MotoGP
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.19 11月19日 カタール
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第19戦カタールGP
■開催日:2023年11月17日(金)プラクテイス、18日(土)予選・スプリント、19日(日)決勝
■開催地:ロサイル/カタール(5.380km)
CIRCUIT DATA
■開設:2004年
■コース長:5.380 km
■ベストレースラップ:1分54秒338(2022年:E・バスティアニーニ)
■オールタイムラップレコード:1分52秒772(2022年:F・バニャイア)
■2022年の優勝者:E・バスティアニーニ(ドゥカティ)
REPORT
Monster Energy Yamaha MotoGP、好調のままにロサイルへ!
Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとF・モルビデリは今週末、カタールはロサイル・インターナショナル・サーキットでの第19戦に出場する。前回のマレーシアGPではともに好成績を獲得しており、このところの上り調子を維持してさらなる活躍を目指す。
クアルタラロは先週のマレーシアGPでスピード、ペースともに好フィーリングをつかみ、シーズンの残り2戦に向けて自信を深めた。シリーズポイントでは第18戦終了時点でJ・ミラー(KTM)と並んでランキング9位となっており、ここからのランクアップを目標に今回も、意欲満々で臨む。ロサイル・サーキットでは2021年のドーハGPで優勝を飾っている。
一方、マレーシアGPで熾烈なバトルを展開して8位を獲得したモルビデリ。セパン同様、オーバーテイク・ポイントが多くあるここロサイルでも、2017年のカタールGPではMoto2優勝の快挙を成し遂げている。今年は第18戦終了時点でランキング13位につけている。
カタールの首都、ドーハ郊外に位置するロサイル・インターナショナル・サーキットは2004年に初めてMotoGPカレンダーに加えられ、4年後からはMotoGPで唯一のナイト・レースの開催を続けてきた。コースには6つの左コーナーと10の右コーナーが設けられ、中高速セクションを中心とした流れるようなレイアウトとなっている。しかしそれ以上に目を引くのが1キロに及ぶ長いメインストレートから最初の急カーブへと続くポイントで、ここでは例年、数多くのオーバーテイクが展開される。
COMMENT
Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手談
「マレーシアGPでは、日曜日のメイン・レースで好スタートを決めることができましたし、ウイークを通して好調なペースで走ることができたので満足しています。ライバルたちとバトルし、最終的に5位を獲得できたこともとても良かったと思います。でも今は、もう次の戦いに集中しています。昨年のレースは思い通りにはいきませんでしたが、今年はモチベーションが上がっており、より良い成績を狙っています」
F・モルビデリ選手談
「マレーシアGPでは多くのライダーと競り合うことができで良かったです。マシン・パフォーマンスも非常に好調だったので、もしもグリッドがもっと前の方だったとしたら、どこまで行けていたかは誰にも想像ができません。今週はそのことを明らかにしたいと思っています。カタールはセパンと同様に長いストレートがあります。セパンではスピードも素晴らしかったので、今週どこまでやれるか本当に楽しみです」
M・メレガリ談(チーム・ディレクター)
「先週のマレーシアGPで好成績を獲得し、最後の2戦に向けて、より一層モチベーションを高めました。セパンで獲得したスピードとペースを今週もキープすることが目標です。ロサイル・サーキットには流れるようなセクション、ハードブレーキング・ポイント、ロングストレートなどすべての要素が揃っています。また今年は、マレーシアとカタールとの時差も課題になりそうです。GMT(グリニッジ標準時間)+8から+3への移動は大きな負担になりますし、今回はタイム・スケジュールも変わるので、ライダーとチームクルーがいかに早く適応できるかが鍵になるでしょう。全員が自分自身を最大限まで駆り立てて、シーズンの最後の2戦に全力で臨みます。良い形でシーズンを終えてから冬休みを迎えたいと思っています」