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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.16 10月22日 オーストラリア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第16戦オーストラリアGP
■開催日:2023年10月20日(金)プラクテイス
■開催地:フィリップアイランド/オーストラリア(4.448 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:24度 ■路面温度:43度

REPORT

プラクティスは苦戦、クアルタラロが17番手、モルビデリは22番手

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとF・モルビデリはフィリップアイランド・サーキットで初日の走行を開始したが、思うようにペースを上げることができず、プラクティス(PR)ではそれぞれ17番手と22番手に留まった。

午前中のフリープラクティス第1セッション(FP1)で18番手となったクアルタラロ。午後からのPRではすぐさまペースをつかみ最初のラップで2番手につけたが、その後、トップ10圏外まで後退した。次の45分間はセッティング・ワークに集中し、セッションの最後の10分間でタイムアタックを開始。各セクターで次々に自己ベストを更新して全27ラップ中26ラップ目で1分28秒937を記録したが、トップから0.994秒差の17番手に留まり、Q2進出を決めることはできなかった。

一方のモルビデリはFP1で19番手。午後からのPRでは決勝用セッティングでのペースアップを追求したが、思うような成果が得られず最後尾まで後退した。ソフト・タイヤを使用したタイムアタックでもペースが上がらないまま全21ラップ中20ラップ目の1分29秒908により22番手。トップからは1.965秒差だった。

PRACTICE RESULT

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談(プラクティス17番手/1分28秒937)

「コーナリングに苦戦しています。去年よりも厳しい状況です。トップから1秒も離されており、チームメイトも同様に苦しんでいます。今日は思った以上に厳しかったと言わざるを得ません。タイムでは去年よりコンマ5秒速くなっているのに、順位は17番手というわけですから、まさにクレイジーな状況です。先週のインドネシアではカーカスの硬いタイヤがうまく機能してくれましたが、今回も同じというわけにはいきません。決勝レースが土曜日に行われることになったので、1日早めて準備を整え、上位を目指していきます」

F・モルビデリ選手談(プラクティス22番手/1分29秒908)

「今日はかなり苦労し、上位陣のスピードについていくことができませんでした。とにかく明日に向けて改善を試み、全力を尽くし、その後の展開を見守るだけです。コーナースピードもトップスピードも不足しているので、その部分を中心に作業に取り組んでいます」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「今回のウイークは、思い通りのスタートとはなりませんでした。FP1で苦戦したあと、PRが非常にタフな戦いになることはわかっていました。PRの最初の走行ではミディアム・タイヤを使用し、タイムでは上位からかなり離されてしまいましたが、リアをソフト・コンパウンドに替えると大幅に更新することができました。ところが実際にタイムアタックが始まると、ライバルたちのほうがずっと大きく前進したため、大差でQ2進出のチャンスを逃すこととなりました。原因はわかっているのですが、明日の作業時間の短さを考えると修正は簡単ではありません。それでも全力でトライするだけです。日曜日に悪天候が予想されることからスケジュールが変更され、メイン・レースが土曜日に行われることとなりました。そのため、この土曜日はいつも以上にハードになりますし、FP2も非常に重要になってきます。セッティング変更に加えて、普段はスプリントのあとに行うタイヤ・チョイスも必要です」

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