MotoGP
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.20 11月26日 バレンシア
RACE DATA
■大会名称:MotoGP 第20戦バレンシアGP
■開催日:2022年11月24日(金)フリー走行、25日(土)予選、26日(日)決勝
■開催地:バレンシア/スペイン(4.005km)
CIRCUIT DATA
■開設:1999年
■コース長:4.005km
■ベストレースラップ:1分29秒401(2016年:J・ロレンソ)
■オールタイムラップレコード:1分31秒042(2021年:F・バニャイア)
■2022年の優勝者:A・リンス(スズキ)
REPORT
Monster Energy Yamaha MotoGP、2023シーズン最終戦へ
Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとF・モルビデリは、2023シーズン最後の戦いとなる第20戦バレンシアGPに向けて準備を整え、リカルド・トルモ・サーキットに入った。
先週のカタールGPでハイペースを披露したクアルタラロは、今回も同様の活躍を目指しており、先ごろ張り替えたばかりの舗装路面が走りを後押ししてくれることを期待している。ランキング9位で迎える今大会で、同サーキットの自己ベストタイ、あるいはそれ以上を獲得してファンを喜ばせることが最大の目標。最高峰クラスでは2019年に2位を獲得している。
一方、今シーズン限りでチームを離れることとなっているモルビデリ。第19戦終了時点のランキングは13位で、Monster Energy Yamaha MotoGPのチームクルーとともに最終戦を好成績で飾ろうとモチベーションを高めている。ここバレンシアでは2016年と2017年にMoto2で3位、2020年にはMotoGPで優勝を果たしている。
バレンシアのリカルド・トルモ・サーキットは全長4.0km。1999年に建設され、その年にMotoGPカレンダーに追加されると、すぐさまMotoGPの常連開催地となり、2002年以降は毎年、シーズン最終戦がこの地で開かれている。「非常にチャレンジングなサーキット」と形容され、そのレイアウトは9つの左コーナー、5つの右コーナー、876mに及ぶロングストレートからなり、反時計回りで競われる。スタジアム・スタイルのグランドスタンドからはコースのあらゆるポイントが見渡せる。
COMMENT
Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手談
「カタールでは非常にいいペースで走ることができました。ここバレンシアでも同じような展開を期待しています。昨年も決して悪くはなかったので、今年もきっとうまくやれると思っています。ポジティブな考え方を保ってシーズンの最後まで好成績を目指していきます。新しい舗装路面は良い状態になっているようです。聞くところによるとグリップ・レベルが上がっているとのことなので、スプリントレース、メインレースともにいい戦いができると思います」
F・モルビデリ選手談
「カタールGPは残念ながら、期待したような展開にはなりませんでしたが、それはもう過去のこととして、今は今週のバレンシアGPに集中しなければなりません。今大会は私にとって、Monster Energy Yamaha MotoGPでの最後のレースになるので、いつもとは違う感情があります。長年にわたった私たちの戦いを最高の形で終え、チームのみんなと最後に素晴らしい思い出を作りたいと思います。それが目標です」
M・メレガリ談(チーム・ディレクター)
「2023シーズンを締めくくる準備が整いました。ヨーロッパ大陸を離れての連続7大会、しかもその間に2回のトリプル・ヘッダーが含まれており、終盤戦は非常にタフな戦いとなりました。それでもチームメンバーは依然として献身的に仕事に取り組んでいます。今週末のバレンシアGP、そしてその翌火曜日に予定されているバレンシア・テストでも、モチベーションを維持して最大限までプッシュしていきます。リカルド・トルモ・サーキットは路面が新たに舗装されたばかりなので、グリップ・レベルがどのように変化しているかが気になるところです。しかしどのような状況であろうと、9月初旬以来となるヨーロッパでのレースに全力で臨み、ファンの皆様に素晴らしいショーをお届けしなければなりません。また、今回はモルビデリ選手との最後の仕事になるので、思い出に残る最高のグランプリにしたいと思っています」