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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.04 4月30日 スペイン

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第4戦スペインGP
■開催日:2023年4月28日(金)プラクテイス総合結果
■開催地:ヘレス/スペイン(4.423km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:27度/33度 ■路面温度:22度/49度

REPORT

クアルタラロとモルビデリは、初日総合16・17番手

第4戦スペインGPのウイーク初日、Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとF・モルビデリはP1とP2の総合でそれぞれ16番手と17番手に留まった。このため2日目に行われる予選セッションではQ1に出場する。

クアルタラロはP1開始から10分足らずで暫定トップに浮上したが、その後タイムアタックは行わず、ここへレス・サーキットの暑さのなかでタイヤの消耗を確認するためフロントにソフト、リアにミディアムのタイヤ・コンビネーションで走行。その結果、全20ラップ中6ラップ目に記録した1分38秒073がベストタイムとなり、トップから1.303秒差の18番手で終えた。

P2でも開始早々に暫定トップに立ったあと、2番手に後退。午後になって暑さと風がますます強まっていたが、1時間のロング・セッションのなかで何とかタイムを更新しようと限界までプッシュしていった。そして全28ラップを走り切り、その25ラップ目に1分37秒505を記録。これでトップとの差を0.797秒まで短縮したものの、順位を十分に上げることはできず、P2で15番手、P1との総合では16番手に留まった。

一方、P1で新型エキゾーストのデータ収集に取り組んだモルビデリは、6ラップ走行後にピットに戻り最初の印象を報告。この時点で1分38秒735の13番手につけ、2度目の走行でさらに短縮したものの、順位を上げることはできなかった。最後の10分間で3度目の走行に臨んだモルビデリは全16ラップ中14ラップ目に1分38秒106へ更新して一時、9番手まで浮上。しかし最終的に20番手へ後退し、トップからは1.336秒差をつけられた。

P2では課題克服を目指してハード・プッシュ。この日2度目となるタイムアタックでは1分37秒700秒まで更新して11番手に浮上した。しかしセッション終盤で全体のペースが上がると16番手に後退。この結果、P1との総合順位では17番手に留まったものの、トップとの差は0.992秒まで縮まっている。

PRACTICE RESULT

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談(プラクティス総合16番手/1分37秒505)

「たくさんの問題がありました。並の成績さえ出せなかった原因を突き止めなければなりません。何とか明日までに解決し、予選セッションのなかで好タイムを狙っていきたいと思っています。午前中のP1ではフロントのソフト・コンパウンドのフィーリングが良くなかったのですが、それを除けば全体的な感触は悪くありませんでした。P2ではフロントをミディアムで固定して、すべてのオプションを試しました。決勝用としては良さそうなものがありましたが、結果に結びつけることはできませんでした。明日はこの状況を転換するべくベストを尽くします」

F・モルビデリ選手談(プラクティス総合17番手/1分37秒700)

「午前と午後の間で大きく前進することができました。チームの努力によってフィーリングが改善されたおかげです。小さな問題になっているのがニュー・タイヤで、気温が上がると、ますます難しくなってしまいます。厳しい状況ではありますが、ポジティブでいたいと思っています。チームが作ってくれた成果からエネルギーをもらって午後はハイペースを発揮することできたので、そのことに集中しています」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「今日は戦略がうまくいきませんでした。午前中はタイムアタックをしないことにしていたのです。スプリント用のタイヤ・オプションを決めるため、同じコース・コンディションのなかでニュー・ソフトとニュー・ミディアムを比較したいと考えたからです。午後のセッションではタイヤの比較を終えたあと、タイム・アタックを行いましたが、午前中に比べてコンディションが悪いなかでもライバルたちはタイムを更新できていました。私たちとしては明日までにその原因を追求しなければなりません。ペース自体は悪くないので、あとはフリープラクティスでタイムを短縮できるように改善を目指していきます」

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