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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.14 8月6日 ベルギー

RACE DATA

■概要
■大会名称:2017年第14戦ベルギーGP
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2017年8月6日
■開催地:ロンメル

REPORT

ファン・フォルベークが第1ヒートで4位フィニッシュ

FIMモトクロス選手権第14戦ベルギーGPは、ロンメルにて開催された。Monster Energy Yamaha Factory Racingのロマン・フェーブルとジェレミー・ファン・フォルベークは、8位と9位でフィニッシュ。Wilvo Yamaha Official MXGPのアーヌー・トヌスは10位に入った。

ロンメルは、シーズンの中でも特に実力差を明白に結果に示す非常に困難なサンドコースとして知られ、ライダーとマシンの双方に厳しいレースとなった。第1ヒートでスタートのゲートが下りると、ヤマハの3選手はトップ10内を形成。フェーブルはヤマハ勢で最上位の5位につけ、他のヤマハ・ライダーたちを引っ張った。ファン・フォルベークは6位、トヌスは8位で続く。選手権が何度も開催されてきたお馴染みのコースであるロンメルでは、前半の展開だけではまだ勝者が決められないことを、ライダーたちは認識していた。そのためヤマハ勢3選手は最初の15分間をエネルギーのセーブに充てた。そんなレース展開で、フェーブルは、M・ナグル(ハスクバーナ)を軽々とかわして4位に浮上する。ファン・フォルベークもそれに続き、ナグルに急接近して抜きさり5位に上がった。フェーブルは最終ラップでフロントホイールを滑らせて8位まで後退してしまうが、逆にファン・フォルベークは順位を上げ4位でフィニッシュ。ロンメルに苦手意識をもつトヌスだったが、2018年仕様のYZ450Fで見事な走りを披露し、トップ10フィニッシュを果たす。

第2ヒートでは、第1コーナーでファン・フォルベークとフェーブルは集団に飲み込まれ、14位/17位前後となり、両ライダーにとって体力と精神力の限界を試された。地元ベルギーファンを前にファン・フォルベークは、YZ450FMのスロットル全開に、攻める姿勢を示す。前のライダーたちをかわして11位まで順位を上げるも、その後ミスが出て16位まで後退、そこから再び追い上げに終始することとなった。ライダーたちが過酷なコースに苦しむ中、フェーブルは荒れたサンドコースをものともせず7位でフィニッシュラインを通過。総合成績では8位となった。ヤマハライダーの中で最も良いスタートを見せたトヌスは、8位でフィニッシュ。総合成績で10位となった。

FIMモトクロス世界選手権、次戦は来週8月12、13日にスイスのフラウエンフェルト・ガッハナングで開催される。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

COMMENT

ロマン・フェーブル選手談(8位/7位:総合8位)

「レース中のスピードには満足できる部分もあったけど、第1ヒートの最終ラップでミスしたことや第2ヒートでの序盤のタイムロスなどには問題を感じている。7位まで挽回できたことは良かったけど、まだまだ自分の求めている結果にはほど遠い。」

ジェレミー・ファン・フォルベーク選手談(4位/13位:総合9位)

「第1ヒートの4位フィニッシュにエネルギーを使い過ぎた。第2ヒートはスタートが悪かったうえに、クラッシュをしてしまい、リズムがつかめなかった。怪我をした後レースペースを掴んでいくことは、簡単なことではない。ただし第1ヒートの4位という結果にはすごく満足しているし、ポジティブなことはたくさんあった。」

アーヌー・トヌス選手談(10位/8位:総合10位)

「大変な週末になった。新しいバイクを完璧なセッティングをするのは常に難しく、今日のようなすごく荒いコースではなおさらだった。ただしバイクのセッティングは進展があったことには喜んでいる。両ヒートを10位と8位で終えたことにはある程度満足しているけど、まだいくつかやるべきことがある。この週末にはポジティブなこともあったし、来週スイスで行うて初のホーム・グランプリに参加するのが待ち遠しい」

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