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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.16 10月22日 オーストラリア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第16戦オーストラリアGP
■開催日:2023年10月21日(土)決勝結果
■開催地:フィリップアイランド/オーストラリア(4.448 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:18度 ■路面温度:35度
■PP:J・マルティン(1分27秒246/ドゥカティ)
■FL:J・マルティン(1分28秒823)

REPORT

クアルタラロ、メインレースでポイント獲得

日曜日に悪天候が予想されているため、通常、日曜日に行われる決勝レースを土曜日に開催。そのなかでMonster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとF・モルビデリはそれぞれ14位と17位でゴールした。

予選17番手のクアルタラロは、A・フェルナンデス(アプリリア)の3ポジション・ダウンのペナルティにより16番グリッドに並んだが、スタートで大きく出遅れて最後尾まで後退。そのあとすぐさま中上貴晶(ホンダ)をとらえ、オープニングラップを20番手で終了した。9ラップ目には前方を走るチームメイトのモルビデリをパス。その後の数ラップでJ・ミル(ホンダ)とフェルナンデスが転倒したため、クアルタラロは17番手まで浮上した。レース終盤を迎えても挽回をあきらめず、ポイント圏内を目指して粘り強くプッシュを続けていく。そしてP・エスパルガロ(KTM)をとらえて16番手、さらにR・フェルナンデス(アプリリア)に近づき、21ラップ目にはこれをパスして15番手まで浮上した。この時点で残り周回数は5ラップ。前を行くM・マルケス(ホンダ)との距離を測りながら確実に差を詰め、最終ラップの最終コーナーでとらえて14位でチェッカーを受けた。トップとの差は20.949秒。

一方のモルビデリはグリッド20番手からスタートで18番手に浮上。前方には6台から成る12位争いの集団が見えていたが、その前に、テールに迫るM・オリベイラ(アプリリア)との一騎打ちに集中しなければならなかった。懸命にポジションをキープしようとするモルビデリだが、守り切れずに19番手に後退。そのあとは20番手を走行していたクアルタラロと何度か順位を入れ替え、9ラップ目には先行を許して20番手に後退した。終盤では中上と一時、競り合い、これをきっかけに再び勢いをつかむと、最終ラップでは中上とエスパルガロをパスして17位。トップとの差は37.663秒だった。

この結果、クアルタラロは合計134ポイントでランキング10位、モルビデリは合計79ポイントでランキング13位。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計213ポイントでチーム・ランキング6位、ヤマハは合計154ポイントでコンストラクターズ・ランキング4位となっている。

ウイーク最終日の明日は、ウォームアップ・セッションが現地時間9:00-9:10、スプリントが13:00にスタートする。

RACE RESULT

LAP CHART

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手談(14位)

「予選も決勝も非常にタフな展開でした。前進を目指して、ひたすら仕事を続けるしかありません。このようなフィーリングになるとは予想していませんでした。もっとずっと良い状態を想像していたのです。でも現実はこういうことです。ですからいつものように、懸命に仕事に取り組み解決策を追求するだけです」

F・モルビデリ選手談(17位)

「前半の戦い方については満足するべきでしょう。でも後半になると、残念ながら大幅にペースが落ちてしまいました。フロントのミディアム・コンパウンドの選択が間違っていたのかもしれません。どちらにせよ、明日もレースができるとしたら、もう一歩、前進を目指します。スタートを改善し、そのあとのライディングでも今日以上にプッシュします。求めれば何でもできると信じ続けることが大切です」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「ここまでずっと、ペースがつかめず苦戦しています。予選も残念な結果だったので、その時点ですでに難しいレースになることはわかっていました。そして、予想した通りになったということです。今、言えることは、あまりありません。また、明日までにマシンを劇的に改善できると信じることも難しい状況です。しかしながら、私たちにはまだ20時間が残されています。ただし、それが役に立つかどうかはまだわかりません。日曜日のスプリントの展開は、すべて天候次第です」

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