MotoGP
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.07 6月18日 ドイツ
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第7戦ドイツGP
■開催日:2023年6月16日(金)プラクテイス、17日(土)予選・スプリント、18日(日)決勝
■開催地:ザクセンリンク/ドイツ(3.671km)
CIRCUIT DATA
■開設:1996年
■コース長:3.671km
■ベストレースラップ:1分21秒228(2019年:M・マルケス)
■オールタイムラップレコード:1分19秒765(2022年:F・バニャイア)
■2022年の優勝者:F・クアルタラロ(ヤマハ)
REPORT
Monster Energy Yamaha MotoGP、第7戦ドイツGPへ
Monster Energy Yamaha MotoGPはイタリアからドイツへ移動し、ザクセンリンクで開催される第7戦ドイツGPに臨む。
F・クアルタラロは第6戦イタリアGPを終えた時点でランキング8位。前回は苦戦を強いられただけに、今回は何としても好成績をつかみたいところ。ここザクセンリンクでは2021年に3位、2022年は優勝を果たしており、コース攻略法も熟知している。
チームメイトのF・モルビデリは前回のホームGPでランキング12位に浮上し、さらなるポジションアップに意欲を燃やしている。ザクセンリンクでは2017年にMoto2で表彰台を獲得。今年はこのときの経験を活かして貴重なポイント獲得を目指す。
ドイツ東部にあるザクセン州ケムニッツは、車やモーターサイクルのレースが好きなことで知られている。この地域では1920年代以降、クローズド・サーキットでレースが行われていたが、1996年に安全性を考慮してザクセンリンクを建設。2年後にはMotoGPが初開催された。幅12メートルのコースに多くのタイトコーナー(左10、右3)が設けられ、MotoGPコースのなかでも最も低速なコースのひとつとされている。
COMMENT
Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手談
「先週のムジェロはタフな戦いでしたが、ミスから多くを学びました。ザクセンリンクでは昨年、優勝したのですが、このコースと言えば、何よりもその幅の狭さが特徴です。その分、オーバーテイクが難しくなるので、ウイーク初日からいい仕事をしなければなりません。そしてグリッド順位をできるだけ上げてトップに近づいていきたいと思っています」
F・モルビデリ選手談
「イタリアGPは期待通りにはいきませんでしたが、今はもう、そのことは忘れたほうがいいでしょう。前進への最善策は、ポジティブな気持ちを持ち続け、チームと連携して仕事に取り組むことです。今回も楽な戦いにはならないと思いますが、より深く掘り下げ、しっかり磨き上げて正しい方向へ進んでいきたいと思っています」
M・メレガリ談(チーム・ディレクター)
イタリアからドイツへ来て、その次はまたオランダへ移動します。私たちチームには課題があるので、このような連戦をとてもいいチャンスととらえています。毎週のレースは厳しいこともありますが、ムジェロのあとなら良い面もあるのです。先週のことは、もう過去のものにしたいと思っています。ザクセンリンクはかなりユニークなコースです。その特徴はヤマハのマシンに合っているはずなので、また好調の波に乗っていきたいと思っています」