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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.08 6月25日 オランダ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第8戦オランダGP
■開催日:2023年6月23日(金)プラクテイス総合結果
■開催地:アッセン/オランダ(4.542km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:25度/25度 ■路面温度:34度/46度

REPORT

総合6番手でクアルタラロがQ2進出、モルビデリは16番手

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロはP1とP2の総合で6番手を獲得し、早々にQ2進出を決めた。チームメイトのF・モルビデリは16番手となりQ1に進んだ。

今大会のスタート前、クアルタラロはジョギング中のアクシデントで左足の親指を骨折した。しかしお気に入りのこのコースを重要なチャンスととらえているため、出場への意思が揺らぐことはなかった。そしてウイーク初日の最初のセッションから果敢に攻め、早々にトップ10を確保すると後半は3番手をキープ。終盤のタイムアタックではややポジションを下げたものの、全18ラップの最終ラップで1分32秒804のベスタタイムを記録し、トップから0.558秒差の5番手で終えた。

P1終了後のメディカルチェックでP2も出場可能と判断され、より一層、気力を増したクアルタラロ。序盤からペースを上げて暫定トップに立ち、Q2進出を目指してさらにプッシュしていった。終盤のタイムアタックにもすぐさま反応し、全26ラップの最終ラップで1分32秒341まで更新。トップとの差を0.278秒に縮めて総合6番手を獲得した。

一方のモルビデリはウイーク前に少し体調不良を感じていたが、金曜日の朝には回復して積極的に仕事に取り組んだ。多くの周回を重ねながら、ほとんどの時間帯で13番手から14番手をキープ。タイムアタックが始まると、17ラップ目には1分33秒222に更新して一時6番手に浮上した。しかしコースリミット越えによりキャンセルされ、14ラップ目に記録した1分33秒893により16番手となった。

P2ではセッティング向上のための作業に多くの時間を割き、終盤でその成果をテスト。そして全20ラップの19ラップ目で1分33秒106へ更新し、トップから1.043秒差の総合16番手を獲得している。

PRACTICE RESULT

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談(プラクティス総合6番手/1分32秒341)

「今日のプラクティスには満足しています。でも足がかなり痛くて、左コーナーでは左側が震えてしまいます。でもそれは仕方のないことなので、とにかく明日を素晴らしい日にできるよう頑張るだけです。午前中は痛み止めを打たなかったのですが、午後は非常に重要なセッションなので、痛み止めを打って走りうまくいきました。明日のスプリントはもう少し継続して走ることになりますが、それでも同様に良い状態を保てるよう願っています」

F・モルビデリ選手談(プラクティス総合16番手/1分33秒106)

「良いところもありましたが難しい状況もありました。このような金曜日に、ある種、慣れてきている気がします。私たちは金曜日に苦戦しますが、明日は良くなることを期待し、Q2に進みたいと思っています」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「クアルタラロ選手については順調にスタートすることができました。足の親指を骨折しながらも素晴らしい仕事をしてくれました。初めからペースとスピードがあり、早々にQ2進出を決められたことで、セッションをひとつ減らせるのは良かったと思います。つま先への負担を最小限に抑えることが重要だからです。モルビデリ選手はここ数日、風邪をひいていましたが、今朝には完全に回復して準備が整いました。しかし良いセッティングが見つからず苦労しています。今日のデータを分析し、ふたりが明日の予選とスプリントでできるだけ気持ちよく乗れるマシンを目指していきます」

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