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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.07 6月18日 ドイツ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第7戦ドイツGP
■開催日:2023年6月16日(金)プラクテイス総合結果
■開催地:ザクセンリンク/ドイツ(3.671km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:18度/16度 ■路面温度:27度/21度

REPORT

クアルタラロが6番手でQ2進出、モルビデりは17番手

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロはウイーク初日に好調な走りを見せ、P1とP2の総合順位で6番手につけてQ2進出を決定。チームメイトのF・モルビデリは午後からのP2で大幅にタイムを更新したが、総合17位に留まりQ1へ進むこととなった。

クアルタラロはP1の序盤で着実な前進を見せた。まもなく雨が降り出してその勢いを止められてしまったが、残り10分の時点で7番手につけており、何としてもトップ10を維持しようと最後の走行に臨んだ。そして14ラップ目には1分21秒054へ更新。さらにプッシュを強めていくなかで3ラップ後の第1コーナーで転倒したが、トップから0.352秒差の6番手をキープしてセッションを終えた。

60分間と長い午後からのP2では、初めにライバルたちの走りを観察しながら路面状況を確認したあと仕事に取り掛かった。トップ10キープを目標にセッティングを調整し、全26ラップ中22ラップ目で1分20秒623へと更新。この結果、P1と同じ0.352秒差で6番手を獲得している。

一方のモルビデリはP1の45分間をフル活用しようと意気込んでいたが、雨に邪魔されてしまう。終盤で挽回を試みるも、アタック中の第11コーナーで転倒。そのため全15ラップ中6ラップ目に記録した1分22秒076がベストタイムとなり18番手に留まった。トップとの差は1.374秒だった。

P2は途中から陽が差し路面コンディションも向上したが、黄旗と赤旗が多く出されてラップタイム短縮は難しい状況。モルビデリはそのなかでも懸命にアタックを試み、全25ラップ中24ラップ目に1分21秒122へと更新した。これによりトップとの差を0.851秒まで縮めてセッション16番手。P1との総合では17番手となった。

PRACTICE RESULT

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談(プラクティス総合6番手/1分20秒623)

「とてもハッピーです。依然としてトップからは離されていますが、直接Q2へ進出できたことをうれしく思います。明日はさらに何かをつかみ、少しでも前のポジション...できれば1列目か2列目を狙っていきたいと思っています。簡単なことではありませんが、もしそれを達成できれば、日曜日も必ずいい仕事ができると確信しています」

F・モルビデリ選手談(プラクティス総合17番手/1分21秒122)

「かなり複雑な一日でした。午前中のセッションで転倒してしまったことで、作業プログラムを予定通りに進められなかったことは確かです。最後は決勝用セッティングでのペースアップに取り組み、それは非常にうまくいっていました。そして希望を持ってアタックを試みたのですが、思うようなグリップが得られず、ブレーキも期待通りとはいきませんでした。おもにブレーキングでタイムをロスしてしまい、結局Q2進出はかないませんでした。それでもトップ10まで0.3秒とかなり近づいています。今日はQ2に入れませんでしたが、明日またトライします」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「ウイーク初日は厳しい展開になってしまいました。天候変化はいつも難しいチャレンジとなりますが、このコースはとくに、右コーナーが3つしかないという点でより一層、大変なのです。タイヤの右側がすぐに冷えてしまうため、クアルタラロ選手とモルビデリ選手もP1で転倒しましたが、ふたりとも怪我がなかったことは幸いでした。全体的にはクアルタラロ選手はうまくウイークをスタートし、Q2進出の目標を達成することができました。その一方でモルビデリ選手は転倒により前進を阻まれてしまいました。決勝用タイヤでのペースは非常に良かったのですが、タイムアタックをうまく進められなかったことが残念です。明日も天気はあまり良くないようですが、予選中にどんなコンディションになっても対応できるよう備えていきます」

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