルを展開。コースの所々に雨が降る難しいコンディションとなかでもフル・スロットルで走り切り、それぞれ10位と16位を獲得した。

スプリント・レースは出場全ライダーがひと塊になるような激しい接近戦。加えて序盤から雨が降り出し、より一層、難しい展開となった。そのなかでクアルタラロは10位まで上げ、モルビデリは16位でゴールしている。

コース上には雨雲が広がり、11ラップのスプリントが始まったと同時に雨粒が落ち始めた。クアルタラロは15番グリッドから好スタートを切って素早く10番手まで浮上していたが、2ラップ目にはウエット・コンディションを知らせる白旗が提示された。こうした難しい状況にも手を緩めることはなく、11台の大集団となったトップグループに加わりプッシュを継続。バトルが激しくなるなかで他車に押し出される格好となり後退したが、うまく対処して9番手を取り戻した。

その後、A・エスパルガロ(アプリリア)と競り合い10番手へ後退。2台でポジションを入れ替えながらバトルする間にトップグループとの距離がやや開いたが、終盤で再び詰め、最終ラップではE・バスティアニーニ(ドゥカティ)に仕掛ける強さを見せた。最終的にはトップから6.458秒差の10位でチェッカーを受けている。

一方のモルビデリは14番グリッドから好スタートを切るも、オープニングラップの混乱のなかでトップグループから離され、2ラップ目には20番手まで後退してしまう。

ホームGPでの活躍を期すモルビデリはここから懸命に挽回を図り、R・フェルナンデス(アプリリア)をパスしたあと中上貴晶(ホンダ)とバトルを展開。8ラップ目には2台揃ってL・サバドーリ(アプリリア)をとらえて順位を上げ、その後も最終ラップまで熾烈な一騎打ちを続けた。2台の差はわずか0.059秒。モルビデリが抑えきり、トップから16.666秒差の16位でゴールした。

この結果、クアルタラロは合計49ポイントでランキング8位タイ。モルビデリは合計40ポイントで13位となっている。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計89ポイントでチーム・ランキング6位、ヤマハは合計58ポイントでコンストラクターズ・ランキング5位。

QUALIFYING RESULT

SPRINT RESULT

COMMENT

QUALIFYING
Monster Energy Yamaha MotoGP

F・モルビデリ選手談(予選14番手/1分45秒754)

「自分の力の最大限に近いところまで出せたと思います。そしてトップ2にあと少しというところまで迫りましたが、残念ながらQ2進出には届きませんでした。ペースはいつも同様、とてもいいので、好バトルを期待できると思っています。でも大集団のなかに入ってしまっているので、どんな展開になるかは始まってみなければわかりません」

F・クアルタラロ選手談(予選15番手/1分45秒755)

「フリープラクティスでは非常にいいペースで走れていたのですが、予選で好タイムを記録することはできませんでした。今はパフォーマンス向上を目指して、ひとつずつ取り組んでいるところです。そしてマシンに素早く適応しようとしています。スプリントと明日の決勝の両方で好スタートを決め、できるだけ高い位置でゴールすることが目標です」

SPRINT
Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談(10位)

「予選は非常にタフでしたが、ペースについての感触は決して悪くありませんでした。スプリントもフィーリングは良く、ペースも悪くなかったので、もっとポジションを上げられたのかもしれません。スタートはとても良かったのですが、ブラッド・ビンダー選手(KTM)と接触して順位をいくつか... おそらく3つか4つ下げてしまいました。でも、それはそういうものなのです。最終的に10位となり、トップとの差は6秒でした。明日のメイン・レースの序盤に期待します。長いレースになりますし、このコースではいつも体力的に厳しいので展開を見守ります」

F・モルビデリ選手談(16位)

「午前中はQ2に進むことができませんでした。午後のスプリントもあまりうまくいきませんでした。パフォーマンス向上を目指していくつかのことをトライしたのですが、逆に悪い方向へいってしまいました。フィーリングが良くなかったので、それが問題だったということでしょう。これからもしっかり掘り下げて問題に取り組み、そして信じ続けることが必要だと考えています」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「よくないタイミングで雨が降り出しましたが、通常通りにスプリントを進行することができました。しかしライダーたちは注意する必要がありました。ムジェロでの転倒はたいていハイスピードになるので、避けなければなりません。私たちの最大の後悔は、タイムアタックをうまくできなかったことです。というのも、開幕以来のすべてのレースで、決勝中のペースは決して悪くないのです。明日に向けて、できることは多くありませんが、少しでもセッティングを向上させて、どんなコンディションにも対応できるよう準備していきたいと思っています」

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