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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.15 8月13日 スイス

RACE DATA

■大会名称:2017年第15戦スイスGP
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2017年8月13日
■開催地:フラウエンフェルト・ガッハナング(1560m)

REPORT

トヌスが地元スイスにてMXGP初優勝

FIMモトクロス世界選手権に昨年復帰したスイス・グランプリのユニークなコースには多くのファンが集まった。地元であるWilvo Yamaha Official MXGPのアーヌー・トヌスが2018年仕様のYZ450Fを駆り、MXGPクラスで初の優勝を遂げた。

Monster Energy Yamaha Factory Racingのロマン・フェーブルはあと一歩でポディウムフィニッシュを逃して総合4位となり、チームメイトのジェレミー・ファン・フォルベークは苦しい滑り出しながら総合7位に入る。

第1ヒート、アーヌー・トヌスは、2018年仕様のYZ450Fを駆り、第2コーナーでM・アンスティ(ハスクバーナ)を抜きトップに立った。ファンが固唾を飲んで見守る中、2位以下とのギャップを拡げレース後半にはいる。昨年のスイスGPの、MX2クラスの優勝者、アンスティが猛攻。その激しい攻めをうまくかわして、トヌスは力走を続け、トップを堅持し、自身初となるMXGP優勝のチェッカーフラッグを受けた。

Monster Energy Yamaha Factory Racingのロマン・フェーブルは、フラウエンフェルトの予選レースで3位に入り週末を好発進。今朝のウォームアップ・セッションでも最速ラップタイムを記録する。第1ヒートでトップ5スタートを決めたフェーブルは、A・カイローリ(KTM)をすぐに抜き去り4位に上がる。さらに、追撃していたG・ポラン(ハスクバーナ)がエンジンストールにより後退する。ところが今度はフェーブルもエンジンをストールさせてしまう。これにより2つ順位を落とし5位でチェッカーフラッグを受けた。第2ヒートでもフェーブルとポランの両者は2位争いを再び展開した。バトルはもつれにもつれも、ポランがわずかに先にフィニッシュラインを通過。「最低でもポディウムフィニッシュ」と胸に期していたフェーブルは3位でこれに続いた。ちなみに、10月1日に英国のマッテリー・べジンで開催されるMonster Energy FIM Motocross of Nationsに参加する「チーム・フランス」としてフェーブルとポランは出場する。

ジェレミー・ファン・フォルベークは予選の第1コーナーで転倒を喫し、ハンドルバーで大腿骨を強打した。不利なスタート位置を最大限に活かすことをこころがけた。この週末のフィーリングは良くなかった今年37歳となったファン・フォルベークだが、わだちを走ることにかけてはこの世界で最高のテクニックの持ち主のひとり。その能力を発揮し、スターティンググリッド16番手から9位まで追い上げて奮闘し、総合成績では7位となった。

そして、第1ヒートを制して地元スイスのファンの絶大な期待を集めたアーヌー・トヌスは第2ヒート開始から数周したところでクラッシュ。鎖骨を骨折してメディカルユニットへと搬送された。

FIMモトクロス世界選手権は来週8月19、20日にスウェーデンのウッデバラで次戦を開催する。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

COMMENT

ロマン・フェーブル選手談(5位/3位:総合4位)

「この週末で一番良かったことはスタートについて良いセッティングが見つかったこと。ゲートからすごく速く飛び出すことができるようになった。今日は好スタートを決めたけど、第1レースではコーナーでバイクをストールさせ、タイムを大きくロスして2つ順位を落としてしまった。すごくがっかりしたけど、第2レースではレースを通して2位争いをして3位でフィニッシュ。バイクのフィーリングは良好なので、次のGPでもまた良い走りをしたい」

ジェレミー・ファン・フォルベーク選手談(8位/6位:総合7位)

「厳しい週末だったし、特に土曜日は最悪で、バイクの適切なセッティングが見つけられなかった。第1ヒートは厳しかった。スタートが悪くて8位でフィニッシュ。これは自分が望んでいた順位ではない。(6位で終わった)第2ヒートでは、僕らが正しい方向に向かっていることをすごくポジティブに感じた。第2レースは6位で終えた。走り方やスタート等、すべてが良い感じだった。週末をポジティブな成績で終わらせられたら良いと思う。8位と6位は求めたものではないけど、バイクのフィーリングは良いので次のレースには自信をもっている」

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