MotoGP
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.13 9月24日 インド
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第13戦インドGP
■開催日:2023年9月22日(金)プラクテイス結果
■開催地:グレーター・ノイダ/インド(5.010km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:33度 ■路面温度:37度
REPORT
クアルタラロが8番手でQ2に進出、モルビデリは14番手
Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとF・モルビデリは、ブッダ・インターナショナル・サーキットでプラクティス・セッションをスタート。クアルタラロは8番手を獲得して早々にQ2進出を決定したが、モルビデリは14番手に留まり、Q1から挽回を目指すこととなった。
午前中に行われたウイーク最初のフリープラクティス・セッション(FP1)では、ふたりにテクニカル・トラブルが発生して貴重な時間を消費。午後からのプラクティス(PR)で巻き返しを図り、クアルタラロは開始早々に4番手に浮上して素早い適応力を見せた。その後も午前中の後れを取り戻そうと積極的に周回を重ね、十分にリズムをつかんでからタイムアタックをスタート。思い通りのパーフェクト・ラップとはいかなかったものの、全29ラップ中24ラップ目で1分45秒291を記録してトップから0.509秒差の8番手を獲得した。
モルビデリも同様に、新しいサーキット攻略のため最大限の周回数を目指していった。暑さとグリップレベルの低さに慣れるまでに少し時間を要したものの、その後、大きく前進し、一時は3番手まで浮上していた。しかしセッション終盤で全体のペースが上がると徐々に後退。全27ラップ中26ラップ目に記録した1分45秒576はトップ10に届かず、トップから0.794秒差の14番手で初日を終了した。
PRACTICE RESULT
COMMENT
Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手談(プラクティス8番手/1分45秒291)
「ウイーク初日は絶好のスタートとはいきませんでした。午前中のセッションでは9ラップしかできなかったので、新しいコースを攻略するのは簡単ではありませんでした。コース自体は身体への負担はそれほど大きくありませんが、とにかく暑さ問題です。そのなかでも、午後のセッションで何とか後れを取り戻してQ2進出を決めることができたのは、とても良かったと思います。明日の予選では前の3列を狙っていきます」
F・モルビデリ選手談(プラクティス14番手/1分45秒576)
「非常に暑いです。でもそれ以外は、いい一日になったと思います。ユーズドタイヤで好タイムが出ていましたし、最初のタイムアタックも順調でした。しかし終盤は大勢のライバルがペースを上げてきたため、思い通りとはいきませんでした。私も少しずつ、一歩一歩、アタックのたびにタイムを短縮していきましたが、それではまだ十分ではありませんでした。今日はどうやら、単独走行の時間が長すぎたようです。スピードはあったのですが、他のマシンに引っ張ってもらうことができませんでした。トップ10に入るには、それが必要なのかもしれません」
M・メレガリ、チーム・ディレクター談
「インドGPをベストの状態でスタートすることはできませんでした。トランスミッションのトラブルがあり、午前中は多くの時間を無駄にしてしまったのです。午後までに完全に修復することができましたが、そこから追い上げていくために非常に多くの作業が必要になりました。クアルタラロ選手はうまくコースに慣れてQ2進出を決めることができました。モルビデリ選手も着実に前進し、タイムも良かったのですが、Q2にはまだ足りませんでした。私たちとしては、今日のデータをよく見ながら今夜も作業を進め、明日のFP2(フリープラクティス第2セッション)に向けてセッティングを進めます。走行時間を最大限に活用し、ふたりが自信を持って予選とスプリントに臨めるようにすることが目標です。コースの状態はセッションごとに良くなっていきます。グリップレベルが上がるにつれて、さらに調子が上がることを期待していますし、それは私たちの手にかかっています」