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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.07 6月18日 ドイツ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第7戦ドイツGP
■開催日:2023年6月17日(土)予選/スプリント結果
■開催地:ザクセンリンク/ドイツ(3.671km)
■コースコンディション:ドライ/ドライ
■気温:19度/22度 ■路面温度:26度/35度
■PP:F・バニャイア(1分21秒409/ドゥカティ)
■FL:J・マルティン(1分20秒886/ドゥカティ)

REPORT

QUALIFYING
クアルタラロとモルビデリは予選で12位と17位

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとF・モルビデリは、午前中に行われたQ1とQ2は路面コンディションの変化に翻弄された。この結果、それぞれ予選12番手と17番手を獲得。この結果、土曜日午後のスプリントと日曜日の決勝をグリッド4列目と6列目からスタートすることとなった。

フリープラクティスのあとドライラインが現れたため、クアルタラロはスリックタイヤを装着してQ2をスタート。序盤から果敢にプッシュして最初の走行で1分23秒921を記録し、中盤まで8番手をキープした。6分強を残してタイヤを履き替え、2度目の走行では前方2列を目指して再びアタック。これにより2ラップ連続で4番手につけ、さらに1分22秒421まで短縮した。しかし全体のペースが上がるなかで徐々にポジションを下げ、また最後のトライはイエローフラッグ提示中のため記録がキャンセルされて、最終的に12番手で終えている。

Q2に先立ち行われたQ1は、ところどころにウエット部分が残る難しいコンディション。モルビデリはフロントにミディアム、リアにソフトのレインタイヤを選択し、15分間のセッションをスタートした。序盤のアタックで一時、2番手につけたものの3ラップ後には4番手に後退。2回目の走行では0.172秒差を縮めて、もう一度2番手に浮上したが、まもなく4番手に下げてしまった。この時点で残り時間は約2分。ラストラップのアタックでは1分27秒908まで短縮しているが、終盤でスリックタイヤに履き替えたライバルたちが優勢となり、順位を上げることはできなかった。この結果、セッション7番手に留まったモルビデリはQ2に進むことができず、17番グリッドが決定した。

SPRINT
Monster Energy Yamaha MotoGPはスプリントで13位と15位

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとF・モルビデリは、ほとんどの時間帯で互いに並んで走る展開となり、最終的にはそれぞれ13位と15位でゴールした。

クアルタラロは12番グリッドからスタートし、直後の第1コーナーで押し出されて15番手まで後退してしまう。2ラップ目にはモルビデリをパスするもA・フェルナンデス(KTM)に先行され、4ラップ目からもう一度、挽回を目指した。

前方グループとは1秒以上の差が開いていたが、チームメイトを引き連れる格好で、ともに少しずつ詰めていく。12ラップ目にはM・ビニャーレス(アプリリア)の転倒があり13番手に浮上し、さらにF・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)に近づいていった。この時点であと3ラップ半が残っていたが、コース幅の狭いザクセンリンクでのオーバーテイクは難しく、そのまま13位でチェッカーを受けた。トップとの差は11.366秒だった。

一方のモルビデリは17番グリッドから好スタートを切り、オープニングラップで3つポジションアップ。その後フェルナンデス、クアルタラロとバトルになり16番手まで後退したが、5ラップ目にはフェルナンデスを抜き返してクアルタラロに追いつき、ともにチャレンジを続けた。

終盤になるとクアルタラロから徐々に離され、フェルナンデスとの一騎打ちに集中。しかし最後はポジションを守り切れず、トップから12.905秒差の15位でゴールした。

この結果、クアルタラロは合計54ポイントでランキング9位、モルビデリは合計46ポイントで12位となっている。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計100ポイントでチーム・ランキング6位、ヤマハは合計64ポイントでコンストラクターズ・ランキング5位。

QUALIFYING RESULT

SPRINT RESULT

COMMENT

QUALIFYING
Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談(予選12番手/1分22秒421)

「ザクセンリンクでグリッド4列目からスタートすることは、望んでいた結果ではありません。Q2セッションではマシンの良いフィーリングがつかめなかったので、ラップタイムを更新することができませんでした。このマシンには、ウエットとドライが交じり合ったコンディションは向かないようです。このコースはオーバーテイクがとても難しいので、スプリントでは好スタートが必要ですし、最初の数ラップが鍵を握ることになります。いつものようにベストを尽くします」

F・モルビデリ選手談(予選14番手/1分27秒908)

「ウエット・コンディションでは良い感触を得ることができました。スピードも出ていて、フリープラクティスはとても順調だったのです。でもそのあとコンディションが急激に変わってしまったので、予選では状況判断にあらゆる手を尽くさなければなりませんでした。結局、良い結果は得られなかったわけですが、スプリントではここからポジションアップを目指してベストを尽くします」

SPRINT
Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談(13位)

「スタート直後にエスパルガロ選手が横切り、続いてバスティアニーニ選手がこちらへ向かってきたのでアクセルを戻すしかありませんでした。初めから状況は厳しく、ペースもあまり上がりませんでした。前を走っていた数台の集団に追いつくことはできましたが、それ以上は何もできないまま終わってしまいました」

F・モルビデリ選手談(15位)

「悪くはありませんでした。好スタートを決めてポジションを上げ、クアルタラロ選手と'ヤマハ・カップ'を競り合うことができました。彼には結局、抜かれてしまいましたが、いずれにしてもバトルやレースができることは良いことです。それが今後の改善とモチベーション維持につながるからです」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「予選中のコンディション変化が大きく影響し、望んでいたグリッド位置から遠く離れてしまいました。そのためスプリントはより一層、難しい展開になりました。さらに悪いことに、クアルタラロ選手は第1コーナーで接触を避けるためペースを落とさなければなりませんでした。このことでおそらく、前方グループのバトルに加わるチャンスを失ってしまったのでしょう。モルビデリ選手にとっても楽な戦いではありませんでした。クアルタラロ選手と同じペースで15ラップ以上一緒に走っていましたが、それに満足することはできません。今日は結局、何もいいところがありませんでした。このあとデータをくまなく調査し、明日の決勝に向けてさらにセッティング向上を目指していきます」

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