MotoGP
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.08 6月25日 オランダ
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第8戦オランダGP
■開催日:2023年6月23日(金)プラクテイス、24日(土)予選・スプリント、25日(日)決勝
■開催地:アッセン/オランダ(4.542km)
CIRCUIT DATA
■開設:1955年
■コース長:4.542km
■ベストレースラップ:1分32秒500(2022年:A・エスパルガロ)
■オールタイムラップレコード:1分31秒504(2022年:F・バニャイア)
■2022年の優勝者:F・バニャイア(ドゥカティ)
REPORT
Monster Energy Yamaha MotoGP、アッセンに到着
Monster Energy Yamaha MotoGPはザクセンリンクから直接アッセンTTサーキットへ移動し、ヨーロッパでのトリプル・ヘッダー最終戦となる第8戦オランダGPに臨む。今大会はサマーブレイク前の重要な一戦となる。
モーターサイクルの'大聖堂'とも呼ばれるアッセンは、ライダーにもファンにも人気の高いサーキット。F・クアルタラロにとってもお気に入りのコースで、これまでに多くの好成績を残してきた。Moto3デビューイヤーの2015年に2位、2018年にはMoto2で同じく2位、さらにMotoGPでは2019年に3位を獲得し、新型コロナウイルス感染症による休止を挟んだ2021年には優勝を果たしている。今シーズンは第7戦終了時点でランキング8位となっており、夏休み前にランクアップを目指す。
チームメイトのF・モルビデリは2016年にMoto2で3位、翌2017年には同クラスで優勝を飾った。またMotoGPでは2019年の5位がベストリザルトとなっている。第7戦終了時点でランキング12位に留まっているが、今大会でポイントを加算し、良い状態でシーズン前半戦を終えることが目標となる。
アッセンTTサーキットは1955年のオランダGPのために特別に建設されたものだが、それ以前の1949年から毎年、世界選手権が開催されており、当時は公道コースが使用されていた。現行のコースは全長5.4km。素早い旋回や、ほどよく配置された高速コーナーと低速コーナー(左6、右12)がライダーたちに好まれている。とくにメインストレート手前のGeert Timmerシケインは、グランドスタンドの目の前で最高のショーが展開される場所だ。
COMMENT
Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手談
「前回のザクセンリンクではタイヤチョイスの賭けが報われませんでした。ポイント面ではあまり良い結果ではありませんでしたが、そこから多くを学べたことは価値あるものと思っています。昨年のアッセンはプラン通りに進められず苦労しましたが、依然として好きなコースのひとつであることに変わりはありません。いつものように好成績を目指してベストを尽くします」
F・モルビデリ選手談
「ザクセンリンクのレースが終わったあと、少しでも早く仕事を再開したいと思っていました。改善が必要なことはわかっていて、そのための最善の方法は前進し続けることだからです。決勝用セッティングでは素晴らしいペースで走れているので、修正が必要なのは金曜日のタイムアタックです。ひたすらハードワークに励み、夏休みまでにできるだけ前へ進まなければなりません」
M・メレガリ談(チーム・ディレクター)
「苦しいレースが2週間続きましたが、今回のアッセンは白紙の状態で臨みたいと思っています。夏休み前に、あともうひと押ししたいので、ライダーふたりがこのコースを気に入っているのはとても良いことです。天気予報では今のところ、暑くてほぼドライのコンディションになると言われています。そうなれば予定の走行時間をフル活用できるので、私たちにとっては理想的な状況です」