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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.04 4月30日 スペイン

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第4戦スペインGP
■開催日:2022年4月29日(土)予選/スプリント結果
■開催地:ヘレス/スペイン(4.423km)
■コースコンディション:ドライ/ドライ
■気温:22/30度 ■路面温度:28/50度
■PP:A・エスパルガロ(1分37秒216/アプリリア)
■FL:D・ペドロサ(1分37秒927/KTM)

REPORT

QUALIFYING

モルビデリが総合14番手・5列目、クアルタラロは16番手・6列目

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・モルビデリとF・クアルタラロは、予選でそれぞれ14番手と16番手を獲得。午後からのスプリントおよび翌日のメイン・レースを同グリッド・ポジションからスタートすることとなった。

モルビデリはフリープラクティスで改善があり、Q1でも好調。1回目の走行で4番手につけたあとピットに戻り、前後タイヤを新品に履き替えてアタックを継続した。コースに復帰した時点でチャンスはあと3ラップ。全8ラップ中6ラップ目にトップに0.3秒差と迫る1分36秒793に更新し、4番手でセッションを終了した。この結果、14番グリッドはとなっている。

一方のクアルタラロはセッション開始早々にトップに浮上。しかし長くは続かず、全体のペースが上がると、より一層のプッシュを強いられた。3ラップ目には1分37秒116を記録して2番手としたものの、2回目の走行ではペースがさらに上昇。すぐさま状況に対応したクアルタラロは全8ラップ中6ラップ目には1分37秒072に短縮したが、6番手に留まり、16番グリッドが決定した。トップとの差は0.579秒だった。

SPRINT

波瀾のスプリントでクアルタラロが12位獲得

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロは、16番グリッドから絶好のスタートを切って一気に8番手まで浮上したが、そのラップでアクシデントがあり赤旗中断。そのためもう一度、16番手からスタートすることとなり、好スタートを再現できずに12位に終わった。チームメイトのF・モルビデリもまた好スタートを切っていたが、オープニングラップに発生したマルチクラッシュの1台となり転倒。2度目のスタートでは同様のペースを維持できず16位となっている。

見事なスタートから8番手まで上がっていたクアルタラロは、そのあと後方で発生するアクシデントを避けることができた。しかし安全性を考慮してすぐさま赤旗が提示されたため、もう一度、初めからやり直さなければならなくなってしまった。

再スタートでは1度目のような好スタートとはならず、1ラップ目を終えた時点で14番手。そのあと前方2台の転倒により12番手に上がり、そのまま順位を守ってチェッカーを受けた。トップとの差は7.467秒だった。

一方のモルビデリは、最初のスタートで14番手から12番手として第1コーナーへ。しかし続く第2コーナーでアクシデントが発生する。大勢が一気に飛び込もうとするなか、イン側のラインをとっていたモルビデリは行き場を失いA・マルケス(ドゥカティ)と接触。これをきっかけに4台のマルチクラッシュへと発展した。マシンから投げ出されて路面を滑る間に他のマシンと軽い接触があったが、大きな怪我はなく、2度目のスタートに参加することができた。

しかしマシンを修復する時間はなかったためセカンド・バイクで出走。1度目と同様のスタートとはならず、オープニングラップで16番手に後退。それでも最後まで懸命に走り切り、トップから15.849秒離されてゴールしている。

この結果、クアルタラロは合計34ポイントでランキング9位、モルビデリは合計29ポイントで12位。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計63ポイントでチーム・ランキング6位、ヤマハは合計43ポイントでコンストラクターズ・ランキング5位を守っている。

QUALIFYING RESULT

SPRINT RESULT

COMMENT

QUALIFYING

Monster Energy Yamaha MotoGP

F・モルビデリ選手談(予選14番手/1分36秒793)

「残念ながらQ2に進むことができませんでした。差はほんのわずかですが、新品タイヤ装着時にライバルたちと同等のポテンシャルを発揮できません。全力で頑張りましたが、結局Q2には進めませんでした。このスタート・ポジションからの挽回がうまくいくかどうかは、そのときの状況によって変わってくるでしょう。重要なのは、ニュー・タイヤでのポテンシャルアップを追求し続けることです」

F・クアルタラロ選手談(予選16番手/1分37秒072)

「今回もまた、予選セッションは厳しい展開になりました。ここは私にとって特別なこのコースですし、午前中は気温も低かったので、正直なところ、もっといい走りができると考えていたのです。しかしながらQ2に進むことはできませんでした。当然、この結果に満足することはできませんが、今はスプリントでいい走りをすることに集中し、明日に向けてのポテンシャル確認にも取り組みます」

SPRINT

Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談(12位)

「混乱続きの一日でした。まず、予選はなぜか速く走ることができませんでした。フリープラクティスでオールド・タイヤを履いたときも、ニュー・タイヤのタイムより0.3秒遅いだけだったのです。とても不思議です。16番グリッドからのスタートとなれば、表彰台を期待することは不可能でしょう。絶好のスタートを決めたとしても、他のライダーの後ろについた途端に、より一層、難しくなってしまうのです。でもとにかく、明日も頑張ります」

F・モルビデリ選手談(16位)

「スプリントは非常に難しい展開でした。最初のスタートでは、直後の第2コーナーで転倒してしまいました。コースの真ん中に投げ出されてしまっていたので、重大なことが起こらなかったことは幸いでした。私を反射的に避けてくれた中上貴晶選手にとても感謝しています。実際はわずかに当たったのですが、もっと大変なことになっていたとしても不思議はありませんでした。そのあと再スタートとなったわけですが、リアタイヤには明日の決勝で使おうと思っていたものを履き、フロントには残っていたソフト・コンパウンドを装着しました。当然、今日のコンディションには合いませんでしたが、明日に向けてのデータ収集にはなりました」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「最初のスタート直後、オープニングラップで起きた混乱は非常に残念でした。我がチームのふたりは、ともに好スタートを切って良い位置につけていたのです。しかし第2コーナーで大勢が集中し、モルビデリ選手は行き場を失ってしまいました。そしてアレックス・マルケス選手と接触し、そこから4台がクラッシュしてレッド・フラッグが出されました。幸い、誰も怪我はありませんでした。再スタートはクアルタラロ選手もモルビデリ選手も1度目と同様というわけにはいかず、順位を下げてしまいました。すべてにおいて難しい一日となりました。今日のデータを活かして、明日のメイン・レースに向けて最大限に良いマシンを用意したいと思っています」

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