MotoGP
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.16 10月22日 オーストラリア
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第16戦オーストラリアGP
■開催日:2023年10月20日(金)プラクテイス、21日(土)予選・スプリント、22日(日)決勝
■開催地:フィリップアイランド/オーストラリア(4.448 km)
CIRCUIT DATA
■開設:1956年
■コース長:4.448 km
■サーキットレコードラップ:1分28秒108(2013年:M・マルケス)
■サーキットベストラップ:1分27秒767(2022年:J・マルティン)
■2022年の優勝者:A・リンス(スズキ)
REPORT
Monster Energy Yamaha MotoGP、活躍を期しフィリップアイランドへ
トリプル・ヘッダーの2戦目となる第16戦オーストラリアGPが今週末、ビクトリア州に位置するフィリップアイランド・サーキットで開催される。前回インドネシアGPの表彰台など、このところ好調が続くMonster Energy Yamaha MotoGPチームは、今回も好成績の獲得を目指している。
F・クアルタラロはランキング10位をキープし、第13戦インドGPと第15戦インドネシアGPで3位獲得と勢いに乗る。ここフィリップアイランドでは2019年と2022年にMotoGPに出場したものの、いずれもリタイアに終わっており、今年はそのリベンジを狙っている。
チームメイトのF・モルビデリも1週間前のインドネシアGPで好調ぶりをアピールし、ハイペースを維持したままオーストラリアにやって来た。フィリップアイランドのコース・レイアウトがお気に入りで、2016年と2017年には、Moto2でそれぞれ2位と3位を獲得。MotoGPでは2018年の8位がベストリザルトとなっている。第15戦終了時点でランキングは12位。
フィリップアイランドで最初のモーターサイクル・レースが行われたのは1931年。1956年に恒久的なサーキットが建設されて継続的にグランプリ・イベントを開催していたが、1970年代終盤から1980年代序盤は使用が中断された。その後、大規模な改修を経て1989年と1990年に一旦、復帰。再び休止期間を挟み、1997年以降は毎年、MotoGPを開催している。海に隣接する絶好のロケーションに加え、全長4.4km、7つの左コーナーと5つの右コーナー、900mのロングストレートを持つ流れるようなコースはライダーの間で人気が高く、同様に大勢のファンからも愛されている。
COMMENT
Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手談
「先週のマンダリカ・サーキットでの表彰台は、とても良かったと思います。チームにとっても大きな励みになりました。でも今はもう、新しい1週間が始まっています。フィリップアイランドはタイヤをセーブしなければならないコースなので、表彰台は今まで以上に難しくなるでしょう。楽な戦いなどありませんが、とにかく全力でトライし、レースをひとつひとつこなしていくことが重要だと考えています。過去3戦中2戦で表彰台を獲得できたことを喜んでいいと思っていますし、この成功が将来に向けて私たち全員の大きな励みになります」
F・モルビデリ選手談
「電子制御システムの問題を除いて、先週のインドネシアGPは非常に順調でした。自分のスピードに満足できたので、今週も勢いを維持できるよう期待しています。今年のレースウイークのフォーマットでは金曜日が非常に重要です。とくにフィリップアイランドの天候は予測がつかないので、金曜日をスタートする時点でしっかり準備を整え、あらゆることに対応できるようにしておかなければなりません。でもこのコースは大好きです。今週もまたベストを尽くします!」
M・メレガリ談(チーム・ディレクター)
「前回のクアルタラロ選手の表彰台はとても素晴らしく、うれしい気持ちでいっぱいでした。彼は状況にかかわらず、常に100%の献身的な姿勢を示し続けていますが、あのときの3位獲得をきっかけに、成功を追い求める気持ちがより一層、高まっているはずです。モルビデリ選手もマンダリカではペースが良かったので、今週もその勢いを維持したいと思っています。しかしながらフィリップアイランドはマンダリカとは違うタイプのサーキットです。美しい場所なので、チームのみんなが毎年、楽しみにしていますが、昨年はあまりいいところがありませんでした。今年は金曜日の朝から、しっかり前進を目指していきます」